調布駅前広場の予定
京王線・調布市内の3駅が地下化となり、早1年2か月になろうとしています。
現在、駅前広場の整備や線路跡地などの今後の予定について
市民説明会(質疑応答あり)が行われていますが
「くすのきホール」や「グリーンホール」で行われている説明会には、
それぞれ約30~40人程度の方々しか参加されていません。
市民の皆さまの大事な財産ともなる重要な駅前広場や線路跡地ですので、
もっともっと多くの市民の皆さまに「リアルタイムな情報」を提供しながら、
そして、一人でも多くの方々から意見や要望を伺いながら(叶う叶わないは別としても)
整備を行うべきだと私は思っております。
そこで今日は、私なりに今後の整備予定の簡単な説明をさせていただこうと考えました。
以下、イメージをお伝えできれば幸いです。
今後の線路跡地の利用は、遊歩道を確保しながら駐輪場も設置されていく予定です。
(線路跡地を市が買うのか、借りるのかなどは、今日現在では決まっておりません)
国領駅前、布田駅前、調布駅前は、それぞれ新たにロータリーが設けられます。
特に調布駅前は南・北に新たなロータリーが設けられますが、あわせて巨大な広場となります。
現在、調布駅(地下)への出入口が地上に「3か所」ありますが、出入口の位置は、これで決定です。
ただし、駅前広場の工事がすべて完成するのは、まだまだ先の話です。
最初に「布田駅前」が平成26年度末に完成予定。
続いて「国領駅前」が平成27年度末に完成予定。
そして最後に「調布駅前(広場)」の完成となりますが、
それは平成30年度? あるいはそれ以降? と、まだまだ先のことです。
さて、調布駅舎跡の整備予定を写真を使って説明します。
これは、一番最近出来上がった調布駅への「出入口」
この出入口が駅前広場のメインとなる出入口で、後に円形の大屋根がつくそうです。
手前の横断歩道のある道路は、後に無くなります。
(広場になるからです)
この場所はわかりますでしょうか?
先ほどの写真の場所から、ずーっと東へ移動してきた所です。
「ローソン」のある位置です。駅舎跡地の向こう(右側)には「シントミフルーツ」が見えていますね。
この場所には、6階建ての商業ビルが建つ予定です。
京王電鉄が開発されるビルです。
写真手前の道路は狭いため、ビル1階部分が少しセットバックされ2階部分から敷地分まで戻る予定とのこと。
続いて、パルコの方へ移動します。
写真手前に見えている道路は、後に無くなります。(広場になるからです)
写真の右側には「パルコ」が。
写真の左側には「サウスゲートビル」が見えています。
ちょうど、この両建物の間に、4階建ての商業ビルが建つ予定です。
こちらも京王電鉄が開発されるビルです。
そして、ずーっと西へ移動しますと、
ここは、東山病院の前あたりです。
写真右手は踏切があった場所です。
この写真の中央部の樹木が植わっている所に5階建ての商業ビルが建つ予定です。
こちらも京王電鉄が開発されるビルです。
もともと線路のあった、京王線(本線)と相模原線に挟まれた三角地帯といえば分かりますでしょうか。
商業ビルにどんなショップが入るかなどは現在、京王さんが検討されているところですが、
調布市との意見交換も踏まえて、“調布”というところをよく考えて決めていきたい
とのお返事をいただいております。
もちろん、ビルの外観や出入口、回遊性なども、意見交換していただいております。
この3つの商業施設(ビル)が完成し、店舗が開業する予定は2017年(平成29年)とのことです。
4年後ですね。
ともあれ、駅前広場の整備に関して、私が常々調布市に申していることは
「バリアフリーの観点を忘れず、ユニバーサルデザインを基調とした整備」
「安全・安心、使いやすさ、エコや防災の観点も忘れず」 と、こういったことを申しております。
だからこそ、「近隣の住民」 に始まり 「駅利用者」
「障がい者団体」や「高齢者の方々」 「子育て世代の方々」
そして「若者の声」、いろんな方々の意見を伺う努力を尽くして、
その上で、よく考え、しっかり議論し、最終決定していくべきです。
間違っても、ある特定の有名建築家(ネームバリュー)にこだわっただけの駅前広場に
してはならないと声を大にして叫んでいるところです。