平和国家としての原点を、いま改めて
戦後81年、日本は一度も戦争をしてきませんでした。
この歩みがあるからこそ、日本は「平和国家」として国際社会から信頼を寄せられてきたのだと思います。この積み重ねは、決して当たり前のものではありません。
現実の国際社会では、ロシアによるウクライナ侵略や核の威嚇など、国際秩序を揺るがす事態が現実のものとなっています。だからこそ日本には、軍事的対応だけに目を奪われるのではなく、国連憲章が掲げる「紛争の平和的解決」にどう貢献できるかという大局的な視点が求められているものと考えます。
こうした問題意識のもと、2022年改定の国家安全保障戦略には、公明党が主張してきた「外交力第一」「防衛力第二」という考え方が明記されました。
平和は理想論ではなく、外交努力と国際協調の積み重ねによって支えられるものです。
核兵器をめぐっても同様です。
日本は唯一の戦争被爆国として、核廃絶に取り組む責務を負っています。そして国際社会から信頼を得てきたのは、「持たず、作らず、持ち込ませず」と定めた「非核三原則」を、国是として堅持し続けてきたからにほかなりません。
一方で、自民・維新両党は、今後の憲法改正論議の中で、専守防衛の在り方や、集団的自衛権の行使に関する提案を踏まえた議論を進める考えを示しています。
また、高市総理は26日に行われた党首討論会で「予断をもって答えることはできない」と非核三原則の見直しを否定しませんでした。さらに維新の衆院選公約には、米軍の核兵器を日本国内に配備する「核共有」を含む「拡大抑止に関する議論を開始」などが並んでいます。
厳しさを増す日本周辺の安全保障環境への対応は極めて重要です。しかしその点のみを捉え、平和をめざす大局観や、これまで日本が築いてきた国際的信頼の重みを見失ってはならないと思います。
中道改革連合は、「現実的な外交・防衛政策と憲法改正論議の深化」を掲げ、
・積極的な対話と平和外交の一層の強化
・専守防衛の範囲内での日米同盟を基軸とした抑止力・対処力の強化と非核三原則の堅持
・中国に対する懸念には毅然と対応しつつ、国益を確保する中長期的視点での戦略的互恵関係の構築
・立憲主義と憲法の基本原理を踏まえた、責任ある憲法改正論議
を基本政策としています。
戦争をしなかった81年、核に頼らず信頼を積み上げてきた歴史。
この日本の強みを、将来世代へと確実につないでいく政治が、いま求められていると考えます。




