千葉市の市営住宅に入居が決まった避難民の方を取材したニュースです。
高齢者、子ども、女性…、ウクライナから避難された方々の特徴と言われています。(3分弱の動画です)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e890b9c21268168dde7d399c0248d67a73e4448b?fbclid=IwAR28Q3jue6YyesegDu0DiaROyXrDnHbDGvhgFTp-JsMj2Ka_OJ6zvHgJbhk
千葉市のウクライナ情勢に対する人道支援の現況が大きく取り上げられてます。
内容は、
・市営住宅について、すでに5世帯から入居相談があり、避難した3世帯6人の受け入れが決定
・無償で1年間の入居予定、必要な家財道具(コンロ、照明等)も市が提供
・ウクライナ語とロシア語の両方を使える(!)1名の方とロシア語を使える2名の方が、新たに通訳ボランティアに登録(新年度から謝金が予算措置)
①先週末に公営住宅の住民の方々と語る機会がありました。
「公営住宅は有力な受け入れ先になると思います」と私が語った際に、住民の皆さんに一瞬緊張が走りました。ウクライナ情勢がお茶の間やスマホの世界から一気に身近に。
そして、千葉市には通訳ボランティアの方もいることを伝えた時の安堵した表情も。特定の市民に背負わせるのではなく、行政もそして議員も含め、市全体で支え合う事業だと思っています。
②この手の記事が出ると、ネット上ではすぐに「市営住宅が外れる人もいるのに」という書き込みが現れます。…ので以下補足です。
→記事にあるとおり、今回提供されるのは「災害被災者用」に確保されている市営住宅で、普段から火災や以前の台風被害などで自宅で住めなくなった市民が一時滞在先として活用しています。抽選で出ている物件とは関係ありません。
→千葉市の市営住宅は抽選倍率に非常に差があり、埋まっていない物件を3か月ごとに再募集し、それでも埋まらない物件を常時募集している状態です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/70cb5fd34539eb3c180134975f725f94f0744e98
長沼町にある京成団地バス停(折り返し場)に新たに駐輪場が設置され、3月からスタートしました。
前回の選挙活動中に「数十年来の課題」として、京成バスの折り返し場(バス停)の駐輪場が小さすぎるために、慢性的に公道に自転車があふれている状況を教えて頂き、御要望を受けました。
その後、地元自治会の皆様から市へ要望活動があり、令和元年第3回定例会の一般質問で取り上げ、市も対策に乗り出す旨の答弁がなされました。
約100台が停められるように整備されたこの駐輪場(および路上放置自転車対策)は、京成バスさんと地域住民(9自治会!)と千葉市の協力による新たな仕組みで管理されます。
(地元との調整にご尽力いただいた小松崎文嘉市議にも感謝です。)
写真だと分かりにくいかもしれませんが、赤い矢印が示す側溝の位置から大きく公道にはみ出ていた自転車が、敷地内に新設されたスライド式ラックに収まっています。
「駅ではない場所」に設置される異例の駐輪場に期待大です。
前回は写真の要望内容をお伝えしましたが、千葉市が以下の対応を発表しました。
・事業者への相談窓口のHP掲載
・市内在住のウクライナ国籍・ロシア国籍の方へのワンストップ相談窓口の設置および案内ハガキの送付
・市営住宅、一時滞在施設の提供
・通訳支援ボランティアの募集
・募金箱の設置、寄付先の周知
・特定国籍の個人に対する誹謗中傷をしない呼びかけ
市長の迅速な対応に感謝です。
当局にはハード面もさることながら、通訳の確保が重要であることを訴えてきましたが、市長は当初予算案の編成時から通訳者の専門性を高く認め、既に肝いりで新たに予算措置をしており、改めて敬服しました。(神谷市長は、イラク戦争の時期に在ヨルダン日本大使館勤務の経験があります。)
また、分科会では当方からの質問に対し、ロシア国籍市民は市内に143名在住との答弁でしたので、ウクライナ国籍市民(37名)とあわせても、個別対応が可能だと要望しましたが、市のHP掲載だけでなく、個別にハガキで相談窓口を通知することになり、こちらの対応にも本当に感謝です。
対応の詳細は下記の千葉市HP に掲載されています。
https://www.city.chiba.jp/…/kokusai/2022_ukraine_info.html
本日、市長に対して表記要望書を提出しました。
以下、その(個人的?)経緯です。
2月24日に起きたロシアの軍事侵攻に対する抗議決議を、3月1日に千葉市議会として全会一致で採択。
しかし、ロシアへの抗議決議だけが地方議員の役割とは到底思えませんでした。
3月3日の予算審査特別委員会(総務分科会)で、千葉市内にはウクライナ国籍の方、ロシア国籍の方がそれぞれ何人在住し、どのような状況なのか確認しました。
千葉市内にはウクライナ国籍の方が37名(令和3年12月末時点)在住しているとの答弁でした。
市内在住のウクライナ国籍市民に個別的に寄り添った対応を、そしてロシア国籍市民に対する不当なバッシングが起きないように、ともに呼び掛けていこうと訴えました。
その後、わずかですが市内在住のウクライナ国籍の方、ロシア国籍の方とお話ししました。国籍では測りきれない多様で複雑な反応でした。
そして、本日3月16日に神谷市長に対して、公明党千葉市議会議員団として、下記の趣旨の要望書を提出しました。
①ロシアへの経済制裁によって影響を受けた市内事業者に対する相談事業、経済支援の実施
②本市在住ウクライナ国籍市民への相談・寄り添い支援、退避希望者のニーズ把握
③ウクライナからの避難民受け入れ、住居・就労・就学の確保、日本語学習支援
④千葉市民による人道的対応の支援
⑤本市在住のロシア国籍市民に対する不当な差別的取り扱い禁止の呼びかけ
④の市民による人道的対応の支援には、募金先の周知から都市ボランティアの活用まで様々な方法が考えられます。
特に東京2020オリパラに向けて準備した千葉市の都市ボランティアには、ロシア語を始めとする外国語を使える方が一定数いたことを確認していますし、その志と技量は間違いなくオリパラのレガシーだと思います。
コロナ対策で千葉市政もキツイところとは思いますが、市民とともに、市民を信じて、ウクライナ情勢に対する人道的支援を行っていきたいと思っています。