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公明党○○支部 平野充
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Archive for 2018年 10月

ブロック塀等の撤去費に対する助成制度

平成30年10月4日(木) くもり

台風24号、調布では9月30日(日)から10月1日(月)への

日付が変わる頃から深夜2時ごろにかけて

猛烈なまでの暴風雨となりました。

多くの方々が眠れぬ夜を過ごされたのではないでしょうか。

私も午前3時ころまで起きていました。

電信柱が倒れるのではないかというくらい

揺れていました。

自宅ではベランダ側の窓が外れて飛んでいくのでは・・・

とも感じていました。

市内でも学校をはじめ公共施設にも被害が出ています。

また各家庭からも被害に遭ったなど連絡もいただいております。

心苦しい限りですが、調布市に問い合わせてみましたが、

市のお見舞金内容には該当しないようでした。

 

「防災対策」は市行政でも重要ですが

各家庭でも台風対策としても、まずは、「停電」に備え

灯りの確保や乾電池で動くラジオなど、

備えておきたいものです。

また、最近では停電するとトイレが使えなくなる家もあります。

オール電化式のトイレは要注意です。

 

さて、今朝は仙川駅で朝のご挨拶をしました。

仙川駅前のゴミが多く残念な気持ちになりましたが、

挨拶はそっちのけで、ゴミ拾いだけで約30分間費やしました。

酒類のビン・缶、たばこの吸い殻、紙類など、まあ多いこと。。。

きれいな街にしていかないと皆の心まで荒んでしまうとの思いで

掃除しました。

 

では、本題のブロック塀に関する市の助成制度について。

先月9月議会で助成制度を含む補正予算を通しました。

 

先の大阪での地震。痛ましい事故は記憶に新しいところです。

かわいそうでなりません。

心よりお悔み申し上げます。

 

調布市の小・中学校でもすぐに点検していただき、

ブロック塀を撤去し、整備中の学校があります。

P1330780

こちらの写真は布田小学校。

続いて、下の写真は第8中学校

P1330783

学校は市の公共施設ですので、すぐに対応していただいておりますが、

市内の民家にもブロック塀や万年塀は多く見かけます。

私は、議会前の8月、何度も市の建築指導課に相談をもちかけ、

一般民家に対する「補助金」として

何とか9月の議会で補正予算を組めないものかと

お話ししてきました。

 

調布市はスピーディーに対応くださり、

議会を経て、この10月1日より助成制度がスタートしています。

【助成対象】 は道路等に面した高さ1.2mを超える

ブロック塀・万年塀・石積塀の撤去費用に対する助成です。

 

【助成額】 は1mあたり10000万円まで(上限10万円)

※撤去工事費の二分の一、または、

10000円 × 撤去延長 のいずれか低い額。

 

詳しくは調布市「建築指導課」にお問い合わせください。

 

ちなみに、上記の助成制度だけでは、 

まだまだ支援として不足していると感じています。

9月議会の最終日に

国に対し、意見書を作成し提案しました。

「学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書」

この意見書で求めた項目を以下にご報告いたします。

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1.全国の通学路を緊急総点検・調査を実施し、工事が必要な場合は、民間事業者とも連携しつつ速やかに実施し、地方自治体に対する技術的・財政的支援を行うこと。その際、一般家庭の塀であっても倒壊の可能性があるなどの場合に支援出来る制度を検討すること。また、国土交通省の社会資本整備総合交付金および防災・安全交付金の効果促進事業の積極的な活用を図ること。

 2.学校施設の安全対策に要する費用については、塀の修繕など小規模工事に対する補助制度、法定点検やそれに伴う修繕への補助制度の創設等を検討すること。その際、400万円と定められている文部科学省の公立学校施設の防災機能強化事業の補助対象事業の下限額について、広域での申請を認めるなど弾力的に運用すること。

本意見書は、調布の議会で全会一致の賛同を得て提出いたしました。

 

 

さて、9月議会は前年度(平成29年度)の決算についてが主でありました。

議会では賛否両論分かれましたが、

私(公明党)は、決算に「認定」との立場で、一部、苦言も入れましたが、

今後の要望を盛り込みながら討論いたしました。

 

一方、決算に「不認定」の態度をとる会派もありますが

「認めない」といっても執行済みの事に対して

覆ることはありません。

市行政も良いこと(適切な、あるいは効果的な予算執行)が

沢山含まれていますので、

不認定の態度をとるということは

基本的には、それらも含めた「不認定」ということに通じます。

当初予算に反対しているから決算も不認定という

こともあるのでしょう。

また、不認定の態度は次期予算編成に向けての「けん制」も含むのでしょう。

 

では、予算(当初予算や年度途中の補正予算)に対して

「反対」を唱える政党(会派)があります。

それは、構わないのですが、

私が気になるのは、何だかんだ言って

結局「反対」との態度だけにとどまっていることです。

「反対」なら、どこ(何)に対して「反対」で、

修正した予算案を提示して、初めて「反対」を唱える資格があると

思うのです。

それをせずして、ただ「反対」では無責任なだけではないでしょうか。

 

そして、一部の政党は予算(補正予算も含む)に反対しておいて

その予算の執行で各施策が実ってきたら

「自分たちがやりました」とばかりにビラを撒くという

きわめて滑稽な嘘つき政党もあります。

 

では、予算に「賛成」との立場からいえば、

「賛成」とはいっても、議会が開催されるまでに

一苦労、二苦労して「賛成」できる予算にしてきているのです。

たまに一部の方から「議会は市のいいなりではないのか?」との

指摘をうけることがありますが、

決してそうではありません。

議会開催中だけが議員の仕事ではありませんし、

議会に向けた日々の動き(働き)こそ議員力が試されているのです。

そういった総合的な結果で「実績」というものが出来上がってきます。

 

では、私なりの所感を述べたところで

9月議会・決算認定の討論内容を掲載します。

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 議案第57号、平成29年度調布市一般会計歳入歳出の認定につきまして公明党を代表し、決算認定の立場から討論を行います。

 一般会計の歳入歳出決算額は926億8000万円余であり、前年度と比較して15億7000万円余の増、市税については納税義務者の増、法人収益の増に加え、収納率向上の取組みにより前年度と比較して10億円余の増となったことが分かりました。調布市は普通交付税の不交付団体としての厳しい財政事情がある中、国や都の補助金確保に向け、オリンピック・パラリンピック支援事業、環境対策事業、アニメコンテンツ事業などの各事業において随所に職員の努力が見受けられたことを評価いたします。また、このたびは調布の魅力発信に向けた取組みの中、共感が得られる事業としてのクラウドファンディングを取り入れようとする姿勢も評価するとともに、今後も歳入確保に努めていただくよう要望いたします。

 基金については、平成29年度末の基金残高が174億円余と、前年度より10億円余の増となり、財政基盤の強化に取り組まれてきた結果と認識しております。公共施設整備基金については当初予算から積立てを計上され努力が見られましたが、今後、学校施設をはじめとする公共施設の老朽化対策に適切に対応されることを要望いたします。

 次に歳出につきましては、決算額882億1000万円余であり、前年度と比較し、10億5000万円余の増でした。

 強いまちづくり「防災対策」としての避難所マンホールトイレや非常用小型発電機の確保の他、洪水対策への意識啓発に向け、カラーバリアフリーも施された紙ベースの洪水ハザードマップを全戸配布されたことを高く評価いたします。全国的に自然災害による甚大な被害が発生していますが、各地の災害を教訓に更なる防災対策とともに、女性の視点や高齢者、障害者など要支援者への配慮に留意されるようお願いいたします。「防犯対策」では、詐欺対策としての自動通話録音機の無料貸出しを拡充した取組みを評価するものですが、市役所職員を装った還付金詐欺などの被害防止に向け、庁内連携による対策をより一層強化されることを要望いたします。

 続いて、「安心の暮らし」に向けた高齢者施策としては介護予防普及啓発事業や認知症施策の充実が図られました。障害者施策では、余暇の充実を図る「ほりでーぷらん」の本格実施や市内2か所目となる重度重複障害者グループホームの運営支援を評価いたします。また、国の補助金を活用した低所得高齢者の生活を支援する臨時福祉給付金の支給につきましては、「有難い」「助かりました」との声も多数届きました。生活支援の観点から市としても趣旨をしっかりと受け止め展開されました。その他、児童養護施設退所者の自立支援「ステップアップホーム事業」は区市町村単位での支援としては先駆的な事業として高く評価いたします。そして、重要な保育園待機児童対策につきましては、平成29年度は認可保育園10園の整備、811人の大幅な定員拡大が図られ待機児童数は大幅に削減されましたが、未だ、保育園に預けられず、大変な思いをされているご家庭があります。引き続き、待機児童解消に向け、創意工夫を凝らし取組まれることを求めます。併せて、認証保育所の保育料や幼稚園の入園料の保護者負担軽減の拡充も評価するところですが、更なる拡充を要望いたします。また、義務教育就学児医療費助成における小学校3年生までの所得制限を撤廃されたことも高く評価するところですが、中学3年生までの所得制限撤廃、通院費の助成も含め要望いたします。

その他、ゆりかご調布事業の拡充や、産後ケアの実施など、切れ目のない支援充実についても評価いたします。  

学校施設整備では、特別教室の空調設置について計画を前倒ししてまで取り組まれたことも高く評価しておりますが、今夏のような猛暑は今後も想定されます。子どもたちの命を守るためにも、また、災害時は避難所ともなる体育館への空調設備整備を要望いたします。

食物アレルギー対応については教職員対象の研修を継続され、専用調理室の整備に向け、若葉小学校給食室の設計が行われました。引き続き対応指針を遵守し、安心できる体制の整備を要望いたします。

 続いて、駅前広場などのまちづくりにつきましては、区画道路整備など進捗しておりますが、国際行事も迫る中、無駄のない計画的な整備に取組まれることを要望いたします。

 平成29年度には秋に待望のシネマコンプレックスが開業し、賑わいが増しましたが、引き続き商工会や商店会とも連携し、市内商業の活性化につながる取組みを要望いたします。また、ラグビーワールドカップ、そして東京2020大会に向けての気運醸成にも努められていますが、特に、パラリンピックの成功は、深い意味を持つものだと認識していただき、バリアフリーのまちづくりをはじめ、レガシー創出に向け、より意識を高めていただきたいことを要望いたします。また、開催都市の環境整備として「受動喫煙防止条例」の制 定を求めます。その他の環境整備につきましては緑の保全に向けた公有化の姿勢を評価いたします。

 最後になりますが、引き続き、市民福祉の増進に向けた取組みとともに、誰もが、差別なく平等に共存していける都市構築への取組みを期待し、平成29年度一般会計歳入歳出決算に対して認定の立場からの討論とさせていただきます。

以上