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 はじめに、今回の震災でお亡くなりになられた方々に哀悼に意を表しますとともに、ご遺族・被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い事態の収束と復興を心よりお祈りいたします。

 3月11日、我が国にとって未曾有のあまりに強大な地震が発生しました。

 当日は、予算委員会の休会後、役所に留まり、市の災害対策本部の情報を受けつつ、TVからリアルタイムに流れる津波など被災地の様子を目の当たりにし、ただ事ではない事態の深刻さを命で感じていました。

 翌日より、市民のみなさまの中に入り地震発生時からの様子を伺いながら、市内の実態把握に努めるとともに、ご相談への対応をはじめました。「生の声」をうかがう中で、「今」の課題が見えてきました。そこで市議5人で情報を集約し、被災地からの避難者の受け入れ体制を整えることや、市民の不安解消のため、相談用電話回線の増設など、緊急性のある課題を18項目にまとめ、14日に市長に直接申し入れました。

 その後は、市内に避難して来られた方への対応など、日々変わるご要望やご相談にていねいに取り組んできました。

 先の見えない原発対応、復興への歩みを妨げる余震など、震災はまさに現在進行形であり、予断を許さない事態です。大自然の摂理や猛威になすすべのない無力感を感じます。しかし、同時にこんな悲しみの中でも、厳寒の冬を耐え桜の花が咲きました。まさに桜花爛漫・・・桜を見上げながら、今この冬の時代も時間はかかっても、しっかりと踏ん張り前に進むことで、「冬は必ず春となる」と確信しています。

 今後も被災地・被災者への支援、復興支援に、全力で取り組むとともに、府中の市民のみなさまの真の「安全・安心」のため、生命と財産を守るため、今回の震災とその対応で見えてきた課題に、早急にまた市民のみなさまと知恵を出し合いながら取り組まなければならないと痛感しています。これからの防災対策を自身の使命ととらえ、着実に進めたいと思います。

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府中市 奈良﨑久和
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