下校時の児童を狙い卑劣な犯罪が全国的に多発していた頃、
我が子を心配するお母様からいただいたお声をきっかけに
対策を思案する中で、「通学路への防犯カメラの設置」に行き当たりました。
平成26年の中央区議会定例会一般質問で、私は
「区内全小学校の通学路への防犯カメラの設置」を要望しました。
初めは財政面が懸念されましたが、東京都で「通学路への防犯カメラ設置」の補助金事業が
有ることがわかり、財源を確保できる見通しが立ち、早くも平成27年度の事業となり、
4年掛けて、区内全16ある小学校の通学路への防犯カメラ設置が実現したのです。
防犯カメラについては、今でこそ「犯罪抑止」「有事の際の早期解決」に効果が有る
との認識が定着していますが、平成26年当時は「プライバシーの侵害」を心配する人達も
一定数存在していました。
その為、設置作業はPTAからも希望が出ていた日本橋地域から始まりました。
取組みを進める中で、年々世の中の認識も変わっていき、4年のうちに
月島地域においても無事に設置が完了したのです。
各学区で5台という制限がある中、小学校毎にPTA、地元警察署、学校関係者、
地域の方などが協議して設置場所を決めていきました。
最近「5台では足りない」とのお声を頂戴し(汗)、
今後は増設を目指してまいりたいと思っています。
中央区は、もともと治安の大変良いまちですが、通学路に防犯カメラが設置されたことで
更に安心していただけるようになり、大変嬉しく思っております。
(続く)