千葉市内感染状況:5月6日現在のまとめ
4月以降は、感染状況について配信してきませんでしたが、緊急事態宣言が延長された節目でもありますので、千葉市のHPに連日掲載される千葉市内の全症例を一覧表に入力して並べただけで浮かび上がる、明らかな感染状況だけでもお伝えしようと思います。
結論から言うと、
4月11日に投降した「千葉市内感染状況:4月10日現在のまとめ」で書いた内容と、(減少傾向が認められるため、少しホッとしてしまいますが)本質的には状況は変わってないと思います。
(なので、最近この話題で投稿せず。)
(1)全体
市内では感染症患者数94名で、
そのうち入院中37名、
すでに退院51名、
死亡4名、
ホテル療養2名
となっています。
①亡くなられた4名の方は、60代男性、90代女性、80代男性、70代男性です。御冥福を心よりお祈り申し上げます。
年齢層が比較的、高齢の方に偏っています。
②半分以上の患者が既に退院しており 、4月30日から市内で軽症者用のホテル療養体制(120名分)も用意されるなど、医療体制が整備されつつある状況です。
(2)市内でも感染クラスターが発生しています。
いずれも美浜区で、経路をたどれている状況です。
①社会福祉法人友和会コスタ リゾン千壽苑(特別養護老人ホーム)
職員含む39名検査実施し、3名の陽性反応
②医療法人社団 森整形外科クリニック(有床診療所)
職員含む30名検査実施し、5名の陽性反応
市民全体のために公表に協力してくれている(被害を受けた)施設・機関ですので、差別的な発言・対応をしないように市民全体で心がけたいと思います。
(3)各区の感染患者発生状況:()は人口10万人あたり(5月3日現在)
残念ながら、人口比率で稲毛区は市内で最も高い状況にあります。
稲毛区 20(12.7)名
美浜区 19(12.7)名
中央区 22(10.5)名
花見川区 15( 8.5)名
緑区 8( 6.2)名
若葉区 9( 6.0)名
それにしても区別のデータは、注意喚起として一定の効果があるのかもしれませんが、分析上はさほど重要性はないと考えています。
稲毛区在住…若葉区在住という要因が感染の可能性を左右するのではなく、東京都内で勤務しているかどうか(都内勤務するために、緑区や若葉区に居住せず、中央区、稲毛区、美浜区に居住する可能性は十分あると思います。なので、因果関係の次元が異なります。)、また、繁華街に出向いて3密状態の環境に身を置いているかどうか、そこにアクセスする生活環境、行動様式、これらのことが重要です。
※都内勤務という属性の重要性は、4月11日投稿のブログに詳細が。
これまで過不足なく適切な情報公表をしていた千葉市が、最近になって、何のために区ごとの発表をしたのか、何かの機会に聞いてみたいと思います。
(4)その他の特徴
まだ分析中ですが、当方の積み上げでは、4月11 日付けブログでお伝えしていた大きな特徴から本質的な変化はないとみています。
男性と女性の比率は6:4、
男性では40代と50代で男性の半数以上、そこに60代を加えると約7割がその世代に集中しています。
女性は20代が女性の中で占める割合が23%と、相変わらず最も高い比率ですが、以前ほど極端な傾向ではなく10%以上が10代、40代、50代、80代と全世代に広がっています。
都内勤務者及びその家族、さらには都内での濃厚接触が疑われる方を含めると41.5%で相変わらず高く、クラスターの発生による8名の陽性患者を除外すると、かなり高い水準を保っていると言えます。
ただし、これも以前から独自に強調していますが、行きの通勤ラッシュを避ければ大丈夫ということではなく、職場やランチ、帰りの電車での同僚との対面会話や、OA機器の共有による接触の方が、リスクが高いです。
あと、これはまだ数字では表現できず、慎重に取り扱うべき当方の個人的見解ですが、40代、50代の男性が社会から家庭に持ち込み、家族に感染させている疑いがあります。
家族だからと言って、必ずしも感染するわけではないようですが、自分も含め、この世代はかなり警戒する必要があると考えます。
また、以前からお伝えしているように、千葉市内では、発症時に「発熱」を伴わない方が多いのが特徴です。
先日の専門家会議でも体温37.5度にこだわらない対応を検討していますので、全国的にも同様の傾向が認められるのかもしれませんが、千葉市の症例を見ると、発熱に劣らず、咳や全身倦怠感もかなり重要な症状・病識です。
最後に、4月11日に当方のホームページで、
「日ごとの増減に一喜一憂せず、これから2週間の外出自粛と、(グズグズしている)千葉県がちゃんと休業要請すれば、2週間後から千葉市の新規感染者は減少する」
という趣旨の見解を、素人なりに書きましたが、
今週は新規感染者が週に2名に。書いた4月中旬頃は週に20名を超えてましたので、明らかに減少傾向です。
油断大敵ですが、基本に忠実に取り組めば、乗り越えられると感じます。
男女比や特徴などは当方が個人的に積み上げた数字ですが、基礎的な情報は以下の千葉市役所のHPに掲載されています。
https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/iryoeisei/seisaku/covid-19/kanjamatome.html
何度も引用している「以前から言っているように」というのは、以下のアドレスの4月11日投稿の当方のブログです。
劣悪なジャンケン後出しでないことは、わかっていただけると思います。
https://www.komei.or.jp/km/chibacity-sakurai-hideo/2020/04/11/千葉市内感染状況%ef%bc%9a%ef%bc%94月%ef%bc%91%ef%bc%90日時点まとめ/
