皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞、有馬記念を制する。
1965年の12月26日の有馬記念。
私は小学校4年生。
何故かそのレースだけは鮮明に覚えてる。(TV放送で。)
姉と一緒に観てて、すごく興奮した事を。
放送終了後、馬になった気分で姉と二人で四足になってレー
スを再現してた。
(今になって考えると、姉もかなり面白い人なんだな・・・。)
シンザンという名が恰好よくて、恰好よくて。
あれから45年。
名馬が幾多現れようとも、私の中のシンザンを超えた馬はいない。
時はまさに高度経済成長の真っただ中。
どの分野にもヒーローがいた時代。
人は無邪気に未来の明るさを信じて疑わなかった時代。
「孤族の国の私たち」というタイトル。
車の中で、アパートで孤独の中で死んでいく人
たちが増えている。
それを私も実感する。
私の知っているアパート。
全室、高齢男性の独居が占めてる。
皆、45年前は明日の未来を信じ懸命に働いていた人たちなんだろう。
「成長のツケが男性に顕著」とは、朝日新聞の文面。
やはり、「男性介護者の会」を早急に立ち上げねば、と強く思う。