
熊本県と鹿児島県で4都市5件の事業を視察
ご報告が遅くなりましたが、7月9・10・11日に熊本県と鹿児島県に、会派合同で行政視察に行かせていただきました。梅雨明け直後の九州の強烈な日差しに照らされながら、充実した視察となりました。
熊本市では総合保健福祉センターを視察しました。これは今年の4月にオープンしたばかりの施設で、PFIを活用して整備されたものです。ここでのPFIの手法は、いわば20年ローンで建てて、建物清掃などの維持管理を民間に任せているといった感じでしたが、この施設のよさは、複数の部署の業務を、ひとつの建物内で行うことによって、部署間の連携が取りやすいということです。たとえば子ども総合相談室と、子ども発達支援センターは同じ2階フロアーにあり、自然に連携が取れる関係にあります。週一回連絡会議も行っているそうですが、日常的に顔を合わせるというのは良いことだと思います。
また、市内に5箇所ある保健福祉センターのひとつである中央保健福祉センターが3階にあります。ここは健康、福祉の窓口が集約されており、職員もワンフロアの事務スペースで業務を行っているので、連携はスムーズに行われている様子でした。藤岡市ではこんな立派な建物を建てることはできませんが、複合施設のよさを認識できました。藤岡でも、藤高跡地に整備する、総合学習センターには言語教室も置かれることになっていますが、将来的に福祉関連施設にも利用の幅を広げることを考えていければと思いました。
熊本県宇城市では、MRI脳検診事業と、国際理解教育特区について研修しました。MRI脳検診は60歳以上の希望者に、無料で実施するもので、3年間の事業です。しかし、希望者を捌ききれず、4年目の今年度に一部残りの分を実施しています。この事業については全額公費負担で行われ、市民は無料で検診を受けられました。今年度からは、50歳から60歳までの希望者に、一部自己負担でMRIとMRA検診を行っています。予算は当初の3年間の事業が1億2700万円、今年度の事業が3400万円もかかることから、どこでもできる事業というわけではありませんが、脳腫瘍や脳梗塞などを早期に発見できることから、研究が必要と思われます。
国際理解教育特区は、小中学校での英会話、中国語会話教育が中心ですが、郷土教育とコミュニケーション指導も同時に行われており、国際人教育としてバランスがとれたカリキュラムになっていました。手段は色々あるかと思いますが、子どもたちに市民として郷土への誇りと、自信を持たせることが大切であると思いました。
熊本県宇土市では、児童センターを視察しました。児童館とつどいの広場を併設した施設ですが、児童館のイベントのほかに、リトミックや英会話のサークル活動を、講師を呼んでの教室として行っており、子どもたちに大変な人気になっているということでした。
鹿児島県指宿市ではPFIによる道の駅を視察しました。PFIというと何十億円もの大型公共事業というのが常識でしたが、この施設のPFI事業である地域交流施設の総事業費は4億円です。また事業の推進に当たった専従職員は1人というコンパクトさであり、それでいて従来の公共事業方式で行うより、事業期間の15年で1億円以上、37%もの経費の削減ができるというのですから、これは見習わない手は無いと思います。
今回の視察で学んだことを、今後の議員活動にしっかりと活かしていきたいと思います。
