議会質問④
◆「赤ちゃんの駅」の更なる普及
千葉市では、乳幼児連れの親子が安心して外出できるよう、授乳やおむつ替えができる施設を「赤ちゃんの駅」として登録しておりますが、民間施設への広がりはほとんど見られません。一方で、そうした機能を持つ店舗は実際には多く存在するものの、登録の普及が進んでいないために、市民各自が個々に調べたり問い合わせているのが現状のようであります。店舗にとっても宣伝ともなるだけに、啓蒙活動により積極的に取り組むべきと訴えました。
当局からは、「個別訪問や周知の徹底を図り、更なる普及促進に努めていく」との答弁。今後の一層の努力を促しました。
◆教育環境の充実
千葉市の子育て世帯向け調査で「子育てに関して、どのような情報提供や相談・支援を受けたいと思いますか?」との問いに、最も多かった回答は「地域の子育て支援に関する様々なサービスの内容」「子どもの学習や進学に関すること」の2点。「より良い教育」「より最適な進路」は全ての親の願いである一方、現実はその多くは教育環境(学校)を選ぶことはできません。だからこそ、信頼と安定、そしてできればプラスαの魅力を兼ね備えた確かな教育行政の推進が求められていると考えます。
近年、自治体によっては教育行政において独自色を強める動きが見られます。例えば東京23区では、小中一貫教育や早い段階での英語学習などに取り組み、多くの区では小学校の選択性なども導入されております。個々の施策の是非はともかく、今後の千葉市の教育行政はいかにあるべきでしょうか?
そこで、今後の一層の教育環境整備・充実について、市長の思い・展望を伺いました。市長からは、「街づくりと教育行政の連動が求められる中、小中一貫校の推進やICTの活用などに取り組む」「慎重な改革と時代の変化に対応した挑戦の両立が肝要であり、何よりも教職員の資質とモチベーションの向上を大切にしていきたい」との答弁。子どもにとって最大の教育環境は教師であると考えます。全国に誇れる教員集団の形成、そこに焦点を定めた施策、そのための環境づくりに一層の配慮を求めました。