カテゴリー(3.マイノリティ(発達しょう害、LGBT、依存症、更生)理解)

※BBSはBig Brothers and Sistersの略です。
日本のBBSの歴史は古く、京都の大学生が戦災孤児のために兄や姉のような存在として寄り添う活動が契機となり、1947年から行われています(朝ドラの「虎に翼」で主人公の弟がやっていた?)。

 

BBS会は全国に約500地区、千葉県内では6か所あるようですが、千葉大学でもBBS会を盛り上げようと個人・団体で頑張っておられます。
その活動の一環として、稲毛区内の子ども食堂のお手伝いをされているとのことで、関係者からお声を掛けて頂き、現地でお話を聞きました。

 

非行少年や様々な生きづらさを抱える青少年にとって、年齢の近い若者の方が親近感を感じやすいこともさることながら、学生の瑞々しい感性で地域社会に新たな活力をもたらす気がします。
大学の活動なので、この季節まずは「新歓」ですね。
頑張れ~

#⃣千葉大学BBS会
#⃣千葉大学
#⃣BBS会
#⃣保護司
#⃣更生保護

4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。

日本でもこの日から8日までを発達障害啓発週間としており、千葉県内でも4月2日を「第17回世界自閉症啓発デーinちば」として各種啓発活動が行われ、千葉市でもポートタワーのライトアップ(8日まで)や、市役所1階及び生涯学習センターのパネル展示などが行われています。
(特に障害学習センターのパネル展示は充実した内容です。5日(土)15時までです。)
第17回世界自閉症啓発デーinちばのYouTube公式チャンネルはこちら↓(8日まで)
https://youtu.be/8indmWPyHc8

私は毎年この活動状況を確認し、自らの学びの機会としておりますが、この関連投稿を4月2日にフェイスブックで行ったところ、当事者の方々から多くの反響をいただきました。
それは、自分たちを理解してほしいという周囲への願望の表れだと感じました。

 

昨年、千葉市こども発達相談室が開設され、当事者の声を取り入れた啓発パンフレットが作成されたりするなど、現場での取り組みは格段に進んでいます。
啓発週間の取組みは地道ですが、理解促進の「きっかけ」として、重要だと思っています。

 

#⃣発達障がい
#⃣発達障害
#⃣自閉症
#⃣世界自閉症啓発デー
#⃣発達障害啓発週間
#⃣第17回世界自閉症啓発デーinちば

更生保護施設とは、犯罪や非行を犯した人の中で、更生意欲があっても保護者などの身元引受人がなく 適当な住居がないなどのために 更生を妨げられるおそれがある人たちに、一定期間宿泊や食事場所を提供し、順良な社会人として自立更生できるように援助する施設です。

千葉県内で唯一の更生保護施設が、千葉市若葉区にある千葉帰性会です。
明治30年(!)に成田山新勝寺を中心とした県下宗教団体により設立された『千葉保護院』がその淵源(大正3年に『千葉県帰性会』と改称)。

 

この日は全面改修を終えた竣工式。
千葉市の神谷俊一市長、千葉県の更生保護を考える議員の会会長の阿部紘一県議と共に来賓として出席させて頂きました。
千葉県、千葉市をはじめとして多くの関係者から支えて頂いての歴史的な出発。
新たな出発は、今回新たに設置された地域交流室から始まりました。

#⃣千葉県帰性会
#⃣更生保護
#⃣更生保護法人

1月は各地で新春の会合に参加させて頂きましたが、掉尾を飾る千葉市保護司会連絡協議会の新春懇親会にも先日参加。
保護司活動をしている同僚市議(前田市議、須藤市議)と市長、また稲毛地区保護司会の皆様と市長、稲毛地区更生保護女性会の会長さんと年頭の記念撮影。
保護司になって9年。件数的にはわずかですが、常にケースを担当させて頂いております。
対象者には、この年末年始は家族関係が厳しいから帰省は無理かなど気にかけ、気が済まずに直接様子を見に、年末に電車に30分以上乗って就労先へ行っては声を掛けながらの日々の活動です。
来賓あいさつをされた千葉市の神谷俊一市長は、昨年、千葉刑務所や更生保護施設を視察された感想を述べた上で、千葉市で策定した再犯防止推進計画、特に出所してからの生活を支える福祉について言及されてました。
本質的なテーマにノー原稿で言及される姿に、関係者として心強いなぁと感じました。
改善指導どころか拘禁刑導入の時代でも、刑務所の空気を知るには、やはり工場、作業の現場でしょう、などという古いタイプ?の矯正職員出身者としては、そこを市長が見学されたことは少し嬉しい。
今年も気負わず、でも対象者を直視しながら、粛々と取り組んで参ります。よろしくお願いします。

#保護司
#保護司会
#再犯防止

先週末に閉会した千葉市議会第4回定例会において、会派を代表して下記のとおり質問を行いました。
35分間の長時間にわたる丁寧なご答弁をして頂いた神谷市長をはじめ関係部局に感謝申し上げますとともに、声を寄せて頂いた市民の皆様に感謝申し上げます。
(動画は下記サイトで閲覧できます)
https://chiba-city.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=986

 

(市長答弁)
1 令和5年度決算を踏まえた新年度の財政見通し・予算編成
2 予算の重点配分に関する市長の考え
3 本市資産経営の取組みに対する市長の総括
4 資産老朽化に対する今後の方針及び取組み
5 社会教育施設(図書館、公民館)保全計画策定の考え方
6 地域福祉交流館の今後の見通し
7 税源の涵養に対する市長の総括
8 千葉市SDGs債の実績、調達金の充当事業、今後の取組み
9 ふるさと納税制度の寄附金税額控除、見直し要望
10 商品車に係る軽自動車税の課税状況、課税免除の仕組みづくり
11 児童福祉費及び教育費への予算配分
12 (仮称)千葉市こども・若者基本条例(案)における「若者」の位置づけ
13 千葉市のこども計画の策定方針
14 若者支援の今後の取り組み
15 児童虐待対策に関する総括と今後の取組み
16 帯状疱疹ワクチンの定期接種化の検討状況、市の独自助成
17 (仮称) 千葉市手話言語の普及及び障害者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例の策定に向けた進捗状況、今後の方向性
18 家庭系プラスチック資源のモデル事業の課題、分別・再資源化の今後の取組み

 

(副市長答弁)
19 クラウド型被災者支援システムによる罹災証明書のコンビニ交付体制
20 自動運転の社会実装に向けた取組み
21 フロアサポートスタッフの拡充、合理的配慮の提供
22 千葉市の刑法犯認知件数と罪種別の推移、「闇バイト」等に対する防犯施策の推進
23 福祉まるごとサポートセンターの現状と今後の取組み
24 こども家庭センター設置の検討状況
25 農業技師の採用と育成
26 空き家に関する相談体制
27 マンホール蓋の更新、浮上対策

 

(病院事業管理者答弁)
28 地域医療介護総合確保基金の活用、医療と介護の連携

 

(教育長答弁)
29 学校教育における合理的配慮による効果と課題

研究誌『矯正研究2024 vol.7』に過去の拙稿が引用されていると、教えて頂いたのは、前回投稿の研究ノートを書いた後でした。
引用してくださった研究者の方の講演を拝聴する機会が今秋にあり、学びと共に御礼をお伝え。

引用してくださったのは2007年の「健全育成に考慮した観護処遇に関する一考察」(『刑政118』)と2018年の「「健全育成」理解モデルへの一考察:少年法における非執行機関も含めた全体モデル試論」(『千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書323』)

 

矯正と言えば刑務所などの成人施設がメインで少年矯正はマイナー、少年矯正と言えば少年院が花形で少年鑑別所はマイナー、少年鑑別所と言えば心理技官がメインで観護教官はマイナー…

そういう意味では、少年鑑別所の法務教官(観護教官)は三重の周辺性を帯びているなどと在職当時から考えていました。
周辺性だからこそ見えてくる領域は重要で、特に社会学的にはそこからの逆照射にしか見えない本質があると。
たとえば、それは健全育成における「非行性の除去」から「健全性(合法性)への支援」への移行だったり、「謙抑的な教育的権力の在り方」だったり、今となっては当たり前の視点が原理的に内包されていました。
今回は、更生保護や矯正について珍しく連続して語りました。
しばらく、この領域の脳みそはお休みです。

最近、更生保護や矯正の話題が続きましたが、さらに。
千葉大学法学論集第39巻第1号に当方の研究ノート「少年矯正施設における手錠使用をめぐる焦点-昭和30年参議院法務委員会の質疑から―」を掲載して頂きました。
拙稿というより駄文の掲載については、関係者の皆様に申し訳ない限りです。先に謝っておきますm(__)m
そんなに謝るくらいなら書かなければよいのですが…
後藤先生の問題提起、昭和30年当時の宮城タマヨという人物の見識…様々な刺激に触れるなかで、今年の2月の国会審議のように、まるで手錠を使わないのが人権意識が高く、使うと人権意識が低いかのような陳腐な論調に黙っていられんかったのかなという気がします。
また、現代から見れば不適切な手錠使用をしていた少年院長たちの、現場を代表する生々しい切実な声も貴重だと思った次第です。
局長の「すでに通知を発出しております」との答弁で片付いてしまう現在のような表面的な質疑ではなく、現場の院長が委員会に呼ばれて現場の実情を訴える…昭和の時代スゲえ

更生保護女性会の皆様と千葉少年鑑別所の見学会を企画。千葉県の非行の現状を学ぶ貴重な機会となりました。
更生保護女性会から少年鑑別所に対し、少年たちのために図書券やタオルの寄贈がなされた後、地域非行防止調整官から千葉県の非行の現状について講話、そして所内の見学、隣接する千葉法務少年支援センターも見学しました。
特に、非常に分かりやすく楽しい^_^調整官による講話では、入所者の非行名について、近年、詐欺と大麻取締法違反が増えていることが紹介されると、地域非行の最前線の動向が詰まっている少年鑑別所ならではの学びの機会となり、参加者からも感心の声が。
ご協力頂いた関係者の皆様に感謝申し上げます。
大変ありがとうございました!
#少年鑑別所
#千葉少年鑑別所
#法務少年支援センター
#非行

前回は保護司制度について込み入った投稿をしましたが、保護司活動の一つに社会を明るくする運動、要は更生保護への啓発活動があります。

 

先月の稲毛区民まつりでも、犯罪予防部長として同僚保護司の皆様と啓発活動を行いました。
おかげ様で、用意していた320セットの啓発グッズが30分も経たないうちに配布完了。
ご協力いただいた皆様に感謝です。
こんな姿を見かけたら、またお声かけを。

 

#稲毛区民まつり
#保護司
#社会を明るくする運動
#更生保護

11月13日付けの公明新聞に保護司制度の現状と課題について掲載されていました。
政党機関紙というと党の広報媒体のイメージが強いのですが、こういう地味な話題をフラットな目線で取り上げる姿勢に共感することが多いです。
この記事でも、担い手不足、公募制や報酬制の検討、第三の面接場所などバランスよくまとめられていました。

また、本日の読売新聞でも「保護司の面接「場所」が難題」と大きな記事が掲載されていました。
従来からの担い手不足に加えて、大津市で保護司が自宅で対象者によって殺害される事件が起きたことから、現役保護司の2割が自宅での活動などに不安を示しているとの内容でした。

 

このように、保護司制度について課題が取り上げられています。

個人的には、定員が充足しない(8割台)担い手不足の問題もありますが、正直言って、現状の予算確保にこだわらず現場の実情に即した定員自体の見直しも必要ではないかな(要は本当にこんなに必要か???)とか、保護司活動を仕事と両立できる活動内容に変えていくべきとか、公募制は人材供給の決め手にならず(そこよりも確実な供給元は国家公務員でしょ…)デメリットの方が大きいのではないか、複数面接体制は選択肢としては構わないが、ただでさえ日程調整が困難なので強制は勘弁などなど…頭をよぎります。

ちなみに私は保護司になって間もなく10年、飾りの肩書きはご免なので常に対象者を担当しておりますが、面接場所として自宅を使ったことがなく、公園や飲食店(ラーメン屋、焼き肉屋など)コンビニがベース(時にはバッティングセンターも??)。

保護観察所がそのことに気付いているかどうかは知りませんが( ´艸`)

#保護司

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稲毛区 櫻井秀夫