お子さんが網膜芽細胞腫との診断を受けた若いママから
「早期発見のため、写真ポスターを貼って周知したい」とのご相談を受けた私は、
議員になってからの活動で知り合った「小児腫瘍科」の専門医に真っ先にアドバイスを受け、
近所の小児科医の医師にもご意見をいただいて、当時の区の福祉保健部長と協議しました。
部長はご相談者の思いをしっかりと受け止め、快諾してくださり、
「区内の全保育所と小児科クリニックに<写真ポスター>を貼り出す」ことと、
妊娠届を出した方へ区が配布している「母と子の保健バッグの中に資料を同封」することが
実現したのです。
これは全国で初の取組みとなりました。
ご相談くださったママが喜んでくださったのは言うまでもありません。
築地のがんセンターで開催されている「患者の(保護者の)会」で、
この中央区の取組みを紹介したところ、他の地域に住む方から
「私の住む地域でもやってほしい」との声が上がったそうで、
実際何人かの公明党女性議員から「取組み内容を教えてほしい」とご連絡をいただきました。
若いママのお声を大切に受け止めることで、命を守る取組みを1つ、
小さなことかもしれませんが実現することができ、大変嬉しく思っております。
(続く)