江別市における物価高騰対策について
公明党の提言などを受けて4月に政府が決定した「コロナ禍における『原油価格・物価高騰等総合緊急対策』」
この対応によって、総合緊急対策として自治体の事業を国が財政支援する新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が拡充され、「コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分」が創設されました。
5月19日 江別市議会公明党は、三好昇江別市長に対して『地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分)の活用に関する要望書』を提出し、給食費の負担軽減や子育て世帯への支援などの対応を求めておりましたが、このほどこの交付金を活用した江別市における物価高騰対策がまとめられ、6月20日の予算決算常任委員会で追加予定案件として説明がなされました。
詳細は以下の通りとなっています。
①学校給食原材料費高騰対策事業
保護者負担を増やすことなく給食を提供するため、献立の変更等で対応してきたものの、物価高騰のあおりを受けて給食費の負担増が避けられない状況にあります。今後さらなる物価高騰も見据え、これまでと同様に栄養バランスや量を保った学校給食を安定的に提供するため、給食原材料費への補てんを行います。
この対応によって、今のところ今年度中においては給食費を増額せずに提供できる見込みです。
江別市議会公明党として求めていた給食費への対応が具体的な形になりました。
②教育・保育施設給食原材料費等高騰対策事業
趣旨としては①と同じであり、①は小中学校の給食が対象であるのに対し、この事業は給食を実施している市内の保育園などが対象となります。
なお、支援を受ける事業者に対しては、地場産食材購入や提供を推奨します。
③放課後児童クラブ捕食等高騰対策事業
市内放課後児童クラブで提供しているおやつ・軽食について、保護者の負担を増やすことなく、これまでどおりの栄養バランスや量を保つことを目的として、市内の放課後児童クラブへ支援金を交付します。
なお、支援を受ける事業者に対しては、市内販売業者でのおやつ等の購入を推奨します。
④低所得の子育て世帯に対する臨時給付金
物価高騰等に直面する低所得の子育て世帯に対して国が実施する生活支援特別給付金と合わせ、市として児童1人につき3万円の上乗せ支給を行います。
※基本的に申請不要でプッシュ型による支給となりますが、ひとり親世帯における年金等受給・家計急変者や、ひとり親世帯以外における高校生等世帯・家計急変者については申請が必要となります。別途申請案内が送付されますが、不明な点につきましては、江別市役所子育て支援課(TEL:011-381-1408)へお問い合わせ下さい。
子育て世帯生活支援特別給付金の給付額上乗せについては、江別市議会公明党として5月に要望していたところですので、カタチとなって本当に良かったと思っています。
⑤プレミアム付商品券発行事業
物価高騰等の影響により業況が悪化している市内経済の活性化を図ることを目的に、市内登録事業者で使用可能なプレミアム付き商品券を発行します。
◎商品券について
・額面6,500円を5,000円で発行
・1冊につき全店共通1,000円券が3枚、小規模店専用500円券が7枚の10枚綴り
◎購入可能冊数
・一般世帯 2冊
・子育て世帯(高校生以下) 4冊
◎発行冊数
・110,000冊を予定
◎スケジュール(予定)
・9月中旬 引換券の送付
・10月上旬以降 販売開始(一ヶ月程度の期間を予定)
・1月中旬 商品券利用期限
⑥地産地消牛乳消費応援事業
経営負担が増大している酪農家を応援するため、地元酪農家が出荷している乳業メーカーの牛乳を提供し、地元産牛乳の消費喚起、地産地消を推進します。
詳細については今後発信される市からの情報をご参照いただきたいと思いますが、子育て支援センター「ぽこあぽこ」や放課後児童クラブでの牛乳配布、地元牛乳を使った市内のアイスクリーム提供店舗での牛乳提供などが行われる予定です。
これらの事業を実施するための補正予算が、22日の市議会本会議に提案される予定となっております。
一日も早く必要な事業が推進されるよう、力を尽くして参りたいと思います。