千葉市議会第3回定例会が閉会しました。
先日報告しました一般質問のほか総務委員会や決算審査特別委員会総務分科会で審議にあたり、質問を行いました。

補正予算、令和6年度決算、千葉マリンスタジアムの再整備や人口減少抑制施策など様々な議案・事業について審議しましたが、その中で一点、資産老朽化対策について紹介します。
これまでも議論してきた「公共施設等総合管理計画」の見直しについては、新たな取組みとして「施設の超長寿命化」及び「包括施設管理委託の導入の検討」を計画に盛り込むことは、先に会派の代表質疑で神谷市長から表明がなされました。

 

分科会では、その背景として、長寿命化等の対策を実施することで、必要額が投資額の約1.1倍程度という計画目標どころか、工事費高騰の影響で約1.4倍の829億円に上振れしていること、さらには計画の中間見直し作業において、今後10年間の必要事業費が約1400億円が見込まれていることが初めて明らかになりました。
この内容については、今後の重要な検討材料になりますが、まずはこのように見直し作業の過程にも関わらず、踏み込んだ答弁がなされたことに、正直驚きました。
今回の質問・答弁を通じて、改めて事前通告の重要性を感じました。(また、危機感というか認識を当局と共有することの重要性も。)

 

余談ですが、
当方が法務省本省で勤務していた頃、委員会で事前通告にない質問をして、答弁(役所)側を慌てさせ、それにより
「役人がすぐに答えられない鋭い質問をしている議員」
などという演出をしたがる野党議員、ドヤ顔になっている議員を結構見てきました。

 

方針や考えを尋ねる質問なら、事前通告なしで答えられますが、数字や数字に基づく見解は、事前通告がなければ難しいですよね。
役所は「無責任な答弁」はできない組織ですから。

 

誰だって、自分の家のガス代、電気代でさえも、いきなり聞かれたら「正確に」答えられないですし。
答えられないからと言って、怠けてる、準備が悪い、無能等とのたまうのは、ほぼハラスメント?

 

役所はしっかり答弁すべきと考えるならば、議員もしっかり事前に準備して通告すれば済む話ですね。通告さえなされれば、役所は全力で答えますしね。
変な演出ではなく、ちゃんとした質問・答弁によって、初めて市民のために仕事をしていることになるのではないでしょうか。

 

#千葉市議会
#通告

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稲毛区 櫻井秀夫