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バックナンバー 2009年 6月

日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故に関するフォーラム

 

 本日、市民ホールで行われた、日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故に関するフォーラムに参加させていただきました。遺族会である8・12連絡会の美谷島邦子事務局長を迎えて、藤岡青年会議所の皆さんの主催で行われ、多くの参加者がいらっしゃいました。

 

 美谷島さんの講演を伺い、改めて亡くなった520名の方々にはそれぞれ520通りの人生があり、家族にとってかけがえの無い人であったこと、そして事故で家族を失った悲しみは、24年たっても少しも薄れるものではないことに涙しました。そして「罪を憎んで人を憎まず」との思いで、事故を忘れないことが再発防止につながると、語り続けてきたその崇高な心に感動しました。藤岡市民が事故当時支えてくれたこと、そして今も事故を語り継ぎたいという思いを支えてくれることへの感謝の思いを語ってくださいましたが、それだけに藤岡には未来に向かって大切な役目があるのだとの思いを強くしました。

防災対策と総合学習センターの整備について一般質問を行いました

 

 本日、本会議が開かれ一般質問が行われました。私の質問は2番目で、午前11時前から質問させていただきました。
 

1.災害対策について
 
(1)風水害対策について

 

 一昨年9月の台風9号の被害は、記憶に新しいものがあります。藤岡市も大きな被害を受けましたが、台風の上陸が増加し、時期も早まってきていることの原因として、地球温暖化による気候変動の影響が指摘されています。現在様々な対策が取られ始めており、ポスト京都の議論も行われていますが、国立環境研究所などの研究によると、相当の温暖化対策をしてもなお、かなりの被害が予想されるということで、気候変動による風水害などは当面避けられない現実があります。そこで、藤岡市としての風水害対策の方針についてと、7月に予定されている市独自の防災訓練について聞きました。

 

 市の答弁は、防災対策については警察・消防・県との連携・協力による防災活動を行うこと、そして区長との連絡を密にいって情報収集し、危険が予想される場合には早めの決断ができるよう警戒態勢を整える、とのことです。

 

 防災訓練は(1)職員の伝達・登庁訓練。大規模地震発生の想定で、職員は徒歩・自転車で登庁し、周辺の状況を確認、報告する。(2)風水害訓練。台風接近を想定し、情報伝達、水防工法、避難所開設・避難訓練を行う。避難訓練は市内3地区の住民の協力で、実際に避難場所へ避難していただく。(3)震災訓練。直下型地震を想定して、情報伝達・避難・給水・救助救出・消火訓練などを予定。

 

(2)被災者支援システムの導入について

 

 阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた兵庫県西宮市。その情報システム担当職員が、山積した災害応急業務に対応するためのコンピュータソフト「被災者支援システム」を開発しました。これは国に高く評価され、プログラムライブラリに登録され、自治体が無償で利用できるようにするとともに、そのプログラムCD-ROMを全国の自治体に配布しました。藤岡市にも届いていますが、活用されていません。このシステムは被災者支援システムを中核に、避難所関連・緊急物資管理・仮設住宅管理・犠牲者遺族管理の各システムからなっており、相互に連動して被災者の情報を管理し、効果的な支援を行うことができます。このシステムを導入していない現状で大規模災害に見舞われてしまったら、これらの業務は手作業で行われることとなり、迅速な被災者支援ができません。このシステムを導入する考えがあるか聞きました。

 

 市の答弁は、有効なシステムと考えるが、藤岡市では電算事務ができず外注になる、住民情報・固定資産データの取り込みなどで全庁的な検討が必要になるため、関係部署と検討します、とのことでした。市民を守るために、早急な検討が必要と思います。

 

2.総合学習センターの整備について

 

 (1)設置の目的について

 

  総合学習センター敷地は、公園の少ない藤岡市において、特に市街地にとって貴重なオープンスペースになります。そこでこの施設の設置の目的・広場ゾーンを設ける目的を聞きました。

 

  市の答弁は、生涯学習に対する需要がますます増加することが予想される中にあって、藤岡公民館の利用率が非常に高い状況が続いている。生涯学習や市民活動の拠点施設として設置する。広場については災害時の仮設住宅建設、周辺域の雨水対策を図るとともに、市民の交流を図る場として設置するとのことでした。

 

(2)歩行練習コースの設置について

 

  少子高齢化社会をふまえ、広場ゾーンの一部に歩行練習コースの設置を提案しました。歩行障害や足腰の弱った方は、市街地では安全に歩行練習ができにくいため、気軽に、自由に練習できる場が市街地に必要であり、介護予防の効果も期待できます。お年寄りが使用していないときには、小さな子どもの遊び場にもなります。

 

  市の答弁は、施設内に延長1kmのウォーキングコースを作るので、このコースで歩行練習をしてほしいとのことでした。

 

 

 今回の定例市議会で、当選以来連続9回目の一般質問となりました。これからも市民の皆様の声を市政に反映させるために、またより良い藤岡市を作っていくために全力で取り組んでまいります。

 

*上記は私的編集による要約です。詳細についてはくぼたまでお問い合わせいただくか、後日藤岡市のホームページに掲載される議事録をご確認下さい。

 

日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故に関するパネル展

 

 藤岡市役所のロビーで、24年前の日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故に関するパネル展が15日から26日まで行われています。

 1985年8月12日、羽田発大阪行きJAL123便が上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗員・乗客合わせて520名の尊い命が失われました。藤岡市は救難活動とその後の犠牲者の遺体収容・身元確認の拠点として、関係機関だけでなくボランティアとして多くの市民が、ご遺族の対応等に力を尽くされました。藤岡市は、事故現場の上野村とともに、この事故と遺族の悲しみを語り継いでいく役目があると思います。先日もエールフランス機の墜落のニュースが報道されましが、エアバスは墜落しない飛行機だと豪語していたそうです。売り込みのためのキャッチコピーでしょうが、その裏に技術への過信と、大自然に対する謙虚さを失った人間の傲慢さが透けて見えるように思います。藤岡市民の一人として、機会あるごとに発信していきたいと思います。

 

 6月27日(土)14:00より、藤岡市民ホールで、事故に関するフォーラムが藤岡青年会議所の主催で開催されます。この事故で当時9歳の息子さんを亡くされ、「8・12連絡会」事務局長として遺族のために尽力されてきた美谷島邦子さんを迎えての講演会、スライド上映、対談などが予定されています。入場は無料です。

平成21年藤岡市議会第5回定例会

 

 本日市議会本会議が開かれ、23日(火)までの13日間の6月定例議会が始まりました。今日の審議では補正予算が審議されましたが、これは国の21年度1次補正予算による地域活性化・経済危機対策臨時国庫交付金が藤岡市に3億7千万円余り配分されることに伴うものです。藤岡市ではこれを市民の要望が最も高い生活道路の整備を中心に、温暖化対策として住宅用太陽光発電システム設置補助の枠の拡大、老朽化した庁用自動車のエコカーなどへの買い替え、市有施設の空調設備の更新などに使う事となりました。

 

 今回の一般質問は18日(木)・19日(金)の2日間行われ、9名の方が通告されていますが、私は18日の午前11時頃の登壇になるかと思います。今回の私の質問は

 

1.防災対策について

 (1)風水害対策について
  一昨年の台風9号の被害は忘れられませんが、地球温暖化の進行によって今後も風水害のリスクは高まるばかりです。今後の市の対策を質し、合わせて7月に予定されている防災訓練について質問します。
 

 (2)被災者支援システムの導入について
  阪神大震災から14年が経過しましたが、その後も各地で地震が頻発しています。阪神大震災の最中、兵庫県西宮市の情報システム担当職員が被災者支援業務のためにコンピュータソフトを開発しました。これが高い評価を受け、国がそのプログラムCD−ROMを全国の自治体に配布したのですが、藤岡市ではそれが活用されていませんでした。これは無料で使うことができ、準備しておけば災害時の被災者支援業務に役立ちます。藤岡市でもこのシステムの導入を提案します。
 

2.総合学習センターの整備について
  来年度オープン予定の総合学習センターには広場ゾーンが  整備されることになっていますが、これは市街地にとって貴重 なオープンスペースになります。ここに高齢者が気軽にきて、歩行練習ができるコースの設置を提案します。 

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藤岡市 窪田行隆
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