4月8日に発表された朝日新聞の標記調査結果は、極めて希少価値が高いデータなのに、異様なまでに等閑視(無視?)されている。なぜ?
テレビでコメンテーターとしてよく登場する共同通信社の田崎史郎特別解説委員は、本当はどこの報道機関も知りたいのに、新有権者に特化した世論調査が行われない背景について、千葉市議会議員全体への講演会で以下のように述べていました。
新有権者のデータは過去にないので、比較ができない、比較を利用できないデータは扱いにくい、過去の蓄積したデータの価値も下がる、とのこと(要は「新たなデータを自信を持って評価提示できない」と私なりに理解しました。)。
そういうことなのか?それにしても話題にならないだけでなく、さらにもう一つ不可解なのが、当の朝日新聞の対応。
事前に「自民党20%、民主5%、公明2%、詳細は近日掲載します」とだけ予告を打っていたのに、当日ふたを開けてみたら、いろんな若者の回答を掲載しながらも、かなり関心の集まる政党支持率については、4面か5面の奥の方に下げて、なかなか見つけられない扱い。
悪意?単なる不慣れ?よくわかりませんが、
政党にとっても過信したり、悲観したりすることなく、きちんと数字を分析すべきと考えています(今回の数字だけで語るのは困難かもしれませんが…)。そうすることによって、「ないものねだり」や「宝の持ち腐れ」を防ぎ、他党以前に自らの短所を自覚し、長所を伸ばすきっかけになるかと。
ということで、参考までにその数字のみ掲載します。評価は載せません。
支持政党は(%)、
自民20▽民主5▽公明2▽共産1▽維新の党1▽おおさか維新の会1▽日本を元気にする会1▽改革結集の会0▽社民0▽生活0▽元気1▽日本のこころ0▽新党改革0▽その他の政党0▽支持政党なし64▽答えない・分からない5
そして、仮にいま投票するとしたら、との問いには、
自民46▽民主18▽公明4▽共産2▽維新の党2▽おおさか維新の会5▽改革結集の会0▽社民0▽生活1▽元気2▽日本のこころ2▽新党改革1▽その他の政党0▽答えない・分からない17