議員になる前、医療関連会社で働いていた私は「命を守る」を
活動テーマの1つとしてまいりました。
私の代表的な実績の1つとなった「網膜芽細胞腫の早期発見のための周知PR」は
お子さんが診断を受けた若いママからいただいたご相談がきっかけでした。
もう1つの大きな実績である「区内全小学校の通学路への防犯カメラ設置」も
あるお母様からいただいた声がきっかけとなりました。
平成20年代半ば、全国各地で、下校途中の児童を狙う残虐非道な事件が多発し、
社会的にも大きな関心を集めていました。
そのお母様から「中央区はとても治安がいいけれど、やっぱり心配です」と言われ、
私は「毎月行っている下校時パトロールの回数を増やしますね」とお答えしました。
でも、パトロールは通り過ぎたらそのすぐ後に背後で何が起きてもわからないし心もとない、
と思い直し、「もっと根本的な対策が必要だ」と考えたのです。
試案を巡らしながら様々な資料を漁り模索していたとき、ある新聞記事に目がとまりました。
大阪のある市で「市内全小学校の通学路に防犯カメラを設置した」というのです。
私は「この市にできるのなら、中央区でできないわけがない」と思い、
一般質問で取り上げることに決めました。
(続く)