ちちぶ博樹 大仙市議会議員 公式ホームページ

遊びながら学べる室内キッズパーク

未分類 / 2024年3月20日

長崎県佐世保市を訪問し、同市の佐世保中央公園を視察。ここには、当市の神岡地域で建設が計画されている、子どもの屋内遊び場の参考としたい全天候型キッズアスレチックパーク「メリッタKids SASEBO」が設置されており、同施設はPFI(公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法)によって管理・運営されていました。視察では、メリッタKids SASEBO支配人 西村智彦氏よりご説明いただきました。

同施設は大型アトラクションも楽しめる全天候型施設となっていて、海や山もある佐世保市をイメージし、「青色」「緑色」を基調とした館内は爽やかで広々とした空間となっていました。 アトラクションは4層にもなる巨大船型遊具(MERRY LAND号)や、高さ5mのジャックと豆の木クライミングなど、大型のアトラクションが設置されていて、0歳から小学生まで、頭と体を使って遊びながら学べる環境となっていました。 また、一日遊んでも大丈夫なように、遊び場以外にも、イートインできる場所や授乳室、キッズサイズのトイレ等、様々な設備が充実していました。

他のアトラクションは以下のもの

  • ジョイチャレンジ → 5万ピース以上あるブロックプール
  • チャイルドハウス → はいはいしたり触って遊べる遊具がそろった小さな子向けのスペース
  • ままごとハウス → 木製のおもちゃが沢山ある
  • メリッタガーデン → ブランコに乗ったり砂遊びもできる
  • クライミングチャレンジ → ヘルメットやハーネスがいらないクライミング
  • ドキドキチャレンジ → 落ちても大丈夫なスラックライン
  • ジャンプチャレンジ → トランポリン
  • バランスチャレンジ → 平均台
  • シュートチャレンジ → トランポリンとバスケットゴールが合体したもの

また、出入口にはアプリ予約で簡単にチェックインできるスマートアドミッションシステムを採用。アプリにより定員オーバーにならないよう管理されているとのこと。現代の子育て世代のニーズに合った設備であると感じました。

最後に支配人の西村氏からは、「充実した施設であるが、欲を言えば、付き添いの保護者等が休憩できるスペースをもう少し確保できればよかった」とのこと。当市の施設においては、その点の設計についてもしっかりと確認していきたいと思います。西村様、スタッフの皆様、ありがとうございました。

メリッタ0

メリッタ1

メリッタ2

メリッタ3

メリッタ4

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市民を巻き込んだ観光施策

未分類 / 2024年3月19日

長崎県西海市役所を訪問し、市民を巻き込んだ観光施策について研修。「NPO法人雪浦あんばんね」理事長 渡辺督郎氏からご教示いただきました。氏は26歳の時に、青年海外協力隊でソロモン諸島へ3年派遣され、そこで、近代の合理主義的な開発に疑問を持ったとのこと。その上で、「ウェルビーイングな地域づくり目指して!!」とのテーマで、同市雪浦地区での取り組みについての説明がありました。雪浦地区の人口は約1,000人。地域の約8割は森林という、どちらかと言えば過疎地域と言えるようなところでの取組でした。

イベントのひとつに、「雪浦ウィーク」があり、これは地区内のゲストハウスやパン工房、イタリアンスパゲッティ等飲食店などを歩きながら楽しんでもらう取り組みで、1999年から毎年実施しているという地域回遊型のイベント。期間中の4日間(令和5年度は5月2日~5日)は、1万人を超える人が参加しており、準備する自分たちも楽しめ、かつ継続できるイベントを目指して開催しているとのこと。地区内には、移住された方が運営する、16万枚のアナログレコードとオーディオを展示している「音浴博物館」や、酢造の老舗「川添酢造」があることは、雪浦地区の魅力の一つとして紹介されていました。

雪浦ウィークは、西海市としても大きなイベントとなっていて、毎年、このイベントに参加したいと露天商から問い合わせがあるが、丁重にお断りしているとのこと。食事をするお店がないと参加者から不平を言われることもあるが、逆に、それでイベントにオリジナリティが生まれているとのこと。パンフレットには、「雪浦ウィークとは・・・雪浦をこよなく愛し、ここに暮らし、またここで活動する人々によって行われます。海山川に恵まれた自然豊かな雪浦を、多くの人に紹介し、生産、創作、趣味の場を開放することによって、訪れる側、迎える側、双方が共に楽しめる、顔の見える交流をする催しです。」と掲載されていることからも、定義がしっかりしているイベントであると感じました。

また、このイベントの効果の一つに、イベント終了後、予想していなかった移住の相談もあるとのこと。この他、ゲストハウス事業や耕作放棄地解消事業、国の補助金を使って農泊事業なども実施。地域資源を見つけることで、こうした取り組みにより、地域が動いているところに皆がやってくると実感されているとのこと。

現在は、雪浦ウィーク期間だけではなく、年間を通し、週末等に人が来るようになっているとのことで、その証拠に、2010年時の地元小学校生徒数37人が2023年には43人になったことを挙げられ、移住者増の傾向が伺えました。

行政との関係については、地域が動いていくと、行政から補助金を活用しないかと声がかかる関係であり、信用を得られていると感じているとのこと。今後も、グリーンツーリズムや有機農業プラス観光に力を入れていくとのことで、SDGsの取り組みにも繋がっていると感じました。

最後に「脱線するが」との前置きがあり、コーゼーション(Causation)(※未来を予測し目標を設定して、達成の手段を検討すること)と、エフェクチュエーション(Effectuation)(※未来は予測不可能であるという前提のもと、持っている資源や手段を用いて、結果を作り出していくことに重きを置くアプローチ)を比較しての説明をいただきましが、この考え方は非常に腑に落ちました。当市では、持っている地域資源を活かしきれているのか、今一度、客観的な視点で地域資源を確認していきたいと思います。

ご説明いただき、ありがとうございました。

西海市役所

 

人材招聘と組織改革による観光産業の活性化

未分類 / 2024年3月18日

長崎県島原市役所を訪問し、同市の観光産業活性化の取り組みについて研修。島原市は長崎県島原半島の東側に位置し、「島原の乱」の島原城をはじめ、日本名水百選や温泉、ジオパークなど観光資源が豊富な地域。島原市は、これらの資源を有効活用するために、「地方創生人材支援制度」を活用し、国土交通省の若手官僚を配置。その上で“よそ者の視点”で従来の取り組みを分析した結果、多くの課題が浮かび上がってきたとのこと。

そこで先ず、観光施設のガバナンス確率のため、「島原観光ビューロー」を設立し、それまで市内にある4つの団体(温泉、旅館、土産品、城)を集約。これにより、島原城をはじめとする市内の観光に関する管理・運営・PR等を一元化し、「見える化」が図られていました。また、株式会社の設立に際しては、市からの出資だけではなく、株式の3分の1を市民公募したところ、予定数の約2.5倍を超える申し込みがあったとのことで、市民の参加意識を高揚させることにも成功していました。

また、器を作ることに成功しただけではなく、代表取締役には、専門家であるJTBからの人材招聘にも成功。こうした体制と人材の整備に加え、可能な限り定量的な分析を行い、コアターゲットを「九州県内のファミリー層」に絞り込んだ上で、KPIとして、「観光入込客数」や「満足度」、「3年以内の黒字化」等を設定し、これらKPIに対するベンチマークとして、「島原城入場者数」等を明確にしていました。

こうした様々な改革の結果、従来、市が赤字を補填していたものが、事業所年度から黒字化し、KPIの1つである「2019年度時点での黒字化」を達成。これは、民間企業と連携して「お城に泊まれる!?島原城でグランピング体験」や湧水庭園の四明荘、旧市役所等「城の他にも複数の施設をパッケージとしたコスプレイベント」といった従来の枠に捉われないイベントが可能となったことも寄与しているようでした。

また、「島原観光ビューロー」以外にも、域外企業と積極的に連携して、市の若手職員にIT企業のインターンを通してスピード感を体験させたほか、人口減少下では、予算的・人員的に公共サービスの維持が困難なことから、「公助から共助へ」として、全国に先駆けシェアリングエコノミーも推進していました。

地方が”稼ぐ”ためには、その地域が自らの強み・弱みを分析し、どうしたら良いか工夫してチャレンジした上で頑張る“自助の精神”が肝心であると感じました。大仙市の創生をあらためて“自分事”として確認し、“使える国の制度は全て使う”、との思いで、関係各位と議論を重ねていきたい。

島原観光ビューロー代表取締役の市瀬様、島原市商工観光部の田中様、ご対応いただきありがとうございました。

島原観光ビューロ―

 

 

予算案可決

未分類 / 2024年3月15日

定例会最終日。24年度一般会計当初予算案、特別会計当初予算案、23年度一般会計補正予算案等を可決し閉会しました。嬉しい前進は、帯状疱疹予防接種(不活化ワクチン)の補助金が拡充されたこと。市民の皆さまが更に活用しやすくなりました。また、今年度予算では、子宮頸がんワクチンのキャッチアップ対象者(未接種者)に対しての個別通知は見送られておりましたが、次年度予算に盛り込んでいただくことができました。未接種の皆さまには、助成のある令和6年度のうちにご活用いただきたいと思います。

プラスチック資源循環事業では、プラスチック資源回収の実証実験が市内一部地域で行われ、令和6年度は市全域において隔週(月2回)の収集を10月~11月の2か月間実施予定。令和7年度の本実施に向けた計画が進んでいます。更なるゴミの減量に繋がっていくことを期待したいと思います。

また、昨年の一般質問で取り上げていた、障がいのある方が選挙で投票する際のサポートとして、投票支援カードやコミュニケーションボードも予算に盛り込まれました。

子育て世代の生活を支える事業としても、子どもの遊び場、放課後児童クラブ、病児・病後児保育、地域子育て支援拠点事業、保育士確保、子育て世代包括支援センター事業、出産・子育て応援事業、公園整備、奨学金返還助成等、多種事業予算が盛り込まれました。

これからも時代に即した様々な制度を推進していきたいと思いますが、執行部には制度をしっかりと周知いただき、市民サービスの向上に繋げていただきたいと思います。今後も市民の皆さまのニーズに、そして小さな声にお応えしていく決意です。

(写真は起立採決の様子)

3月15日(本会議場当初予算起立採決)

福光前進の日

未分類 / 2024年3月11日

東日本大震災より、本日で13年となりました。鎮魂の祈りを捧げつつ、ご遺族や被災された全ての皆さまに思いを馳せ、「人間の復興」への誓いを新たにしたいと思います。

思い起こせば、13年前のあの日は寒い日でした。午後2時46分、私は市内の下水道工事の現場を担当し、3メートル程オープン掘削された穴の中で作業中。土留めをしっかりと設置していたため、地山の崩壊は全くありませんでしたが、あの時の激しく長い揺れに、「これは只事ではない」と直感したのを覚えています。

その後間もなく多賀城市に向かい、破壊された街並み、数えきれない壊れた車の山に言葉を失い、砂埃や周辺の独特の匂いに口と鼻を覆いながら、全壊した妻の実家を訪ねたあの日は忘れることができません。

その後、職場(建設会社)で被災地復興班を編成し、被災地各所の復興現場に携わらせていただき、平成25年の大仙市議会議員選挙の3カ月前まで、東松島沿岸の復興現場を担当していました。

議員という立場になってからは、元議員の杉沢千恵子先輩よりお声掛けいただき、宮古市田老保育所(仮設)の支援に合流させていただき、微力ながら、高台への新園舎完成まで定期的にお手伝いに携わらせていただきました。

13年は通過点。今後も被災地に足を運び、最後の一人が立ち上がるその日まで寄り添い続けてまいります。

(写真は宮古湾)

宮古湾

一般質問(要旨)

未分類 / 2024年3月4日

本日の本会議において、以下の3項目について一般質問。

①外国人材の受け入れと多文化共生社会の実現について
②非常時への備えについて
③子どもを被害者にも加害者にもさせないアプリの活用について

再質問を含む全文については後日アップします。 

≪外国人材の受け入れと多文化共生社会の実現について≫

Q

外国人材の受け入れと多文化共生社会の実現に向けた本市の取り組み、今後の方向性について伺う。

A

本市在住の外国籍の方は、令和6年1月末現在で340人おり、昨年同期と比較して61人増えるなど、増加傾向にある。今後、「育成就労制度」が創設された場合、こうした傾向は更に強まるものと想定しており、外国籍の皆様が本市で安心して暮らせるための施策が益々重要になるものと認識している。

本市では、こうした外国籍の方向けの施策について、これまでも積極的に取り組んできており、行政手続きや生活上の様々な課題解決に向けたサポートを行う「だいせん外国人相談窓口」の設置をはじめ、「大仙市国際交流協会」とともに、やさしい日本語によるニュースレターやSNSを活用した情報発信、本市の魅力を伝える「だいせんバスツアー」や、外国籍の方々と地域の方々との交流の場を提供する「国際フェスティバル」、「文化・料理教室」などを開催している。

また、本市と仙北市、美郷町の2市1町で構成する「大仙・仙北広域圏日本語講座運営委員会」による無償の日本語講座の開催や、同じく2市1町で構成する「大仙・仙北地域外国籍住民等サポート運営委員会」による相談事業などにも取り組んでいるところである。

今後も、関係機関・団体の皆様と連携・協力を図りながら、外国人材の受入れと多文化共生社会の実現に向けて、外国籍の皆様が心身ともに安全に安心して暮らせる環境づくりに、引き続き取り組んでいく。

Q

人手不足に悩み、外国人材をこれから受け入れたい、増やしていきたいという中小企業も多くなってくるのではないかと考える。受け入れのためのノウハウや体制に行き届かない中小企業もあると思うが、このような企業に対して様々な支援をしていく考えはないものか伺う。

A

令和5年12月現在の大曲公共職業安定所管内の有効求人倍率は、1.12倍となっているが、介護関連が2.17倍、建設関連が5.66倍と、人手不足となっている業種もあり、本市産業においても人材確保は、重要な課題であると認識している。

現在、市においては、人材獲得応援補助金制度を設け、企業の求人活動のほか、就労者の社員教育や、労働環境の整備に係る支援を行っており、企業においては、この制度を活用して外国籍就労者への日本語教育や、職場内の多言語表記などの取組を行うことができる。

市としては、企業のご意見なども伺いながら、このような企業支援を継続するとともに、こうした取組の活用事例等を企業に提供・共有することにより、多様な人材が活躍できる労働環境の整備に繋げていきたい。

Q

外国人材向けに市営住宅や空き家の活用についても検討していくべきと考えるが如何か。

A

市営住宅は、収入基準のほか、同居親族がいることや、単身の場合は60歳以上であることなどの要件はあるが、国籍を問わず入居申込みが可能となっている。60歳未満の単身者については、入居資格に制限を設けているが、今後、入居要件の緩和なども必要になってくるものと思われるので、国の外国人就労制度の改正や県及び近隣自治体の動向なども注視しながら対応していきたい。また、外国人材の住まいの確保に当たっては、空き家バンク制度も有効な手段であり、まずは、登録物件数の増加に向けて引き続き取り組み、住まいの面での外国人材の受入れや定着に向けて準備していく。

≪非常時への備えについて≫

Q

避難所に指定されている小中学校は何校か、また、それらは耐震化済みとなっているのか伺う。

A

現在、避難所に指定されている小中学校の数は、小学校が19校、中学校が10校、合計29校であり、これらの施設は全て耐震化済みとなっている。

Q

災害時避難所となる体育館の空調設置を進めるべきと考えるが如何か。

A

避難所となる小中学校体育館の空調設置については、避難所の機能強化を図るうえで、検討すべき事項と捉えている。文部科学省からも補助メニューが示されているが、補助要件として、すでに断熱性が完備されていること、または空調設備と併せ断熱工事を行うことが必須となっており、多額の財政負担が見込まれるところである。また、小中学校の普通教室へのエアコン設置は完了しているものの、理科室などの特別教室へのエアコン設置がまだであることや、校舎の老朽化に伴う整備が課題となっていることから、教育環境の改善と、避難所の機能強化について、その優先順位も含め検討していく。

Q

市職員のデスク及び本会議場の議席に、折り畳み式のヘルメットを設置しては如何か。

A

ヘルメットの設置については、まずもって、議員各位に対し、防災服などの装備の一つとして、折り畳み式ではない通常のヘルメットを配布する。また、議場においては、議会開会中に災害が発生した場合、議員のほか、市の幹部職員が一堂に会しているため、被災すれば議会機能と災害対策の中枢機能の双方を同時に失う恐れがあることから、議席及び当局席全てに折り畳み式ヘルメットを配備する。なお、職員へのヘルメット配布については今後の課題させていただく。

Q

備蓄品のストック状況について、定期的に広報等で周知することが必要と考えるが如何か。

A

これまで市ホームページで周知していたが、見づらいレイアウトになっていたため、一旦取り下げている。今般、水や食料品、毛布等の主要品目の備蓄状況等が一目で分かる一覧表を作成したので、近日中に再度掲載する。また、併せて年1回は市の広報による周知も行いたいと考えている。

Q

市内の公共施設に設置しているAED収納箱に、傷病者の胸部を覆う三角巾を配備しては如何か。

A

現在、市では172の市関連施設にこれを配置している。AEDは、傷病者の素肌に直接電極パッドを張る必要があることから、三角巾配備により、救助の際、胸部を覆うことができ、胸部をはだけることをためらうようなケースを防げるものと考える。また、三角巾は患部の止血や固定等にも活用できるため、応急手当の際に有効と思われることから、AED収納箱に配備する。

≪子どもを被害者にも加害者にもさせないアプリの活用について≫

Q

子どもを守るために開発されたアプリ「コドマモ」の周知・啓発を行っては如何か。

A

現在、本市のすべての小・中学校において年1回以上、児童生徒や保護者を対象とした講演会を実施するなど、ネットトラブルや被害に遭わないための注意事項等について学ぶ機会を積極的に取り入れている。また、市教育委員会では、青少年の健全育成を目的に設置された「青少年育成大仙市民会議」と連携して、SNSルールを掲載したシールを中学生に配布するなど、様々な啓発活動を行っている。加えて、幼い頃からスマートフォン等に触れる機会が増えていることから、就学時健診時に開催している子育て講座では、保護者を対象にスマートフォン利用の注意事項について学ぶ機会を設けるなど、子どもたちが健やかに成長できる環境づくりに努めている。

「コドマモ」等スマートフォン用アプリの活用は、子どもたちの健全育成のための有効な手段の一つと考えている。こうした情報については、引き続き社会の動向を踏まえ、県や関係機関と連携しながら、機会を捉えて児童生徒や保護者等に情報提供していく。

秩父議員一般質問写真③

農政懇談会を開催

未分類 / 2024年2月23日

由利本荘市を会場に、公明党秋田県本部農政懇談会を開催。農水省の佐藤穀物課長より「米政策の今後について」をテーマにご講演頂きました。令和5年産の水田の作付け状況や需給見通し、取引価格の推移、畑地化促進事業等、コメ・大豆について資料をもとに詳しい説明がありました。今、日本人は年々米を食べなくなっていて、近年の主食用米の需要量は毎年約10万トンのペースで減少傾向にあります。一方で、2014年以降は1世帯あたりの支出金額でパンが米を上回っていることからも、米粉の可能性は高く、「新たな米の食文化を作る!」との決意で取り組むべき分野であると考えます。

参加者からの質問にも丁寧にお応えいただき、大変にありがとうございました。最後に、懇談会開催に尽力いただいた庄子賢一衆議院議員(東北方面本部長)からは、「116万人の農業生産人口が20年後に40万人台になる。持続可能な農業にしていく為に、皆さんと国も議員も知恵を出していこう」とありました。生産者や関係機関との意見交換を重ね、当市を含む秋田県の米政策の方向性を考えていきたいと思います。

農政懇談会1

農政懇談会2

農政懇談会3

 

大麻由来医薬品が拓く新しい道!

未分類 / 2024年2月22日

大麻由来医薬品が拓く新しい道!

〜難治性てんかんの治療に光〜 をアップします。

時間は9分17秒

ぜひご覧ください!

公明党政治改革ビジョン

未分類 / 2024年2月22日

公明党政治改革ビジョンの動画をアップします。

時間は6分42秒

ぜひご覧ください!

民間主導を行政が後方支援

未分類 / 2024年2月20日

静岡県熱海市役所を訪問し、熱海銀座通り商店街から始まったリノベーションまちづくりについて研修。同商店街周辺では、2014年(平成26年)には820店舗のうち約22%の181店舗が空き店舗だったそうですが、現在は空き店舗ゼロとのこと。 その背景には民間を主力としてスタートしたリノベーションスクール(実際に遊休案件を対象とした、極めて実践的なスクール3~4日のカリキュラム)の存在が大きかったようです。

その後の2015年6月には、経産省職員を同市の副市長として迎え、「リノベーション等に関する政策検討会」を設置。都市経営の構造・課題を整理し、官民協議会による構想を策定。 その中で設置された「ATAMI2030会議」は、首都圏からのプレイヤーに創業を誘発し、熱海の未来を考える会議で、課題を逆手に今ある資源を活用した他の地域では真似ができない事業を考える場。そして、この会議で洗い出された地域の課題を、事業の創出へと繋げていくのが「創業支援プログラム99℃」で、ここでは創業に必要な知識や地域情報の取得、仲間づくりが行われていました。 このような取り組みの効果で、新事業・産業が次々に誕生し、今では空き店舗ゼロという状況になっていました。

午後からは、この熱海銀座通りに会員制ワークスペースを構えた「CLUB HUBlic」の取り組みについて研修。「CLUB HUBlic」のコンセプトは、①顧客(部員さん)の事業や人生が成長する、発展する。②いくつになっても、いくつからでも学び直しができる。③熱海に仕事や事業で関わりたい方、移住や二拠点移住の入口。以上の3点とのこと。

小学校5年生から60代までが在籍し、法人・公人・個人の垣根を越えて人と人を繋ぎ、新しいコミュニティの場を創出している「CLUB HUBlic」の取り組みは非常に興味深いものでした。 ご説明いただいた代表社員の小林めぐみ氏からは、氏のバイタリティーと熱量の高さ、この取り組みに対する“本気度”を感じ、改めて中心者の真剣な一念の大切さを確認させていただきました。

ご対応いただいた市職員の皆さま、小林さま、ありがとうございました。

20日 熱海市役所

20日クラブハブリック