本日、千葉県弁護士会館で標記をテーマにしたシンポジウムが行われました。
路上生活者への支援活動をされてきた稲葉剛さんの講演を始め、現場を熟知した内容で貴重な機会でした。
最近、「現代福祉=就労支援」の図式を私なりにも再検討しています。
就労支援を否定しているのではなく(それどころか必要性はもちろん認めています)、もう少し就労支援の機能や役割について、臨床的にも社会科学の立場からでも、きちんと科学的に分析すべきで、その前提がないと政策評価が困難だと考えるからです。
少年院に勤務しているときも、「就労=更生」のような議論が巷には多かったのですが、現実はそんなに単純ではないというのが実感でした。
本日、中心的な役割を果たされた千葉市生活自立・仕事相談センター稲毛の皆様には、日頃から市民相談で大変お世話になっております。
この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございます。