今日は長年にわたり、ノラ猫の去勢や避妊手術をボランティアで行ってきた「猫を守る会」方たちと一緒に、高畑市長に現状を聞いていただきました。
会長の髙畑さんは、活動を始めて25年になるといいます。平成11年には、当時の武藤上福岡市長に要望書を提出して、「犬猫を捨てない」看板の作成が行われました。
私も市議会議員になった平成15年から、この問題に取り組んできました。当初は、猫を守る会のみなさんで会費を出し合って猫の去勢・避妊手術を行っていましたが、会員の方々も高齢となり手術費用の捻出も厳しい状況となってきています。そろそろ手術費用の助成も実施して頂きたいところです。

口コミで、捕獲器を持っている板垣さんに連絡が入り、その猫の状況に合わせて捕獲し、協力をしていただいている動物病院で、これまでも何百という手術を行ってきています。手術後も責任をもって猫を飼っていただくように指導もされています。
無責任に、かわいい・可哀そうといって餌をあげてしまえば、どんどん繁殖してしまいます。猫は年3回、1度に4~5匹生まれるとのこと、放置をしておくと恐ろしいことになります。
私が議員になったころは、上野台団地の建て替えの時期で、至る所で捨てられた猫が増えていました。現在は、環境課への捨て猫の情報も無くなってきているとのことでした。会の方たちの努力のお陰で衛生環境も守られてきていると思っています。

反面、猫の糞尿で困っている方の相談も受けています。なかには健康を害してしまう方もいらっしゃいます。「可哀そうな猫に餌をあげて何が悪い!」と近隣トラブルにもつながります。悩みは深刻です。双方にとってどのように飼うのが一番いいのか、ガイドラインが必要だと思っています。モラルも必要ですね。

埼玉県でも、犬猫の殺処分を減らす運動を行っています。ふじみ野市内に里親の会もあります。
地域猫として成功しているところの状況を見ると、餌やトイレなどしっかり管理されているようです。他市の状況も参考にしながら、進めていきたいと思います。

捕獲するには、餌付けが必要。無理解な批判をされないためにも、ボランティアの活動をわかりやすくする必要もあるのだと認識しました。

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ふじみ野市 伊藤美枝子
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