第1回定例会に行った一般質問において、千葉市でも地方再犯防止推進計画を年内に策定するとの答弁がありましたが、刑事手続きとは異なり、地方自治体の役割として重要なのは、高齢受刑者、薬物等の依存症患者とともに医療少年院の少年たちに対する福祉施策だと考えています。

 
そこで、三重県にある宮川医療少年院を視察させて頂きました。
医療少年院と言っても、いわゆる病院タイプの少年院ではなく、特別支援学校の少年院版といったところでしょうか。
こちらでは、知的障害・情緒障害・発達障害又はその疑いのある者及びこれに準じた者で処遇上の配慮を要する少年を収容し,特性に応じた治療的教育を認知理論に基づいて実施しています。
今回の視察は、対象者が特殊なだけでなく、院長が前任庁で経験された、地元高校生と少年院在院者との交流など類まれな地域社会との連携・交流、そして少年法の改正が与える影響についてもお話を拝聴したく伺ったものでした。
(現場の見識や様子を伺い、法改正に対する当方の見解が机上の空論であることも思い知らされ、少し気持ち良いボディーブローを感じました。)

 
そして、公明党三重県本部幹事長である今井智広・県議、そして同県本部幹事会会長であり、現役の保護司(15年以上の保護司歴!)である北岡泰・明和町議と共同で行うなど、今回の視察は県本部の垣根を超えて行われました。
特に、三重県内で実施されている矯正施設との農福連携を見据えた交流は、全国的にも先進的であり、その取り組みについて地元議員からの見解を得られたのは、非常に貴重な機会となりました。

 
新たな視察の試みも含め、工藤院長、坂田次長、今井幹事長、北岡町議はじめ御協力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
大変ありがとうございました。

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稲毛区 櫻井秀夫