北斗七星
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生前の祖父母に思いを馳せ
先月から、連日暑い日が続いておりましたが、ここ数日は急に過ごしやすくなりました。気温の変化に体調を崩さないようにしたいと思います。
コロナの状況を踏まえ、岩手にある父の墓参りは見合わせることに。今日は祖父母のお墓参りへ。生前の祖父母に思いを馳せました。
2018年の11月でしたが、ユネスコ世界記憶遺産に登録されている「舞鶴引揚記念館」を視察させていただきました。 昭和20年(1945年)第二次世界大戦の終結に伴い、当時海外に残された日本人は660万人以上ともいわれ、これらの方々をすみやかに帰国させなければならなくなり、これを「引き揚げ」といいます。 舞鶴港は、政府が指定した引揚港の一つとして、昭和20年10月7日第一船の入港から、昭和33年9月7日の最終船まで、実に13年間の長きにわたり、その使命を果たしました。
実は、今は無き私の祖父も、シベリアでの抑留生活を余儀なくされた一人。 子どもの頃の私に、当時の戦争の話をすることはありましたが、抑留生活に詳しく触れることは一度もありませんでした。 しかし、舞鶴に展示されている関係資料を拝見させていただき、思い出したくない辛い生活を強いられたのだろうと思いを巡らせました。
目に留まった、舞鶴港の岸壁に立ち尽くす幼い姉弟の写真は、引き揚げの途中で母が亡くなり、いつ来るかも分からない父を待ち続ける小さな後姿。 涙を抑えることができませんでした。
公明党創立者が綴られた小説「人間革命」は、『戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど悲惨なものはない。だが、その戦争は、まだつづいていた。』との一説から始まる。 そして小説「新・人間革命」は『平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。』との一説から始まる。
政治のあり方は、そこに住む人たちの幸・不幸に大きく関わる。 政治に携わる者の責任の重さを肝に銘じ、公明議員としての使命に生きることを墓前に誓いました。
(写真は祖父母のお墓からの景色)