昭和16年10月18日、近衛文麿内閣が倒れ陸軍大臣だった東条英機が首相に指名さる。

そして米英との戦争に突入することになるのだが、6月より始まった対日禁油措置などABC包囲網が確立され、反米感情はすでに一般国民にもまん延していた。

昭和天皇はその急先鋒でもあった、陸軍を抑えられるのは東条しかいないとの思いで下命されたのではないか。

しかし、天皇陛下の淡い期待もむなしくというより、諸般の事情から止むを得ず東条英機は戦争に踏み切り悲惨な結果を産みし事は周知のとおりなり。

戦争回避の模索は東条にあったことは事実だが、確たる平和主義の信念は無かった為、幾つかの要因が重なったため、そして何より当時の国民の一般的感情も後押ししたように思える。

政治家の、軍部の責任は浅からずも、国民の意識の中に絶対平和主義の息吹がなければ・・・。

今、中国で再び反日感情の高まりが見える。

デモを取り締まる警察も真剣とは思えない。尖閣諸島の報復か?

彼らの行動を、中国政府の対応をどう理解していいのか?

戦争に突き進んでいった、当時の日本を覆って居たナショナリズムに似てないか?

今まで、一度も選挙を経験したことがない国。

何でも、言いがかりをつけ力で訴えようとする・・・長い目で見たら決して国益にはならないだろうに。

文化の、仏教の大恩ある国には違いないが、そのうち相手にされなくなり孤立していくことを憂う。

 

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