認知症~徘徊高齢者対策
近年、認知症による徘徊症状が見られる高齢者の行方不明事案が増加しており、認知症高齢者の見守りに関する支援が急務となっております。千葉市における徘回高齢者の推移は、平成27年度は39件、28年度は59件、29年度は65件。
私自身、そうした実情を踏まえ、平成27年の第四回定例会、平成29年の第四回定例会など数度に渡って「徘徊高齢者問題」を取り上げ、議会質問を行って参りました。訴えてきたポイントは、“社会インフラとも言えるコンビニとの連携なども視野に入れた、認知症サポーターの拡充をはじめとする人的ネットワークの拡大”でありました。
その結果、千葉市では、認知症高齢者の安全確保とその家族への支援のために、認知症による徘徊症状が見られる高齢者の安否情報等を関係者間で共有する事業を開始することとなりました。徘徊高齢者の安全確保、家族や介護者の負担軽減とともに、認知症サポーター等を含めた市民の協力を促進し、地域における認知症高齢者の見守り体制強化等を図るものです。7月1日より受付開始。
緊急調査
今週18日に発生した大阪府北部の地震により、学校プールのブロック塀の倒壊によって、児童が命を落とすという悲しい事故がありました。千葉市においても全176校を対象に、19~20日にかけて学校施設内のブロック塀の緊急調査が行われました。
調査内容は、ブロック塀の有無、ブロック塀の高さ、ブロック塀の位置など。結果、詳細な現地調査が必要な学校が113校。同校に対しては、明日~来月6日までに日本建築学会の「ブロック塀の診断カルテ」の点検項目を準用し、詳細な点検が行われます。
私自身も、日頃の活動エリア(中央区南部地域)を中心に小学校を回ってきました。気になるブロック塀の学校はありませんでしたが、高台に位置し、擁壁が施されている学校はあります。皆さまも気になる箇所がありましたら、お声かけください。
JR蘇我駅などに防犯カメラ設置へ
ビフォー・アフター
議会開会
先週の7日(木)、平成30年度 千葉市議会 第二回定例会が開会となりました。
21日(木)までの比較的短期間の議会で、条例改正や補正予算など、市から提出される議案を中心に各種会議が開催され、最終日に採決となります。
その他、議員による一般質問が行われるとともに、6月の議会では議会人事が様々刷新されます。特に常任委員会については、50名の議員が5つの委員会(総務、保健消防、環境経済、都市建設、教育未来)に配置され、年間を通じて担当所管における予算決算の審査や政策の調査研究を行います。
私自身、ここ2年間は教育未来委員会(子ども未来局と教育委員会を所管)に所属しておりましたが、今期は都市建設委員会(都市局と建設局を所管)に配置される予定です。また前期に続き、議会運営全般を司る議会運営委員会にも、公明会派を代表して所属することになります。
雨の季節
今日から6月議会が始まりましたが、開会前の午前中に南部浄化センターの視察に行って参りました。
千葉市では今年度より、重点地区については1時間あたり53.4mmから65.1mmの大雨に対応できる水準に、施設整備方針が引き上げられます。中央区では蘇我駅周辺や千葉駅周辺が対象となります。
全国的にも、1時間降水量50mm以上の年間発生件数が年々増加傾向にあり、排水施設の見直しが求められておりました。
私も本件を議会で取り上げたのが、議員2年目の10年前。当時訴えたのは、①昨今の気象変動を加味した施設整備基準の見直し、②アンダーパス構造道路における警報システムの設置。②は8年前に実現、①が今年度からの取り組みとなります。
安全・安心 ~ 政策の一丁目一番地
先日地域から要望のあった道路の安全対策が、複数箇所で実施されました。道路の安全対策に限って言えば、信号機、横断歩道、路面表記やカーブミラーの設置など、日頃から改善要望を実に多く頂戴します。この11年間でお手伝いさせて頂いた箇所だけでも400箇所を優に超えます。
この400箇所とは別に、歩道部分をグリーンに染める路肩のカラー化は、徐々に整備が進み大変好評です。千葉市では、通学路の安全対策の一環で学校から半径500mを目安に通学路の路肩のカラー化が進められておりますが、私自身、数年前に議会の一般質問で「先進的な京都市では学校から半径200mを基準に延長100kmの整備がなされている。(当時の千葉市は8~9km。)千葉市も基準を設けた上で、全市的な整備を!」と訴えた成果だと思っております。
交通安全のみならず防災、防犯を含め、やはり安全・安心こそ市政に求められる一丁目一番地の政策ではないでしょうか。今後ともアンテナを高く張って、皆さまのお声にスピード感をもってお応えして参ります!