江別市議会議員
とくだ 哲

声をチカラに、未来を拓く!

公明党・憲法記念日アピール

公明新聞 活動のようす / 2026年5月4日

憲法記念日に合わせて発表された、公明党からのアピールを掲載させていただきます。

国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の「3原理」守り抜く

 日本国憲法は本日、施行から79年目の記念日を迎えました。憲法の国民主権主義、基本的人権の尊重、恒久平和主義は、日本が将来とも堅持すべき不変の理念です。公明党は今後も、これらの「3原理」を守り抜き、憲法の価値を不断に高める政治に全力で取り組んでまいります。

自民党と日本維新の会による連立政権は衆院で3分の2を超える議席を有し、憲法改正に前のめりです。憲法は前文で国民主権主義を明確に掲げています。これは国民が政治の最終的決定権を持つことを宣言し、憲法論議においては国民の良識に基づくことを要請しているといえます。もとより憲法は不磨の大典ではありません。しかし、同時に憲法は、国家権力の不当な介入から国民の人権、暮らし、生命を守るための最後の「とりで」であり、政治的分断から国民を守る融和の精神でもあります。その厳粛な重みを忘れてはなりません。

高市早苗首相は施政方針演説で「どのような国を創り上げたいのか、その理想の姿を物語るものが憲法です」と述べました。公明党は、日本の理想像を託されているのは、まさに憲法の「3原理」だと考えます。その上で、憲法施行時に想定されなかった新しい理念や、憲法改正でしか解決できない課題が明らかになれば、必要な規定を付け加える「加憲」が検討されるべきだと主張してきました。

現在も中東やウクライナなど軍事的な緊張と不安に覆われている地域はなくならず、罪のない人々が戦渦に巻き込まれています。人権を破壊する過ちを二度と繰り返さない――。その深い反省と教訓から、私たち自身が導き出した答えが憲法でした。社会が平和な間は見過ごされがちですが、政府の使命とは基本的人権を最大限に尊重することに他なりません。防衛の基礎である平和安全法制が施行されて10年、憲法9条の下での日米同盟の信頼性は高まり、平時から有事まで切れ目なく国民の生命・財産を守る体制ができました。公明党は、戦争放棄を定める憲法9条1項、戦力不保持を定めた2項を守り、専守防衛を堅持してまいります。

厳しい日本の安全保障環境に対して、対話に基づく外交的解決を最優先しつつ、万全の対応を整えることは政治の責任です。憲法の平和主義に基づく専守防衛を基本に、日米同盟と平和外交を軸とした国民の平和と安全を守る現実的な外交・防衛政策を進めてまいります。さらに立憲主義や憲法の「3原理」を堅持した上で、国会での議論を踏まえ、責任ある憲法改正論議を深化させてまいります。

核兵器を巡る状況は、残念ながら深刻の度を増しています。日本は唯一の戦争被爆国として、核廃絶を求める権利と責任があります。核兵器禁止条約について、公明党は日本の国是である非核三原則を国際規範に高めた意義ある条約として、高く評価しています。核保有国と非保有国の橋渡し役として、粘り強く核軍縮を促し、日本が将来、批准できるよう環境整備を進めます。

一方、政府は国家安全保障戦略など安保関連3文書の年内改定をめざすとも伝えられますが、非核三原則は堅持すべきです。

国家のインテリジェンス(情報収集・分析)能力強化に向け、活動の司令塔となる「国家情報会議」の設置法案の審議が行われています。情報力を強化する必要性はあるものの、情報収集活動が暴走する恐れも否めません。かつて治安維持法が言論、出版、集会といった自由な社会活動を委縮させた暗い時代を繰り返してはなりません。個人の権利、人権が脅かされることのないよう、情報収集活動の適正性をチェックする国会による監視機能の強化が必要です。

日本的価値を重んじつつ、時代の潮流を見極める政治で日本を活性化していくことが求められています。選択的夫婦別姓制度は時代の新たな要請であり、基本的人権に関わる問題として実現が望まれます。また、デジタル時代に対応したプライバシー権の確立や、多文化共生社会の実現なども急務です。衆院の憲法審査会では、自然災害などの緊急事態下における国会機能の維持を巡る議論の整理が行われ、議員の任期延長や臨時国会の召集期限明記、解散権などが議論されています。同時に、参院の憲法審査会では「参院の緊急集会」の意義と位置付けなどの議論が進んでいます。公明党は、衆参両院における憲法論議の積み重ねを踏まえつつ、憲法の新たな可能性に対して真摯に向き合ってまいります。

2026年5月3日 公明党

教訓を「過去」にせず「未来」へ繋ぐために

公明新聞 雑記 / 2026年3月10日

明日、私たちは震災発生から15年目の3月11日を迎えます。

時の流れは記憶を薄れさせますが、あの日、未曽有の被害から学んだ「経験と教訓」は、次の世代へ確実に手渡していかなければなりません。

私には、忘れられない記憶があります。
発災から3日後、私は前職の関係で、北海道から救援物資を積んだトラックとともに、まだ混迷を極める被災地(岩手県宮古市)に立っていました。
目の当たりにした光景、漂う匂い、そして被災された方々の表情。当時の現実と圧倒的な無力感を知る一人として、記憶の「風化」は何としても防がなくてはならないと強く感じています。

今、各地の伝承施設では語り部の高齢化が深刻な課題となっています。その一方で、震災を知らない中高生や大学生が、遺族や地域の方から学び、自らの言葉で伝える「新しい伝承の形」も芽生えています。
こうした、体験を持たない世代が継承を担う「ソフト面」の活動を安定させるための資金や体制づくりが、今、国に求められている支援だと考えます。

また、災害対応の最前線に立つ自治体においても、当時の経験者から若手職員への継承が急務です。組織として教訓を「自分ごと」化する姿勢が、いざという時の市民の命を守る力になります。

インフラという「ハード」を整えるだけでなく、語り継ぐという「ソフト」を継続的に育てていくこと。
官民で力を合わせ、3.11を風化させない決意を新たに。

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中道改革連合

公明新聞 雑記 / 2026年1月17日

「中道改革勢力」を結集するための新党を結党すること、その新党に公明党と立憲民主党の衆院議員が参加することが明らかになりました。

記者会見における斉藤代表の発言によると、今後、新党の綱領を策定していくが、その綱領は公明党が昨年掲げた中道改革の旗印となる政策5本柱を基本とし、「この方向性を共有できる人」が合流するとしています。

公明党が昨年掲げた『改革の旗印 5本柱』は以下の通り。

①「現役世代も安心できる新たな社会保障モデルの構築」
②「選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現」
③「生活の豊かさに直結する1人当たりGDP(国内総生産)の倍増」
④「現実的な外交・防衛政策と憲法改正」
⑤「政治改革の断行と選挙制度改革の実現」

あくまでもこれに賛同する議員が参加するので、基本的に「自民党を倒す、政権交代を目指す」ことが目的だった過去の新進党とは全く違うものという理解です。実際斉藤代表も「自民党と連携しながら政策を進めることもあり得る」としています。

もちろん新党内でも多少の考え方の違いはあると思いますが、差異を乗り越えて、この旗印、理念や政策を堅持し、しっかり形にしていけるかどうかが本当に大事な鍵だと思います。そこが蔑ろにされることがあれば、国民からは「野合、ただの数合わせ」と見られます。

ただでさえわかりにくい「中道改革」ですから、丁寧に思いを国民に伝えるとともに、何が何でもやり抜く、その思いを貫き通して欲しいと思います。

ここに来ていよいよ、「やると言ったら、やり切る」が試される時です。

方面別懇談会

公明新聞 活動のようす / 2025年8月19日

会の冒頭、赤羽副代表(元国交相)より「今日は札幌に宿泊するので終わりの時間は決まっていません」と気合の一言が。

私も会合に参加し、党として掲げる政策への具体的対応や、SNS対策などについて意見させていただきました。赤羽副代表から大変重要な指摘とのお話しもいただきました。

ポイントを絞りながらも最終的に2時間半を超えた公明党北海道本部の方面別懇談会。
党再生、そして捲土重来に向けた真剣な議論が交わされました。

機関紙拡大の取り組みが公明新聞に掲載されました

公明新聞 活動のようす / 2025年3月18日

機関紙拡大の取り組みについて、公明新聞に掲載いただきました。

先輩議員より「公明新聞の拡大は党勢拡大のバロメーター」との指導を受け、これまで地道に取り組んで参りました。こうした先輩からの励ましや党員の皆様のお力が今に繋がっています。

関わって下さった皆様、そして購読いただいている全ての皆様に、改めて感謝と御礼を申し上げます。

(「集中期間」を先駆 公明新聞拡大に総力)日常活動通し長期購読に/北海道江別市議 徳田哲 #公明新聞電子版 2025年03月18日付

9/7 朝街頭

公明新聞 活動のようす / 2023年9月7日

IMG_xmj4p6今朝は長田議員と2人でJR野幌駅前をお借りしての街頭演説からスタートしました。

 

私からは5日に開会した江別市議会第3回定例会の状況や、今日から発動される燃油価格補助の新制度についてお話しさせていただきました。

政府は高騰するガソリンなどの燃油価格を抑制する新たな補助制度を7日から発動しました。これにより9月末で終了する予定だった石油元売りへの補助は年末まで継続され、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格を現行より低い175円程度にまで抑えるものとなります。物価高に苦しむ家計や中小企業の負担軽減を求めてきた公明党の主張が反映されました。

 

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緊急要望の様子を公明新聞に取り上げていただきました

公明新聞 活動のようす / 2023年3月31日

先日(3/22)、市長に対して実施した『エネルギー価格と物価高騰対策に関する緊急要望』の模様を公明新聞に取り上げていただきました。

要望書を提出した時はまだ具体的ではありませんでしたが、3月28日の閣議で、今年度の新型コロナウイルス・物価高騰対策予備費を活用した追加策が示され、地方自治体が地域の実情に応じて物価高対策を講じられる「地方創生臨時交付金」が1兆2000億円積み増しされる事が決定しました。

生活困窮者や低所得の子育て世帯への給付を速やかに行うと共に、今回要望した事項を含めた対策が迅速に実施されるよう後押しをして参ります。

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『東日本大震災12年』党声明

公明新聞 / 2023年3月11日

『東日本大震災12年』党声明

 

福島・東北から日本創生へ

(公明新聞2023/3/11 1面より)

 

きょう東日本大震災から12年を迎えました。犠牲になられた方々に、改めて深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

 

岩手、宮城両県の被災地では、インフラなどハード面での復興は総仕上げに入りました。しかし、防災集団移転の跡地や、かさ上げ造成地の未利用が課題となり、水産業は販路回復の途上、記録的不漁が続き、厳しい環境に置かれています。

 

12年という歳月が過ぎましたが、心の傷が癒えたわけではありません。心に傷を負った若者が親世代となり、震災の影響はいまだ現在進行形です。被災地では人口減少や少子高齢化が際立って進んでいます。公明党は「心の復興」そして「人間の復興」を具現化すべく、子どもの心のケアや住民の孤立・孤独対策、被災者の個別の課題に寄り添い支援する「災害ケースマネジメント」の普及に取り組みます。

 

一方、福島県の東京電力福島第1原発事故に伴い、今もなお、3万人を超える人々が避難生活を続けています。公明党は、帰郷を希望する住民の願いに応え、効果的かつ効率的な除染と生活インフラの整備を促進し、交流・関係人口の拡大で移住・定住を進めます。

 

この4月、公明党が主導してきた「福島国際研究教育機構」が同県浪江町に設立されます。同機構を福島イノベーション・コースト構想の要として産学官の力を総結集し、世界水準の研究開発、産業化、人材育成の機能を浜通り地域へ集積し、創造的復興の具現化と、わが国の科学技術力・産業競争力の強化へ総力を挙げて取り組みます。

 

浪江町では、水素エネルギー“地産地消”の実証実験が行われ、会津若松市では情報通信技術(ICT)による「スマートシティ」の展開で市民生活の利便性が向上しています。こうした新たな産業の芽吹きを大きく育て、福島、東北の復興、日本再生を力強く推進します。

 

福島の農業者、漁業者は、歯を食いしばり、生産再開、風評の払拭へと奮闘してきました。引き続き、日本産食品などを輸入規制する国・地域へ働き掛け、規制の緩和・撤廃を促します。また、原発処理水の海洋放出については、漁業者との誠実な対話を続けるとともに、科学的根拠に基づく情報発信に努めます。

 

今年2月に発生したトルコ・シリア大地震の復旧・復興には息の長い支援が欠かせません。現在、仙台市で開催中の「第3回世界防災フォーラム」などあらゆる機会を通し、3・11の経験と知見を世界へ発信できるよう後押しします。

 

公明党は、議員が被災地に入り“声なき声”に耳を傾け、政策を練り上げ、着実に復興を前へ進めてきました。2025年度までの「第2期復興・創生期間」が折り返し地点に入りますが、公明党は「大衆とともに」との立党精神のままに、被災3県の担当国会議員と最前線の地方議員のネットワークの力を遺憾なく発揮し、「人間の復興」へ挑みます。全議員が復興担当との決意も新たに。

 

2023年3月11日

公明党

性的少数者の人権保障へ 「理解増進法」早期に成立を

公明新聞 / 2023年3月4日

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性的少数者の人権保障へ

「理解増進法」早期に成立を

LGBT法連合会 神谷悠一事務局長に聞く
公明新聞 2023/03/04 4面から

 

政府高官の差別発言をきっかけに、LGBTなど性的少数者を巡る議論が活発になっている。公明党は、多様性を認め合い、理解し合う社会の実現に向け、超党派で協議が進む「LGBT理解増進法」の早期成立をめざす。当事者団体で構成される「LGBT法連合会」の神谷悠一事務局長に、法整備の意義や今後の課題などについて聞いた。

 

 

■急速に改善する社会の認識/政府高官の失言に厳しい目

 

――性的少数者や同性婚を巡る差別発言で首相秘書官が更迭された。

 

神谷悠一事務局長 行政のトップに近い人の発言は、日本という国自体に潜んでいた性的少数者などに対する差別意識を改めて顕在化させた。

 

日本は今年、G7サミット(先進7カ国首脳会議)の議長国で、国連安全保障理事会の非常任理事国という、世界を見渡しても非常に責任の重い立場にある。

 

こうした状況下での政府高官の失言は、国連のドゥジャリク事務総長報道官までが「(グテレス)事務総長はヘイト(憎悪)に強く反対しており、誰を愛し、誰と一緒にいたいかを理由に誰も差別されてはならない」と言及する世界のスキャンダルになってしまった。

 

G7の中では、例えば米国のブティジェッジ運輸長官が同性愛を公表しており、他の国でも性的少数者である要人、関係スタッフがサミットのため多く来日する。議長国である日本の政府が「見るのも嫌」との認識を持っていると思われたままで、G7各国の人たちが安心して会議に臨めるのか、疑問符が付く事態に直面している。

 

今回のような差別発言に日本政府がどう対応するかに、国際社会は厳しく注目していると思う。

 

 

――日本で性的少数者に対する社会の認識は進んでいるのか。

 

神谷 この数年で急速に改善していることは事実だ。嫌悪感を持つ人の多い、少ないによって人権保障が揺らぐべきではないことは言うまでもないが、その上で、国の助成事業として実施された無作為抽出の全国調査(2019年)によれば、近所の人が「同性愛者」であった場合に「嫌だ」「どちらかといえば嫌だ」との回答は合わせて27・6%、「性別を変えた人」であった場合に「嫌だ」「どちらかといえば嫌だ」との回答は計24・4%だった。

 

いずれも、回答者の約7割以上が「嫌ではない」「どちらかといえば嫌ではない」と答えている。15年に実施された同じ調査と比べ、「嫌ではない」「どちらかといえば嫌ではない」という回答は1割以上も増えている。民間企業においても、管理職の性的少数者に対する嫌悪感は大幅に下がっている。17年には、日本の代表的企業約1500社が参加する日本経済団体連合会も性的少数者に関する取り組みを進めるよう提言している。

 

元秘書官の発言は、社会の多くの人が適切と考える認識とも大きく乖離するものであったことを、改めて強調したい。

 

 

■日本、法整備の遅れ際立つ/「差別禁止法」の制定も必要

 

――日本はG7の中で唯一、LGBTなどに関する法律がなく、同性婚やパートナー制度も法的に認められていない。

 

神谷 日本の性的少数者の権利を守る法整備の遅れは、国際社会で際立っている。性的少数者の人権保障に関する経済協力開発機構(OECD)の直近(19年)の調査で、日本の法整備の進捗状況は35カ国中34位だった。

 

この調査は性的少数者差別の禁止や、同性婚をはじめとする同性パートナーシップを認める法律の制定、人権侵害を調査する委員会の設置など41項目を尋ね、国別の「法整備の達成度」を算出した。全て実現していれば100%だが、日本はトルコに次いで低い24・1%だった。

 

1999年時点では22位だったが、具体的な取り組みが乏しく他国に追い抜かれた。1位のカナダ(86・5%)とは60ポイント以上、加盟国平均(53%)とも約30ポイントの差がついた。

 

日本の特徴は順位が低いことに加え、この20年間で取り組みにほぼ変化がないことだ。99年以降、加盟国の多くは法整備を加速させた。最下位だった英国は2008年までに差別禁止法を作ったり、14年から同性婚を合法化したりして18位まで上昇した。34位だった米国も15年に連邦最高裁が同性婚の否認を違憲と判断したことなどを受け、13位になった。達成度は加盟国平均で約30ポイント高まっている。

 

この結果を例えるならば、他の国が高速道路を走っている中、日本は徒歩で移動している。本当に重く深刻に受け止めるべきだ。

 

 

――与野党では5月のG7広島サミットの前に、「理解増進法案」の成立を求める声が高まっている。

 

神谷 国際的な評価につながる意味のある法律として今国会で成立させてほしい。

 

日本はこの20年間、複数の国際機関から性的少数者の権利を守る包括的な法整備を繰り返し求められているが、「留意する」「慎重な検討を要する」など、消極的な回答を続けた。今年2月3日に採択された国連人権理事会の報告書にも「差別禁止法を整備し、同性婚を認める法律を制定すべきだ」などの勧告が盛り込まれている。法律のタイトルは何であれ、いち早く日本でも差別禁止規定が必要だと考える。

 

 

――理解増進法について「差別は許されない」という文言を入れることで、「訴訟の乱発を招きかねない」「住民が分断される」などの意見がある。

 

神谷 目的と理念に「差別は許されない」と書かれたからといって訴訟が乱発されるという事実はない。現に、すでにLGBTなど性的少数者への差別禁止などを盛り込んだ人権尊重条例を20年に成立させている東京都で訴訟が乱発したり、住民の分断が助長されているだろうか。

 

インターネットなどの反応を見ると、「女性用トイレや更衣室、浴場などに『男性』が突然『自分は女性だ』と言えば入れるようになる」といった言説が散見されるが、フェイクニュース(偽情報)の類いの話であり、LGBT法連合会としても正しい情報を発信していきたい。

 

 

■当事者の不利益解消めざせ

 

――望まれる社会とは。

 

神谷 現状では、履歴書の性別欄に、単純に印をつけられなかったり、希望の性別で働くことができない当事者がいる。

 

就職でも性別に関係なく、その人の能力だけで採用してもらえればいいのだが、性的少数者であることを理由に、「そういう子は雇っていない」「事例がない」などと内定を取り消されたケースも実際にある。

 

同性カップルが認められない現状では、税の配偶者控除や遺産相続など法制度上のさまざまな権利を受けられない。さらに生命保険の受取人指定や家のローンなど各種契約でも「家族」と認められない。賃貸住宅への入居を断られるなど日常的な不利益も多い。

 

こうした中、性の多様性に関する条例を制定している自治体は少なくない。また、地方自治体の同性パートナーシップ制度が全国で普及しつつあり、配偶者に準じた行政対応をする自治体もある。公明党の地方議員には、まず自分の自治体でこうした取り組みを進めてくれることに期待している。

 

社会の理解を促進したり、民間企業の対応次第では不利益を一部解消したりする効果も期待できる。しかし、パートナーシップ制度には法的な拘束力がないため、婚姻制度に代わるものとなっていないのが実情だ。この点、公明党のネットワークの力によって法制度の整備が進み、当事者が過ごしやすい社会へと変わり始めることを願っている。

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かみや・ゆういち 1985年、盛岡市生まれ。早稲田大教育学部卒、一橋大大学院社会学研究科修士課程修了。同大学院客員准教授や、性別欄の課題を検討する内閣府の作業部会メンバーなどを歴任。2015年のLGBT法連合会創立時から事務局長。著書に『差別は思いやりでは解決しない』(集英社新書)。

公明新聞に掲載していただきました

公明新聞 / 2023年3月1日

『地方統一選・一般市議選に挑む党予定候補』として公明新聞に掲載していただきました。

 

今回は先輩議員3名が引退して大きく世代交代。予定候補5名の平均年齢が47歳となり、江別市の平均年齢より少し若くなります。

 

4月16日㈰告示・同23日㈰投票/北海道・江別市=定数25

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