総合防災訓練
本日、平成24年度の調布市総合防災訓練が行われました。
市議会議員も、朝7時に大地震の災害連絡を受け、そこから訓練がスタートしました。
総合防災訓練といっても、あくまで想定内での対応訓練です。
ですので、どこまで想定できているか。シミュレーションできたかが訓練の重要なところです。
先ずは大地震が起きると、家屋の倒壊とあわせて、必ず近くで火災も起きていると考えておくべきです。
大地震後は停電します。復旧するまでは避難所である学校体育館も真っ暗ということです。
街路灯も、信号機も、点灯しません。
東日本大震災のときも、お隣の千葉県ですら12時間、真っ暗になった地域が出ました。
真っ暗な中を避難所目指して移動しようとされた方々は困難を極めました。
この発災時の電源の確保(特に情報発信基地局や避難所)のことは
私も議会で案を示し訴えているところです。
昼なら、外が明るい分、見えますが、夜は避難所の学校にたどりつくことさえ難しくなります。
但し、自分の家が大丈夫で近所で火事も起こっていなければすぐに避難所へ行くことはありません。
あちらこちらで、水道管が破損することも考えられます。
また、停電が続くと水道も止まると考えていなければなりません。
長時間の停電により、消火栓への水圧が無くなれば、消火活動も厳しい条件となります。
水道管の損傷により水が噴き出していたところの補修・補完工事です。
大地震が起きると、電話がつながらなくなります。
NTTの通信設備がやられた場合は
高度36000kmに打ち上げられている衛星を使って臨時回線がつくられます。
地域の方々とともに、自衛隊の炊き出し班も出動。
特に、寒い時期はあたたかい食べ物がすごく貴重で大事です。
大地震後はガスも止まります。復旧のしかたは各自が知っておくべきです。
復旧スイッチ作業のときはガスメーターの元栓以外はすべてガス器具(台所・ストーブ)など止めた状態で行う。
体育館では待機所としてダンボールでの囲いがされました。
この囲い方も、実際の被災地では、さまざま問題や課題が出ました。
仮設トイレの組み立ても行われていました。
電動車いす で総合防災訓練の見学に来られていた方を見かけました。
要援護者の方々の立場で(同じ目線に立つとともに、よく意見を伺うことが大事)
手を打たなければなりません。
「手話ができます」と書かれたスカーフをまとった方がお二人いらっしゃいました。
なぜか、心に “じん” ときました。
大地震なんか絶対にきてほしくない。これが正直な願いです。
しかし、必ず来るものだと決めて備えなければなりません。
本日の訓練は雨となりました。準備、片付けなど、運営に携わってくださった方々に深く御礼申し上げます。