カテゴリー(6.仙台3.11から千葉9.9へ防災)

台風7号が去って、ここで私的な総括を。
台風や災害の時に議員が何をしているか?結構、謎ですね。
社会や普段の議員活動の変化に応じて、災害時の動きも変わってきていますが…たとえば私の一例。

 

・私のLINE公式アカウント(以下、公式アカ)には約700名の方が登録してくださっており、台風が到達する直前に防災・減災に資するサイトのリンク先(市ポータルサイト、停電、草野水のみち水位、避難所、応急給水拠点、土のうステーション設置箇所など)を紹介しています。
管理者には、各リンク先のインプレッションだけでなく、クリック回数や人数もリンク先ごとに分かります。なので、(もちろん限定的な対象ではありますが、)どのような防災情報に関心があるのかが分かります。
そこで感じるのは、議会では避難所の議論が多いのですが、市民の皆様にとっては必ずしもそこではないかもしれない、と言うことを毎回感じます。
ちなみに、先ほどの情報はクリック数の高い順に並べてます。

 

・その一方で、警報発令前や警報解除後に、現場の避難所で聞き取りをしています。
今回の台風では、区内9か所の避難所のうち6カ所に避難された方がいました。避難者にこちらから直接接触はしませんが、それでも高齢女性が圧倒的に多い状況は確認できますし、運営上の詳細な課題について運営者に伺っています。
今回も市の公式報告に上がっていないかもしれない、ペット同行者や個人情報を秘匿したがる避難者など、検討すべき生々しい事案がありました。

そして、大規模になった場合には、自分で歩いてくることができるという意味では要支援者とは言えないかもしれませんが、「高齢者が集まる」という想定は必要かな、と現場を見て思います。
となると、避難所運営はかなり厳しくなります。

 

これまでに被害のあった土木管理上の現場確認以外にも、道路冠水があればタクシー業界からの情報提供を求めたりなどなど、様々な活動をしています。
普段活動していて当たり前になっていることですが、少し備忘録的に書き留めてみました。

#台風
#避難所
#ペット同行避難

今週は仙台市へ弾丸移動。
震災遺構市立荒浜小学校や、せんだい3.11メモリアル交流館へ。
風化が危惧されるなかで、語り継ぐだけでなく、次世代が主体的に考え、行動する場を繋げていこうとする試みを学びました。

防災・減災対策調査特別委員会で熊本県及び熊本市へ視察に行って参りました。
視察項目は、新防災センターの設備と運用、地震災害を中心とした災害救助法に基づく救助実施市の実務及び総合防災拠点としての危機管理の取組、水害による被害の軽減と対策強化における都市インフラ整備の更新など。
特に平成28年4月熊本地震における熊本県と熊本市の対応について、成功事例や反省事例、さらには現在でも解決していない課題など、率直に情報提供して頂いたことに感謝です。
関係者の皆様、大変ありがとうございました。

線状降水帯豪雨による床上・床下浸水の爪痕。
本日は、被害に遭った方々からの聞き取り、相談に奔走しました。
全体の統計上は、死亡や重症と異なり浸水被害は軽視されがちですが、ご自宅や自社にとっては大変なことです。
猛暑のなかでの片付けも含め改めてお見舞い申し上げますとともに、事後対応及び今後の防災・減災において尽力して参ります。

 

#台風13号 #線状降水帯 #小深町 #長沼町 #長沼原町

本日、千葉市では台風13号の接近による大雨が猛威を振るいました。
被害に遭われた住民の方に、心よりお見舞い申し上げます。

 
道路冠水の動画は長沼町の様子。中山哲志さんからご教示頂きました。

 
草野水路(草野水のみち)は数字上は氾濫レベルですが、千葉文化会館近隣のマンション管理人さんや、稲毛小学校前の自治会関係者からは「ギリギリだった」と。

 
以前、役所と課題を共有できなかった水路遊歩道は、なぜか特定箇所が丸々水溜まりに。
そのほか道路交通状況はタクシー事業者さん、避難者の様子は公民館館長さん達からなどなど、訪問しながら貴重な情報提供を頂き感謝です。
夜間の雨、止んでからの土砂災害にも引き続き警戒です。
#草野水路 #草野水のみち
#台風13号

本日は9月1日防災の日。
100年前に関東大震災が起きました。

 
関東大震災については被災者に直接話を聞いたことはなく、映像や書物でしか知りません。
その中でも、この大災害を克明に描き出した吉村昭著「関東大震災」(文春文庫)には強く影響を受けました。

 
元々は前職時代に、震災当日の刑務所での騒擾(そうじょう)や流言について読んでいました。
最近は、当時の地震学会の第一人者で、関東大震災を予知した大森房吉教授の人生について考えさせられます。(この点については、NHkBS番組「英雄たちの選択」で取り上げられました)
予知情報によってパニックに陥る社会を案じて、地震予知をしながらも、警鐘を鳴らしきれなかった大森。

 
地震予知の難しさだけでなく、その情報を社会にいかに流すか、社会がどのように受け止めて行動するか、100年後の現代でも問われている気がします。
#関東大震災 #吉村昭

第44回九都県市合同防災訓練が、市総合防災訓練を兼ねて、多くの関係団体の協力のもと実動訓練や展示コーナーなどが千葉市会場(千葉市役所)で行われました。

 

本年は関東大震災から100年となる節目。
地震体験車はこの9月に連日出動で、平日も予約がほぼ埋まるなど、防災意識の高まりが伺えます。
千葉県獣医師会千葉支部をはじめ関係団体の皆様と意見交換をさせて頂き、大変有意義な機会となりました。ありがとうございました。
#防災訓練 #九都県市合同防災訓練

今年度の特別委員会は防災・減災対策に取組みます。
我が会派からは1期目の茂呂一弘議員(花見川区選出)と共に私が所属します。
本日第2回の委員会が開催。
待ったなしの課題に超党派で取り組んで参ります。

本日、千葉市では土砂災害警戒情報が13時に解除になり、14時50分に市内の避難所も全て閉鎖されました。

 
今回の災害対応で特徴的だったのは、この「土砂災害警戒情報」でした。
本日の10時34分に(5段階中)警戒レベル4により避難指示まで発令されました(13時解除)。
稲毛区で対象となった土砂災害警戒区域等(25カ所)は、以下のサイトに掲載されています。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kakan/sabou/keikai/chiba-inage.html

 
基礎調査予定箇所も含めたハザードマップは以下のサイトに掲載。
https://www.city.chiba.jp/other/jf_hazardmap/index.html

 
なお、お問い合わせが多かった
土のうステーションの設置箇所は以下のサイトに掲載されています。
https://www.city.chiba.jp/kensetsu/doboku/dobokukanri/donou.html

 
稲毛区内の被害は冠水1カ所、倒木1か所、昨晩の避難者は無しと記者発表されていますが、本日現場を回ったところ、行政の数字に表れない様々な声、避難の様子を伺いました
また、千葉文化会館と第3稲毛ハイツの間を流れる「草野水のみち(草野水路)」の水位が、深夜未明にかなり上昇しています。
災害は時を選ばないことを痛感します。

 
なお、この草野水路の市HPでの水位表示について、その経緯を書いた当方のブログには、豪雨のたびに多くのアクセスを頂いておりますが、昨晩も何百件もアクセスを頂きました。感謝です。
https://www.komei.or.jp/km/chibacity-sakurai-hideo/2017/06/20/%e5%a4%a7%e9%9b%a8%e8%ad%a6%e6%88%92%ef%bc%81%e8%8d%89%e9%87%8e%e6%b0%b4%e8%b7%af%e3%81%ae%e6%b0%b4%e4%bd%8d%e3%81%8c%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%a7%e6%8e%b2%e8%bc%89/

 
今後も対策に取り組んで参ります。

 

#台風2号 #千葉市稲毛区 #草野水路 #草野水のみち

東日本大震災から12年となる本日、改めて深く哀悼の祈りを捧げて参ります。

 
私事で恐縮ですが、3.11を勤務地の仙台市で遭い、当時は電気・ガス・水道等ライフラインが全て止まりました。

 
毎年、我が家では3.11が近くなると、
電気・ガス・水道が止まった状態を設定して、避難食の練習をします。
(ワイワイと闇鍋みたいになりますが…)

 
風化をさせず、今後の災害に備えていこうと思います。
そんな写真です。

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稲毛区 櫻井秀夫