第1回定例会で一般質問をおこないました! その3
3件目は『持続可能な開発目標(SDGs)』の推進についての質問をおこないました。
『持続可能な開発目標(SDGs)』(Sustainable Development Goals)は、2015年9月、ニューヨークの国連総会で採択された成果文書「我々の世界を変革する=持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中に明記されたグローバル目標で、17項目の「世界を変えるための目標」と、より具体的な169項目のターゲットが掲げられています。
この目標は、2000年から2015年にかけて国際社会の共通目標として、途上国の開発と貧困を無くすために掲げられたミレニアム開発目標(MDGs)と、1992年からの地球サミットに端を発する地球環境を守ろうとする動きが統合されて生まれたものであり、MDGsが途上国の目標だったのに対し、SDGsは我が国も含めた先進国も達成する必要がある普遍的な目標となっております。
ここでいう持続可能性とは、広がる格差、不安定化する社会、気候変動など、「世界はこのままだと続かない」という危機感に立ち、今の世代や自分の周りのことだけでなく、自分の子供や子孫など、永く未来の世代が暮らせる地球であり続けることであり、開発とは、十分に食べられなかったり、学校に行けなかったり、病気でも病院に行けなかったり、居住地がとても危険だったり、暴力を振るわれたり、自由に意見が言えなかったりすることを無くして、一人ひとりの人生の選択肢を増やし、安心して、自分の能力を発揮できる環境をつくることであります。
・・・このように述べていくと非常に大きなテーマで、とても個人ではどうすることもできないような事のように思われるかもしれませんが、大切なことは私たち一人ひとりが、一つでも目標達成に取り組んでいくことであり、実は自分たちの身近な事柄に置き換えていくと、いくつも取り組むことができるものがあるのというのが、このSDGsの素晴らしいところです。
今回このSDGsについて、江別市平和都市宣言を具体化するものとして市として取り組むこと、そして目標達成の2030年に向けて、子ども達や若い世代にSDGsを広めていくことを提案させていただきました。
私としても今回の提案で終わりにするつもりはなく、一個人として、このSDGsをフレームワークとした活動をしていこうと思っています。持続可能な江別市を目指して、これからも様々な角度から取り組んでいく決意です。
今回も一般質問の動画を載せさせていただきますので、お時間のある方はご覧いただけると幸いです。