Archive for 2015年 1月
平成26年の特殊詐欺被害状況
平成27年 1月26日(月) 晴れ
東京は久しぶりに暖かな日となりました。
ところで、調布警察署管内の平成26年の詐欺被害結果を調べました。
調布市42件 被害額は 約 1億6200万円
狛江市16件 被害額は 約 3000万円
総計 58件 被害額は 約 1億9000万円
この数字(総計)は、平成25年と比べて、
件数で 23件、被害額で 約1億2000万円 減っています。
(調布16件 約1億1000万円の減)
(狛江 7件 約900万円の減)
平成25年の暮れ12月、調布市はオレオレ詐欺防犯対策DVDを完成させました。
制作費 約 9万円。(ブラボーです)
20分の映画を9万円で作ったのです。
(貸し出しは総合防災安全課まで)
私は、この年の5月30日、東京都庁まで直接交渉に出向き申しました。
「映画のまち調布には、約40社もの映画関連会社があります。
調布にその予算をくだされば、詐欺被害防止の映画を作って、都内中に提供します」 と。
断られました。
詐欺被害が何億円も膨らんでいっているのに防止対策への映画に100万円は出せない。
都に対する悔しさを、翌6月、調布市議会の本会議(一般質問)で訴えました。
調布市の総合防災安全課は、経費を削りに削って節約し、
ロケは市役所内で、また、職員の自宅で、
そして、城西国際大学の学生さんの手助けをうけ、9万円で作りあげてくださいました。
見事です!
このDVDを観た東京都から
「調布市さん、いいのを作られましたね。ぜひ、他の区市町村でも活用させてください」
との言葉が出たという。
現在までに、
狛江市、東久留米市、多摩市、立川市、日野市、府中市をはじめ、
都内の詐欺防止対策プロジェクトの区市へも提供されています。
詐欺は、その手口パターンを変えてきます。
平成25年の暮れ、私は調布市より「平野議員、DVDを制作しましたよ」との報告を受けたとき
最大の評価の意を告げました。
その後、「字幕付き」にしていただくことや
「ぜひ“第二弾”も」と要望いたしました。
※字幕付きはすでに実現しております。
さて、来月2月24日13時30分より
グリーンホールで詐欺防止に向けた再現芝居(寸劇)が見られます。
プロの劇団です。
その他、楽しい催しがあります。
詐欺の手口をばくろする寸劇をまだ鑑賞されていない方は、ぜひお越しいただきたいと思っています。
昨年は、敬老会でも、このプロの劇団による再現芝居をプログラムに組み込んで
いただきました。
私が、何度も市にお願いしてきたものでした。
ご高齢の方々の中には「こんな企画つまらない」と思われた方も
いらっしゃったかもしれません。
それはそれでお詫び申し上げます。
ただ、「詐欺(悪)の手口を知っておこう」また、「次に騙されるのは自分だ」と、
危機意識を持つ人は詐欺にひっかかりません。
「私は詐欺なんかにひっかからないわよ」と、自信だけの人、
また、無関心の人が詐欺にひっかかります。
私は、親が子を思う親心を利用して金を奪っていく奴らを許せない!との
強い怒りから何度もこのことを訴えております。
調布市国際交流協会20周年パーティー
平成27年 1月17日(土)晴れ
阪神淡路大震災より今日で20年。
奇しくも調布市国際交流協会も設立より20周年。記念の行事が本日行われました。
あの阪神淡路の大地震がくる12時間前の夕方、
私は、あの倒壊した阪神高速道路を弟と二人で車で走行していました。
母の住む四国からの帰路で、鳴門大橋→淡路島→明石大橋→阪神高速のルートでした。
新大阪で弟と別れ、新幹線で一人東京へ帰ってきました。
翌朝、無事に帰宅した旨を電話した母の第一声が今でも耳朶に残っています。
母:「おい、神戸の街が燃えとるんや」
私:「えっ、なんで?」
母:「地震や、大地震や!」
私はテレビをつけて呆然とした。ショックで力が抜けていくのがわかった。
東日本の大震災もそうですが、自分の身は助かっても故郷が地震により崩壊するショックは
相当なものがあります。
震災でお亡くなりになられた方々、深い悲しみから立ち上がられる方々への思いをこめ
日々、祈念しております。
これまで、議会でも震災対策について何度も質問に立っています。
東京でも調布市が警戒しなければならないのは阪神淡路型です。
さて、調布市の人口22万4000人のうち、外国人は約4000人。
生活していくために日本語習得が欠かせません。
調布市には国際交流協会の「だっこらっこクラブ」というものがあります。
小さなお子さんを抱えた外国人の方々の日本語習得の学習支援です。
これまでにも調布市国際交流協会の事務所を直接お訪ねし、
だっこらっこクラブへの支援に向け、聞き取り調査を行い、微力ながら動いております。
本日の記念式典にはスリランカ大使館より
サージ メンディスさんがご出席してくださいました。
文化や言葉が違えども、同じ“人間”
親しむ心や友情は世界共通。
出会うこと。ふれあうこと。お互いを知ることはとても大事なことだと思う。
“知らない”ことにより、そこから偏見や不信感が生まれてくるのだと思う。
また、文化・芸術・音楽は人と人とをつなぐとても重要な要素であると感じる。
相手を尊敬し、そして何でも学んでいこうとの姿勢を忘れてはいけないと思っています。
美しい生け花も国際交流のための大きな演出だと感じました。
平成27年調布市成人式
平成27年 1月12日(成人の日)
澄みわたる青空の下、晴れやかな成人式が行われました。
今年の成人式は私にとっても思い出深き方々が成人を迎えられました。
勤務先だった調布中学校の卒業生たち。
男の子たちは、みんな立派に大きくなって見上げる紳士に。
女の子たちは、みんな綺麗になって誰だったかわからないほどに。
わずかな面影を頼りに記憶が甦る楽しき再会。
調布中での勤務当時は放課後に吹奏楽部をアシストしました。
吹奏楽コンクールでは
B組 金賞 東京都代表で東日本大会出場へ。そのとき活躍したメンバーにも多く会えました。
本当に嬉しかったです。
もう一つ、嬉しかったのは当時の7組の生徒たちにも会えたことでした。
冬のクリスマス会では7組の子たちの部屋へ行ってトランペットも吹きました。
「ドラえもん」のテーマソング や シンデレラの「夢はひそかに」を演奏しました。
体育の時間には、「がんばれ、がんばれ」と一緒に声をかけながら走ったことも。
今日は、本当になつかしく、うれしい日となりました。
1300人収容のグリーンホールも満席。
本日、調布市内で成人を迎えた人は
2261人。
昨年よりも151人多くなりました。
さて、私は議会の文教委員会でも質問で何度かこの成人式のことを取り上げました。
それは「式に参加できなかった人たち」のことです。
現在、調布市では参加できなかった方へ「記念品を受け取りにきてください」と通知を出します。
私は、そのことに対していつも反論します。
「取りに来させる」のではなく「届けてさしあげるのだ」と。
来れなかった人たちは、様々に事情があったのだと思います。
私自身、自分の成人式には行っていません。
学校へ行くための資金を稼ぐために、夜10時~朝7時まで、
地下鉄御堂筋線の大阪駅拡幅工事の現場で働いていました。
昼間、成人式に起きて集う体力がありませんでした。
市役所から「〇〇さん、成人おめでとう」との言葉とともに「記念品」を届けてさしあげる。
これまで、記念品は「クオカード」など封筒に入るものです。
“郵送代が捻出できない”との理由は私には理解できない。
無限の可能性を秘めた宝の若者たちへの支援は決して厚いとは言えない。
「ぬくもり」をテーマに持つ調布市である。
私は毎年このことが気になっている。
御用始め
平成27年1月5日(月) 晴れ
さあ、新年の本格的な始動です。
御用始めの本日、東京は穏やかに晴れわたり、朝から暖かな陽光に包まれました。
駅頭で挨拶をする中で「今日は暖かいな」と感じると同時に雪に見舞われている地域のことが気になりました。
近年、異常気象がその度を増してきています。
その原因は地球温暖化によるものと言われています。
経済先進国の日本もCO2の排出を抑制し、世界をリードしていくべきです。
今、わが国の電力供給は、約90%が火力発電によるものです。
日本では熱効率のよい液化天然ガスという燃料が一番多く使われていますが、
それでも熱効率は50%を超える程度です。
また、火力発電の中でも石炭は一番CO2を排出します。
石炭は熱効率40%程度。
再生エネルギーの比率は全体の10%に満たない現実があり、
大容量を必要とする電力供給にはどうしても火力発電に頼らざるを得ない状況があります。
いずれにしましても火力発電にCO2排出はつきものです。
現在は、CO2削減とともに火力発電の熱効率を上げる研究・開発がなされていますが、
あわせて、電力を消費する側として「省エネ対策」は重要です。
写真は調布市内のLED街路灯です(布田駅周辺)
もう少し近くで見ると
こんな感じです。
私は、議会の建設委員会にて省エネ対策としての街路灯のLED化の推進に向けて質問しました。
調布市内では、この街路灯のLED化は未だ全体の3%程度。
主に4m道路など狭隘道路(きょうあいどうろ)から整備が行われているようです。
整備に向けての費用は、これまでの街路灯に比べ特段に費用がかかるものではないということも
確認させていただきました。
今後、更に普及するよう推進していきたいと思います。
ともあれ、地球温暖化防止に向けての取り組みは
更に急いで、また、更に力を入れて取り組まなければなりません。
公明党は再生エネルギー普及のための法整備にも力を注いでいます。