25日(金)夜までかかって、例によって、千葉市稲毛区内の全避難所を回っていました。
避難所の開設は、基本は感謝なのですが、毎回、このように現場を回る中で、どうしても課題が目につきます(写真の避難所ではありません)。
現在、稲毛区内の避難所は全て閉鎖されています。
台風15号、19号、記録的大雨を経て、例えば直近の閉鎖時間など、利用者の視点から、現在検証しています。
また、これは自分も記憶が薄れる可能性が高いことなので、書き留めておきますが、当日はJRが運転停止になったため、千葉駅で多くの帰宅困難が発生しました(一時滞在施設の利用者は877名)。
そこで、(おそらく)周辺地域の方のご自宅からの迎えの車両が千葉駅に、一斉に向かいました。
千葉駅前ロータリーだけでなく、幹線道路は言うまでもなく、普段渋滞しない道路も含め大渋滞が起きた一方で、西千葉駅などの各駅停車の駅のロータリーは全く普段通りに空いていました。
それにしても、25日の千葉駅方面の空は、不気味に明るかったです。
空が収まってほしい…、天気の子じゃありませんが、率直に思いました。
しかし、台風や大雨は予想ができますが、地震は予想できません。
そして、自然災害は人間の都合を選ばないことも、改めて痛感しました。
今からでも、できる準備をしようと思いました。
26日(金)に降った記録的な大雨により、
千葉市内(緑区)で3名の方が土砂災害で亡くなられました。
この場をお借りして、心よりお悔やみ申し上げます。
本日の午前、今回の豪雨とは別ですが、21日に亡くなられた地元のご恩ある方の葬儀に御焼香へ上がりました。
一つ一つの言葉、出来事が心に刺さります。
以下、対策の状況です。26日(土)17時30分現在
・避難指示・避難勧告は全て解除されました。
・現在開設している避難所(公民館)
若葉区(白井)と緑区(土気、誉田)
※稲毛区、花見川区、中央区の避難所は閉鎖されました。
・帰宅困難者への一時滞在施設
26日(土)11時をもって全て閉鎖(877名の方が利用)
写真は、昨日の昼前後の様子をまとめたものです。
草野水路(草野みち)の水位は12時01分のものですが、ここまで上がったのは、4年前にかさ上げと掘削工事をして、2年前にスマホでも水位をみられるようになった近年、記憶にありません。本当に心配しました。
25日(金)11時(12時更新)
※千葉市でも、「稲毛区」「花見川区」「若葉区」「中央区」(加筆)と「緑区」で土砂災害警戒のため(警戒レベル4)
「避難勧告」が発令、「避難所」(各公民館)が開設されました。
http://www.city.chiba.jp/20191025_hinankankoku.html?li191025
①市内全域に大雨・洪水警報が発令されています。
千葉「県」の南部では、避難指示等が発令されています。
https://emergency-weather.yahoo.co.jp/weather/jp/evacuation/#p1
※土砂災害警戒区域は下記サイトで確認できます。
以下、【稲毛区について】
②土砂災害ハザードマップ
稲毛区では、県から以下の地域が「土砂災害警戒区域」として指定されています。詳細は御確認を。
https://blogs.yahoo.co.jp/chibacitypr/13764605.html
・小仲台6丁目、小仲台9丁目、小中台町、黒砂3丁目、黒砂4丁目、稲丘町、黒砂1丁目、黒砂2丁目、緑町2丁目(サイトによっては、緑町2丁目の記載が抜けていますが、該当区域です。)
③草野水のみち(草野水路)の水位(近年にない水位まで上がっています。)
稲毛小脇の水路が、過去に家屋や駐車場に浸水被害をもたらしていましたが、直接、目視で水位を確認せず、1分ごとに更新され一目でわかる下記サイトでご確認ください。 http://gsuishin.komatsuelec.co.jp/opendata/suishin/12/100/index.html
千葉市の「災害対策本部」は「災害警戒本部」に移行し、
千葉市議会でも、10月10日に設置された千葉市議会災害対策会議が解除されました。千葉市の復旧・復興は新たな段階に入りました。
先週末、台風15号の被災者に対する千葉市の支援策が発表されました。
https://www.city.chiba.jp/somu/bosai/20190922_15_12.html
新たな千葉市独自の支援策も盛り込まれ、新制度の対象となる世帯には、明日23日(水)から申請書が送付されます(プッシュ型通知)。
これまでの支援制度と異なり、従来は支援対象にならなかった一部破損の応急修理や補修を対象にすることや、半壊世帯への支援金、一部破損(損害割合10%以上20%未満)世帯への特別見舞金が創設されます。
また、美浜区を除く市内5区の以下の場所で、23日から総合受付窓口が設置されますので、新制度の相談・詳細の確認はそちらで(8:30~17:30(平日のみ))。
稲毛区役所 2階稲毛市税出張所隣り
中央区役所(きぼーる11階)小会議室
花見川区役所 1階ロビー
若葉区役所 2階講堂
緑区役所 3階ホール
先ほどのサイトから確認できる支援事業の一覧は以下の通りです。もちろん、稲毛区だけでなく、市内共通です。
(※の印が付いている事業は、「一部破損」などについて国・県と調整中のため、詳細が決まるのは月末の見込みだそうです。)
①や②などの番号は、本投稿末尾に記載している各事業の担当課の公開連絡先です。
(まだ使いにくいので、今後、現場での声を聴きながら、使いやすい掲示に改訂していきたいと考えています。)
(経済・生活面支援)
・災害弔慰金①
・災害障害見舞金①
・千葉市災害見舞金②
・被災者生活再建支援金(新規)(プッシュ型通知)①
・特別見舞金(新規)(プッシュ型通知)①
(生活資金の貸付)
・災害援護資金貸付①
・生活福祉資金貸付(緊急小口貸付)③
・生活福祉資金貸付(災害援護費)③
・母子父子寡婦福祉資金の貸付④
(国民保健)
・国民健康保険料の減免制度、徴収猶予制度⑤
・後期高齢者医療保険料の減免制度、徴収猶予制度⑥
・国民健康保険の一部負担金の減免制度、徴収猶予制度⑤
・後期高齢者医療制度の一部負担金の減免制度、徴収猶予制度⑥
・国民年金保険料の免除⑥
(介護保険)
・介護保険料の減免制度、徴収猶予制度⑦
・介護保険利用料の減免⑦
(障害福祉)
・各種障害福祉サービス等の減免⑧
(保育・教育)
・保育所(園)保育料の減免⑨
・子どもルーム利用料の減免⑨
・就学援助制度⑩
(市税の減免措置)
・市税の申告・納付等の期限の延長等の措置⑪
・市税の減免措置⑪
・市税の徴収猶予⑫
(ごみ処理)
・市の処理施設における一般廃棄物処理手数料⑬
(住まいの確保・再建の支援)
・被災者生活支援制度(国の制度・新規)(プッシュ型通知)①
・被災した住宅の応急修理(新規)(※一部破損は協議中)⑭
・被災者住宅補修緊急支援(新規)(※協議中)⑭
・被災者住宅建築資金利子補給(新規)(※協議中)⑭
・市営住宅の提供⑮
・賃貸型応急住宅の提供⑯
(以下は、全壊・半壊は対象ですが、一部破損については要確認)
・県営住宅の提供⑰
・国家公務員合同宿舎、UR賃貸住宅の提供⑰
・県教職員住宅の提供⑱
(災害復興住宅融資)
・建設、購入、補修⑲
(被災農業者への支援)
ボリュームがあるのでサイトを紹介します。
https://www.city.chiba.jp/keizainosei/nosei/nosei/typhoon15.html
担当課等
①地域福祉課245-5218
②各区地域振興課
稲毛区284-6107
中央区221-2169
花見川区275-6224
若葉区233-8124
緑区292-8107
美浜区270-3124
(生活資金の貸付)
③千葉市社会福祉協議会各区事務所
稲毛区284-6160
中央区221-2177
花見川区275-6438
若葉区233-8181
緑区292-8185
美浜区278-3252
④子ども家庭支援課245-5179
(国民健康保険)
⑤各区市民総合窓口課
国民健康保険班
稲毛区 284-6119
中央区 221-2131
花見川区 275-6255
若葉区 233-8131
緑区 292-8119
美浜区 270-3131
(徴収猶予)
健康保険課 245-5164
⑥各区市民総合窓口課
高齢医療・年金班
稲毛区 284-6121
中央区 221-2133
花見川区 275-6278
若葉区 233-8133
緑区 292-8121
美浜区 270-3133
(年金申請は各区、審査・承認は年金事務所)
千葉年金事務所 242-6320
幕張年金事務所 212-8621
(介護保険)
⑦各区保健福祉センター
高齢障害支援課 介護保険室
稲毛区 284-6242
中央区 221-2198
花見川区 275-6401
若葉区 233-8264
緑区 292-9491
美浜区 270-4073
介護保険管理課245-5061
(障害福祉)
⑧各区保健福祉センター
高齢障害支援課
稲毛区 284-6140
中央区 221-2152
花見川区 275-6462
若葉区 233-8154
緑区 292-8150
美浜区 270-3154
障害福祉サービス課245-5227
障害者自立支援課245-5175
(保育・教育)
⑨各区保健福祉センターこども家庭課
稲毛区 284-6137
中央区 221-2172
花見川区 275-6421
若葉区 233-8150
緑区 292-8137
美浜区 270-3150
幼保運営課 245-5726
健全育成課 245-5177
(就学)
⑩学事課 245-5928
(提出先は 各市立小・中学校)
(市税の延長・減免措置)
⑪市税課・市民税課
(中央、若葉、緑区)東部市税事務所
資産税課 233-8145
市民税課 233-8140
(花見川、稲毛、美浜区)西部市税事務所
資産税課 270-3145
市民税課 270-3140
(市税の徴収猶予)
⑫納税課
(中央、若葉、緑区)東部市税事務所
納税第一課 233-8138
納税第二課 233-8368
(花見川、稲毛、美浜区)西部市税事務所
納税第二課 270-3171
(ごみ処理手数料)
⑬廃棄物施設維持課245-5653
(住まいの確保・再建の支援)
⑭住宅政策課245-5809
⑮千葉市住宅供給公社245-7513
⑯住宅整備課計画班245-5851
⑰千葉県住宅課県営住宅管理班223-3222
⑱千葉県教育庁企画管理部福士厚生班223-4123
(災害復興住宅融資)
⑲住宅金融支援機構0120-086-353
(未定の支援事業については、協議終了し決定次第、http://www.city.chiba.jp/toshi/kenchiku/jutakuseisaku/2019_faxai_jyuutaku_shien.html で掲載されると思われます。)
なぜ、台風対策の時から、このような一枚ものの作成にこだわり続けているか、については後日。
17日(木)19時現在
※千葉市内の避難所は17日(木)12時にすべて閉鎖されました。
(帰宅された方ばかりではなく、公営住宅等への入居も)
① り災証明書・ブルーシート申請
各区役所地域振興課(稲毛区043-284-6107)
8時30分から17時30分まで可能。
https://www.city.chiba.jp/somu/bosai/20191013_19_9.html
※スマホの写真は見せるだけでは申請できません。プリントアウトして提出する必要があります。
※ブルーシートは、原則、罹災証明書申請者が対象
② 応急防水施工による家屋補修の支援(新規)
千葉「県」では、11月30(土)までブルーシートの展張の受付・問い合わせ窓口を設置(施工費有料、り災証明書不要)
要は、県内被災者と工事会社とのマッチングプラットフォームです。
TEL 0120-004-523(土日祝日含む9時から19時まで)
詳細は下記サイトで(参考価格も掲載されています。)
※あくまでも「応急」です。
http://www.pref.chiba.lg.jp/bousai/bousai/oukyubousuisekou.html
https://chiba2019.sustina.me/
③ 停電
12日(土)8時9分に千葉市内全域で停電が発生しましたが、東京電力の発表では市内全域で解消されています。
ただし、前回の停電時でも話題になったように、東京電力では高圧線しか把握できないので、低圧線や個人宅への引き込み線等の局所停電(いわゆる「隠れ停電」)については、断続的に(特に緑区、若葉区で)発生しています。
停電時は、東京電力カスタマーセンター0120-995-007
チャットでも可能になっています。
http://www.tepco.co.jp/pg/user/chat/chat_support-j.html
復旧した場合も、通電火災に注意です。
④ 台風19号で発生したごみの出し方について(更新)
・折れた枝
原則収集日(月2回)、途中の期間に可燃ごみ収集日に出すことも可能(サイズが限定されていますので下記サイトをご確認ください。)
・不燃ごみ
通常の不燃ごみの日に出している品目は、「台風によるごみ」と明記されていれば、市の指定袋以外でも、20L程度の透明・半透明の袋で排出可能。
・これら以外のごみは環境事務所(花見川・稲毛環境事務所043-259-1145)へお問い合わせ
https://www.city.chiba.jp/kankyo/junkan/shushugyomu/gomi_19gou.html
⑤外国人の方
台風のことで相談したい時は、外国語に対応できる
千葉市国際交流協会043-245-5750まで
9時30分から18時まで
長野県と、千葉の隣県である茨城県では、現在も「洪水警報」が発令されています。
甚大なる被害に衷心よりお見舞い申し上げますとともに、不明者の救出と、地域の復旧・復興をお祈り申し上げます。
台風15号の強風と19号の雨、その後の体育館です。
市内の小中学校で、被害を受けていない学校はないのでは、と思います。この写真は、最も被害が深刻な学校の一つです。
(体育館の内部及び近影の1分強の動画を、LINEとFBで投稿しています。申し訳ありませんが、このHPは動画を貼れないので。)
防災服姿で内外を調査していたせいか、住民の方に声を掛けられました。心配をおかけしています。
業者の方も、契約以上の対応をしてくれています。
学校施設の災害復旧費は、今回、国からも千葉市に対して約4億2300万円が措置され、それらを盛り込んだ補正予算が、先の議会で成立しています。
そこから何をすべきか、何が課題か。
現場を見て、話を聞いて、より一層明確に。