片田敏孝教授に感謝
2月27日(水)
「たづくり」くすのきホールにて調布市立小学校教育研究会の発表会が行われていました。
第2部での群馬大学大学院工学研究科の片田敏孝教授の講演を聴かせていただきました。
「3.11」 釜石を中心とした東北地方の多くの方々の命を救った偉大な人。
救われた貴い命は何千、いや何万人であろうか。
一度でいいから、直接お会いしたいと思っていた。
全国各地を“分刻み”であろう、防災の教育に全魂をそそぎ行動される方。
実物の片田先生を間近にしたとき、感動がこみ上げてきました。
調布に来られる直前は鹿児島の桜島、その前日は北海道の根室とのことであった。
津波被害が想定される地域でない調布にお越しいただいていることが申し訳ないほどの
感謝とともに、有難い、本当に有難い講演でありました。
「命」を救うことを使命と自覚される片田先生の生の声。
釜石での話は、振るえるほどに涙が出てきました。
片田先生は調布の地域のために首都直下型の震災でも根底は同じである防災教育を
教えてくださいました。
今日の講演を心の底から感謝しました。
しかし、残念でならないこともあった。
終了後、会場内にいた学校の先生であろうと思われる人の言葉が聞こえた。
「調布で津波の講義を受けても私たちは何をすればいいの?」
愕然とした。
これほどまでに貴重な機会を頂戴し、いったい何を学んでいるのだろうか?
これでは、子どもがかわいそうだ。
教育現場の課題を垣間見る思いがした。