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公明党○○支部 平野充
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調布市プレミアム商品券事業(補正予算第4号)を議決

令和2年6月25日(木) 雨・くもり

調布市議会 第2回定例会が閉会しました。

調布市でもコロナ禍における各種支援事業が決定してきております。

一般質問に続き、委員会でも

厚生委員長として補正予算(第3号・第4号)などの審査を終えました。

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(写真は本会議での委員会審査結果報告)

 

以下、主な委員会での審査内容です。(補正予算 第3号)

【住居確保給付金事業】

所得制限はありますが、コロナの影響による離職などにより

生活に困窮する方への住居費支援です。

一定期間の家賃支援の財源を拡充させました。

国からの補助金に加え、市としても財源を確保。

4月以降、急激に問い合わせも増加し、相談も300件以上を数えています。

※学生さんでも働きながらアパートを借りて学んでいる人(苦学生)は対象になります。

 

【介護施設従事、障害者施設従事職員への支援】

市内の介護や障害者施設で働いて下さっている方々へ

一人5000円のギフトカードを贈呈するものです。

感謝のメッセージカードを添えて称えます。

介護施設従事者約4600人

障害者施設従事者1400人

計6000人が対象です。

※財源は国の補助金を活用。

 

【ひとり親家庭 応援給付金支援事業】

国からの児童扶養手当や

都からの児童育成手当を受けられている方が主な対象になります。

7月・8月・9月の各月に

児童一人あたり、1万5000円を支給するものです。

(調布市単独での支援)

 

【出産・子育て応援事業】

「ゆりかご調布」事業に上乗せした支援として

PASMO(パスモ)1万円分をプレゼント。

これは、コロナ禍における乗り物移動の際に

タクシー代の支援をイメージしたものです。

市内3300人が対象

主に、母子手帳を取得するときに「ゆりかご面接」で

差し上げることになります。

この事業の財源は東京都からの支援で賄われます。

 

続いて、補正予算 第4号での厚生委員会審査内容は

【ひとり親世帯臨時特別給付金】

対象となる世帯は以下の方。

(1)現在、児童扶養手当受給世帯(申請不用)

(2)収入減により受給の水準まで下がった世帯。(要申請)

(3)児童扶養手当受給世帯で、コロナの影響で更に収入が減少した世帯。(要申請)

これは国の第2次補正予算による全額「国」からの支援です。

1世帯 5万円。※第2子以降は1人につき3万円。

※(3)の児童扶養手当受給者がコロナの影響で更に収入減となった世帯は

合計(5万円+5万円)10万円の給付となります。

給付は申請不用の方は8月下旬。

申請がいる人は9月以降。※申請は簡易なものです。

 

【保育園・幼稚園への感染症防止対策支援】

(子ども用マスク・消毒液の購入や施設の消毒に必要な経費の補助、

その他、保育継続に必要な感染症防止のための経費)

国や都の補助金を活用しますが、

保育園と幼稚園の均衡出をはかるため

市からも財源を捻出します。

認可保育園68園、認証保育所12園、

保育ママ3園、認可外保育24園、(※)幼稚園15園。

※幼稚園類似施設「仙川教会子どもの家」にも市から支援します。

 

【学童クラブ等、感染症防止対策支援】

(マスクや消毒液、体温計、感染防止備品などへの経費)

学童クラブ41施設、ユーフォー20施設、

子育てひろば11施設、

青少年ステーションCAPS。

以上が厚生委員会審査。

 

さて、補正予算第4号の目玉となったのが、

総額27億円(事務費込み)を計上した

「調布市プレミアム付き商品券事業」

1セット1万円で1万3000円分の商品券を購入し、

市内店舗等で使えるものです。

※3000円がプレミアム分で市が負担するものです

(一部、都の補助金も活用)

※1世帯、最大で5セットまで(5万円で6万5000円分)購入できるもの。

 

事業費27億円のうちわけは

20億円は後に商品券の売り上げ収入を見込んで市が立替えるお金。

2億6000万円は東京都の補助金

4億4000万円は市の財政調整基金の取り崩し

 

市民と市内事業者(店舗等)の双方を応援する事業として

市が商工会や金融機関などと協議し、考案した事業です。

 

この財源を含む補正予算(第4号)が議会最終日に討論となりました。

本会議での討論前に、文教委員会での審査もありました。

公明党としても、議決する前に事業内容をしっかり確認いたしました。

 

何より、市民が「買いたい!」と思える事業内容でないといけません。

調布市全体に「元気」や「活気」をうながすものでなければなりません。

確認したことは、

◎市内大型店舗でも使用できること。

◎医療分野(診察やお薬、予防接種、歯の治療)でも使用できるように、

医師会・歯科医師会・薬剤師会に働きかけること。

◎商品券取扱店を限りなく広げること。

※この事業が展開されることを知らなかったという店舗や事業者がないように。

また、後から知っても参入(参加)できるように。

◎購入において早い者勝ちを防ぐための対策を講じること。

◎市民へのお知らせ、市内店舗・事業者へのお知らせを十分に行うこと。

◎市報やHP以外にも全戸配付のチラシでお知らせすること。

※そのチラシに購入前の応募(申請方法)や店舗等参入が明確になります。

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(写真は補正予算第4号の討論)

議会最終日の24日、

本会議場で公明党を代表し「賛成」討論を行いました。

 

議会でこのプレミアム付き商品券事業を含む補正予算(第4号)に反対したのは

「生活者ネットワーク」だけでした。

 

以上、調布市議会では賛成多数で可決されました。

但し、この事業が始まるのは、まだ少し先で、

商品券の発売開始が9月28日から

商品券の利用期間は令和3年1月31日まで

 

7月22日より取扱い店舗(参加事業者)の募集が始まります。

※期間随時

窓口は調布市商工会になるとのことです。

8月には、市内(市民)にお知らせチラシが各戸配布される予定です。

その後、商品券購入に向けた「申し込み」(何セット申し込みたいとの応募)が始まり、

※チラシに応募要項が掲載されます。

最終的に公平性を保った上で、応募者に対し、結果が通知され、

商品券を購入していただくという手順です。

※購入場所は、未定。

応募された世帯には最低でも1セットは必ず購入できるようになっているとのこと。

応募されない世帯もあることが想定されますので、

その分が、2セット以上希望される世帯に回っていくことになります。

 

★調布市プレミアム商品券の利用開始は

9月28日から

 

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(写真は意見書の意見書の内容説明)

議会最終日には、議員提出議案としての

「意見書」提出に向けた賛否が行われます。※国にあげる意見書。

今回の議会では

「デジタル時代にふさわしいセーフティーネットの構築を求める意見書」を作成し

本会議で説明しました。

(以下、大要)

このたびの特別定額給付金で判明したように

オンライン申請(マイナポータル)は精度に課題が残りました。(良くない)

また、郵送での申請では、スピード感に劣ります。

「アメリカ」や「イギリス」などでは

コロナ関連の給付が

国(政府)から直接国民の口座へ還付金や給付金として

速やかに振り込まれていることから、

日本としても税と社会保障を有機的に連携させるインフラ作りを開始して

欧米で見られるような「給付付き税額控除」の制度に対しても

早急に議論を開始するよう求めた意見書です。

【記】

(一)マイナポータルをはじめ、現金給付システムの精度をあげること。

(二)マイナンバーを使った情報連携への取組みや、

 給付付き税額控除の議論を開始すること。

 

賛成多数のご賛同をいただき、

調布市議会として国へ本意見書をあげることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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