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バックナンバー 2015年 8月 6日

先日、関西で開催される全国市町村議員研修会に参加する為、

久しぶりに神戸空港に降り立ちました。

神戸空港から三宮への移動でポートライナーに乗っていた時、

ふと思い出したことがあります。

 

本年6月。ポートライナー「医療センター駅」にある病院で、

生体肝移植手術が行われ、数日後、残念なことに

患者さんはお亡くなりになりました。

実は、昨年開設されたばかりのこの病院では、

生体肝移植手術を受けた9名中5名が死亡しているそうで、

マスコミによる病院への大々的な批判的報道がなされました。

 

しかし、この患者さんのご遺族が後日会見を開き発表したコメントは、

病院への心からの感謝の言葉と手術の継続を願うものでした。

以下、長くなりますが、コメントの抜粋です。

「(父は)手術には希望に満ちあふれて臨んでいた」(患者の長男)

「長い夫婦生活の最期に、手術の成功という同じ希望を夢見て

過ごせたことは、私たち夫婦にとって幸せなことでした。

夫や私たち家族のように他の病院で見放された患者が、

生体肝移植を受けられることを心から願ってやみません」(患者の妻)

 

また「移植医療の信用が失われる」と懸念を示す日本移植学会などへは

「患者を選別することが、ドナー(臓器提供者)が見つかったのに

移植を受けられない悔しさの中で亡くなっていく多くの患者を生み出している」

と批判するコメントを寄せています。

 

手術の甲斐なく、結果的にお亡くなりになったことは、

遺族にとって大きな悲しみであることに違いはありません。

でも、その悲しみよりも「最後の希望を持てた」ことの方が大切なのです。

私はこのご遺族のコメントをこれまでに何度も何度も読んでいますが、

その度に涙なくしては読めません。

 

同様の意見は、難病患者支援の会(横浜市)にも早々に届いていたそうで、

またこのブログを書くにあたって今知りましたが、先月7月には

神戸市の患者団体が生体肝移植の継続を要望する声明を発表したそうです。

 

この病院は、一連の報道も踏まえ、ホームページに

「患者のニーズを第一に考えチーム医療に徹する」という病院の理念を

改めて高く掲げています。

HPの情報からは、病院の経営母体など詳細がわかりかねたのですが、

生体肝移植手術に限らず、今後も患者第一の病院であり続けてほしいと

心から望むものです。

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