日本初マギーズ東京8年の歩み2024.9.10
英国発の無料がん相談支援の発展 〜日本初マギーズ東京8年の歩み〜の講演会に出席致しました。
「認定NPO法人マギーズ東京」の活動である、がんの療養とその暮らしの中で、仕事や生活を整えていくための情報や工夫を看護師、心理士などの専門職と一緒に探す無料のサポートや英国での取組、共催である江東区の取組を学んできました。
がんに影響を受けた人々が力を取り戻す場としてマギース東京は2016年10月に開設から4万人を超える方が利用しています。
個人企業や自治体などの団体の寄付により運営されています。
英国からアンドリュー・ガーフィールド氏が講演され27年間の活動を続けてきた 。
がん看護師、心理士が対応している不安を軽減する。 8%から10%の遺族のサポートもある。
香港、スペイン、オランダ、ノルウェー にも同様の取組を展開している。
がん研究会有明病院の病院長 佐野武氏は、マギーズ東京の重要性を語っておりました。
がんとともに生きる人その家族や友人など がんに影響を受ける全ての人が相談できる場所と強く思いました。
世田谷区 認知症施策2024.8.28
【視察内容】「世田谷区認知症とともに生きる希望計画」について
令和6年度より第二期希望計画がスタートした。
「一人ひとりの希望及び権利が尊重されともに安心して自分らしく暮らせるまちせたがや」の実現を目指し、中長期の構想のもと認知症施策を総合的に推進するために策定をしています。
【視察要旨】
■「希望条例」で大切にしている4つの視点。
① いままでの認知症の考え方を変える。⇒認知症観の転換
② みんながこの先の「そなえ」をする。⇒予防よりそなえを重視
③ひとりひとりが希望を大切にしあい、ともに暮らすパートナーとして支えあう。(サポーターからパートナーへ)
④認知症とともに今を生きること(権利・人権)をいちばん大切に。(本人が参加・発信)
⇒誰もが暮らしやすい地域と社会づくり
■認知症体験者に聴こう、声から学ぶ取組をしている。認知症施策評価委員会でも積極的に参加している方もいる。
■世田谷区みんなでアクションガイド/小学生編 世田谷区みんなでアクションガイド
(世田谷区版 認知症サポーター用テキスト)
アクションガイドで学んだ人をアクションチームとして地域の活動や認知症カフェなどで活躍の場も作り、チームオレンジとして活動に結びつけている。
小学校でのアクション講義も行っている。
地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター)
■世田谷区では、認知症とともに生きると題して「みんなでアクションガイド」を作成しています。
認知症サポーターの資料の様なものです。認知症の古いイメージを刷新して行く。さまざまな認知症のことについて学べる仕組みとなっています。
【所感】超高齢化社会に入り、2025年、また2040年問題があります。認知症の人たちをはじめ誰もが生き生きと住み慣れた街で暮らせるような街づくりが重要と強く感じました。
盆踊り
ヒアリング フレイル対策2024.8.23
豊島区では、「日本一の高齢者にやさしいまちへ 」を目指しています。
65歳以上で 単身割合 35.6% 75歳以上 38.1% です。単身世帯の割合は全国で 1位 だそうです。
65歳以上の半数に聞こえの問題があると指摘されている事とヒアリング フレイルが認知症に影響するとのエビデンスがあり、ヒアリング フレイルスクリーニングを開始しました。
難聴の早期発見 及びフレイル予防に取り組んでいます。
【難聴のリスクについて 】
①社会との関わりの低下
② 認知機能の低下
③変化は じわじわ 進行 自分では気づきにくい
④加齢にはつきものであると気に留めない
⑤補聴器も必ずしも有効ではなく、負担のかかるコミュニケーション
⑥話者の必要以上の大きな声は逆に心理的圧迫。 聞こえたふりを生み出す。ヒアリング ハラスメント
⑦ 聞き取ることに精一杯→ 理解・ 記憶力の低下
【データ】
日本の難聴者数は約1994万人 全人口の約16%にあたります。 また 65歳以上の約半数に聞こえの問題があると言われ 80歳以上になると 84%の男性、73%の女性が 難聴を発症しているそうです。
難聴に対して 早期に発見、早期に治療につなげることが重要だと感じました。
夏季議員研修会2024.8.21
杉並区産業振興センター2024.8.20
視察/ゆいの森あらかわ2024.8.19
荒川区役所の近隣にある「ゆいの森あらかわ」に会派で視察致しました。
同施設は 2017年3月26日にオープン、滞在型で居心地が良く飲食やおしゃべりも OK、また静かな場所もあります。
荒川区の図書館は、すべて直営(区役所)で運営していて各学校にも司書を1名配置しています。
「豊かな心を育む読書のまちづくり条例」を令和5年4月施行されました。条例は、あらゆる世代の区民等が生涯にわたり豊かな心を育む読書のまちづくりを推進していくため制定されました。
区内に街中図書館も70箇所に広がり子供から大人まで、障害のある方にも幅広い人に読書の機会を提供していると感じました。
写真(下)は、併設されている「吉村昭記念文学館」の吉村昭氏の書斎再現展示※の書斎です。
(※写真は許可を取って撮影させていただきました。)