議会質問②
千葉市の“三都心”の一角を占める蘇我地区は、市内で人口が最も集積する地域であり、鉄道にあってはJR各線の結節点ともなっております。したがって、この地区における交通の利便性向上は、都市としての活力を増し、魅力を向上させていくことにつながると考えます。
◆京葉線とりんかい線の相互直通運転実現に向けて
京葉線とりんかい線の相互直通運転については、京葉線の発着点となるJR蘇我駅を抱える蘇我地区の住民にとっては大きな関心事項となっております。本年度実施予定の調査等、主なQ&Aは以下の通りです。
Q.本事業の意義は?
A.京葉線沿線から臨海副都心、新宿、渋谷、埼玉方面へのアクセス性向上の他、京葉線沿線における駅周辺のまちのポテンシャルを高め、臨海部全体の発展につながる。
Q.調査内容は?
A.東京駅・新木場駅における利用状況アンケートや新木場駅における乗換え者数の計測、関係する路線の利用動向などの分析、相互直通運転による需要の変化や運賃収入などを解析する。
Q.鉄道会社との交渉経過やスケジュールは?
A.9月以降本格的に着手する調査の実施に協力頂けることとなっており、H27年度から協議開始、H28年度を目途に社会実験的な試行運転を実施したい。
◎りんかい線経由で羽田、横浜へ?
現在、横浜市などが主体となり、東海道の貨物線を活用し、品川-東京テレポート-天空橋-浜川崎-桜木町に至るルートも検討されております。また、東京都心と羽田を結ぶ新たな路線も検討されております。
少し夢の話なのかもしれませんが、京葉線からりんかい線を通じて横浜や羽田へつながるルートなども実現の可能性があるのかもしれません。
◆東口駅前広場の拡張 / バス路線の再編は? 改札口の増設は?
蘇我駅東口広場の再整備については、来年度の都市計画決定を目指し、本年度、基本計画がとりまとめられることとなっております。ピーク時にはバス、タクシー、マイカーであふれ、広場の外には企業や大学のバスなども発着していることから、バス路線の再編と併せ、調整を求めてまいります。
また、多くの要望を頂いております、上り側(北側)への改札口の増設については、現在の乗降客数では実現は難しいようでありますが、継続して要望してまいります。なお、広場の整備時に新設されるであろう北側階段を、より上り側へ敷設することも一案として提案しております。