セミナー「海外事例にみる図書館運営の最適化」に参加いたしました。(2016.10.25)
セミナー「海外事例にみる図書館運営の最適化」~「貸し出し数追及の呪縛」を超えてとのタイトルで講師は、東洋大学客員教授の南学先生です。日本の図書館では、活動の評価指標として「一人当たり貸出数」が重視される傾向にあります。国内外の事例など示しながら今後の図書館づくりと運営の在り方について講演がありました。
アメリカの図書館は、「機会均等」「知識の均等」場として整備されている。小学校から大学まで、図書館が中心的役割をしている。アメリカの大学の図書館では図書館がなければ、大学の教育は成立しないと言われている。韓国では国立デジタル図書館がある。来館してもらって初めて機能するという考え方がある。シンガポールでは、合理的な電子化がされている。書籍名だけではなくPDFで数ページ読めるようにしている。台湾では、24時間図書の貸し出し。無人貸し出し。(レファレンスあり)
今後の図書館として複合館が「標準」になるのでは、交流拠点としての図書館。また、使われていない図書館の実態を示し、利用者の1割が9割の貸し出しを受けていることもあるそうです。
セミナーに参加して感じたことは、今後の本区の図書館にも導入できる事があるので積極的に提案していきたいと思いました。