酒井@千葉市政 vol.28
「京葉線とりんかい線の相互直通運転」
既に相互直通運転を実施しているJR埼京線とりんかい線。そこにJR京葉線が乗り入れることにより3路線が一体的につながり、蘇我から新木場→(新木場での乗り換えなしに)大崎→渋谷→新宿→池袋→赤羽→大宮へと、千葉から臨海副都心を経由して埼玉方面へのアクセスが各段に向上します。また、沿線の駅周辺のまちのポテンシャルを高め、臨海部全体の発展にもつながるものであります。
本件については、オリパラの東京開催が決定した平成25年10月、市長への政策提言でその実現を直訴したほか、幾度に渡り議会で取り上げて参りました。平成26年度には予算を計上し「利用実態調査」を実施。平成28年には、国の交通政策審議会が国交相に提出した答申において重要路線の一つにも位置づけられました。
一方で、実現するには異なる鉄道会社間での運賃収受(キセルなど)の問題や複々線化の必要性など、大きなハードルも存在致します。
(既に線路自体は存在するだけに、オリパラ時の一時的な運航は実現するかもしれませんが…)本格的な実現にはまだまだ時間を要しますが、沿線駅周辺の発展を目指す一議員として、引き続き全力で取り組んで参ります。
※京葉線・りんかい線の相互直通運転化については、昨年東京都が検討方針を表明した6路線には含まれず、りんかい線の大株主である東京都の構想に現時点で組み込まれていないことは、非常に大きなハードルと言えます。今後は、同事業の東京圏における有効性をいかに東京都や鉄道事業者に訴えていけるのか?…実現には、千葉県及び千葉市の持てるポテンシャルを最大限に発揮し、(神奈川県、埼玉県に引けを取ることなく)首都圏における存在感を大いに高めていく取り組みが必要と考えます。千葉県議会において議連発足などの動きもありますが、よりダイナミックな動きを期待したいと思います。私自身も、実現に向けた最短距離を歩めるよう頑張ります!