指定廃棄物の長期管理施設をめぐる問題について
◆概要とこれまでの流れ
千葉県内で排出された指定廃棄物(8,000~100,000ベクレル/kgの放射性物質を含む廃棄物)の長期管理施設について、環境省は中央区蘇我にある東京電力の敷地をその候補地として選定しました。
現在、県内にはおよそ3,700t(トン)の指定廃棄物があり、その多くは東葛地区(柏市、松戸市等)に集まっております。
千葉市にも約7.7tありますが、その選定過程には納得できない部分があり、選定結果を受け入れることは困難と考えております。
なお、環境省から通知のあった4月24日以降、これまでの経過は以下の通りです。
4月24日 環境省より市、県に対し選定結果を通知
5月20日 環境省より議会への説明・質疑を実施
6月02日 議会として環境省に対し、二回目の質疑を実施
6月09日 議会として環境省に「再協議を求める決議」を提出
6月10日 市長が環境省に「再協議の申し入れ」を提出
※現時点(7月7日)、市及び市議会ともに環境省に対して受け入れ困難を表明し、再協議を求めているところです。
◆県、市はどこまでも住民目線で!
候補地の選定手法や「県内1ヵ所への集約処理とする」ことなど、計4回に渡る千葉県市町村長会議によって議論されてきた経緯があります。
県及び市行政には、その一連の議論に加わってきたことを踏まえ、より主体性を持ち、どこまでも住民目線で事に当たることを求めております。
◆議論は十分だったのでしょうか?
各県の市町村長会議では、候補地の選定にあたって「地域特性として配慮すべき事項」について協議されております。例えば宮城県の場合、「年間50万人以上の観光客が訪れる施設を持つ行政区は対象外とする」ことが盛り込まれましたが、千葉県ではそうした議論は行われておらず、議論は十分であったのか疑問が残ります。
ちなみに千葉市では、幕張メッセや千葉神社などに年間1,500万人以上の観光客が訪れております。
◆「排出自治体での継続保管が最も現実的」と考えます!
公明党市議団では、千葉市の新港清掃工場や柏市を視察して参りました。思った以上に厳重に管理されており、線量もさほどの数値を示していなかったことから「果たしてこれらを無理に動かす必要があるのか?」というのが率直な感想でありました。
千葉県の指定廃棄物は、他県と比較しても少数の自治体(10市)での排出に留まっていることから、「排出自治体での継続保管が最も現実的であると考えます。

