これまで千葉市における投票環境の向上のために、高校生による投票所従事者の登用等を提案し、実現して参りました。
例えば、
平成28年第3回定例会には
①期日前投票申請書の事前送付
→R元年参院選から実現
②車いすの全投票所への設置
→今回(R4年参院選)で実現
令和3年第1回・第4回定例会では
③期日前投票所の混雑状況のネット上での「見える化」
→R3年衆院選、R4年参院選で実現…
しかし、それ以外にも郵便投票の要介護状態区分の要件が厳しすぎる(これは法令で規定)等、大きな困難がまだまだ残っています。
そのうちの一つとして、意外に話題になりませんが
「参院選比例区の候補者を見つけるのが大変」
という点は、毎回選挙直後に必ず寄せられる声です。
写真は、令和元年の(つまり前回の)参院選での投票所における記載台の前に掲示されていた「名簿登載者掲示」です。
令和元年の第3回定例会で一般質問を行った際に、この現物を議場に持ち込んで「これ、見えますか?」と紹介しました。
A3かB3サイズの紙に、全政党名と182名の候補者の氏名が掲載されており、ここから候補者を選び出すのは、高齢者には過酷な作業です。
記載台の幅は限られており、紙を大きくすることもできず、議場では記号式の導入等の議論をしましたが、解決策は見つかっていません。
入れたい候補者名、政党名くらい頭に入っているから大丈夫、と思える方はいいのですが、前回も
「選挙区の投票が済んだ後に、比例区の記載台に移動して、目の前の一覧表を見たら、頭が一瞬真っ白になった」
との声を何人からも戴いています。
当方の議会での質疑において、千葉市内の各投票所にルーペを備え、希望者に貸与する旨のやりとりがありました。
見えにくいと思った方は、遠慮なく申し出て頂きたいと思います。
貴重な一票です。悔いのない投票となりますように。
(デリケートな時期ですので、この投稿について質問等がある場合は、コメント欄ではなく、直接ご確認ください。)