新年のご挨拶と防災あんしんマップ
何ともおかしなタイトルですが、それはともかくとして平成30年の幕が開けました。
本年が皆様にとって幸せで、健やかで、そして素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
私は年末にひいた風邪が抜けずに苦労しましたが、ようやく今日になって少し体調が良くなってきました。
明日は江別市役所も仕事始めでありますので、全力でスタートできるよう気持ちを整えて参りたいと思います。
さて、年末に広報えべつの1月号と共に、新しい防災あんしんマップが届きました。
中は防災に対する情報や災害への備えなど、様々な情報が記載されています。『わが家の防災メモ』などもありますので、ぜひともご家族で一緒に見て確認し合っていただきたいと思います。
裏側一面は洪水時のハザードマップになっており、想定し得る最大規模の降雨(72時間の総雨量が石狩川流域で358mm、千歳川流域で379mm)により堤防が決壊した場合の洪水予想区域と水の深さ、さらに指定避難所の場所などが記載されています。
そのハザードマップの片隅に、こんな表が記載されています。
ここに書かれている「水防法第15条の11」というのは、平成29年6月に改正された水防法で新たに加えられた条文で、
市町村長は、当該市町村の区域内に存する河川(第十条第二項、第十一条第一項又は第十三条第一項若しくは第二項の規定により指定された河川を除く。)のうち、洪水時の円滑かつ迅速な避難を確保することが特に必要と認める河川について、過去の降雨により当該河川が氾濫した際に浸水した地点、その水深その他の状況を把握するよう努めるとともに、これを把握したときは、当該河川において予想される水災の危険を住民等に周知させなければならない。
・・・ちょっとわかりにくいですね(苦笑)
少しわかりやすく言うと、浸水想定区域が設定されていない中小河川でも、市区町村長が過去の大雨による浸水状況を住民らに対して周知するよう求めている条文ということになります。
地域の水害リスクを公にすることは「地価の低下を招く」といった懸念があります。しかしながら最優先すべきものは人命であり、積極的な公表と対策を進めることが第一義であると考えます。こうしたことから、平成29年第2回定例会で、改正されて間もなくではあるものの対策を打てるものについては一早く考えていただきたいという思いで、一般質問の中で取り上げさせていただきました。
当時市側からは、法改正によって水害リスク情報として公表しなければならない河川について、その浸水予想はすでにハザードマップ等で示されており、今年度(平成29年度)改定予定のハザードマップ等には、具体的な河川名を明記するとの答弁がありました。
今回の表や、
このようなマップ上の記載は、この対応であります。
今後とも、皆さんの安心・安全をしっかりと守っていくために、更なる努力を重ねて参ります!