議会質問②
昨日に引続き、議会質問の概要を報告します。
1.行財政改革について
(2)BPRとクラウドコンピューティングについて
BPR(Business Process Re-engineering)とは、業務プロセス改革の意味で、業務の内容や流れ、組織構造などを分析し最適化することであります。自治体経営においても、縦割りの組織とその弊害となってきた情報システムを見直すBPRの取り組みは、最重要課題とも言えます。そして、幸いにも本市ではタイミング良く基幹システムの刷新時期を迎えており、更には国において、住民情報の管理を容易にするマイナンバー制度の導入も現実味を帯びつつあります。まさに本市にとっては、市役所そのものを大きく変革していく最大の契機であります。
そこで今回は、千葉市が現在取り組んでいる情報化(電子市役所)について事業規模や内容、進捗状況を伺うとともに、BPRの取り組み状況、及び想定される効果や課題などを質問しました。
答弁によれば、総事業費は約76億円。市役所史上でも最大規模の一大プロジェクトであり、①転入手続きなどにおける区役所窓口のワンストップ化の実現も具体性を帯びてきたこと、②庶務事務の外部委託も検討していること、③各区役所のバックオフィスを一カ所に集約させることにより大幅な人員再配置が可能であることなどが明らかになりました。
「主張&最終答弁」
私自身、前職でいくつかの企業のBPRに携わって参りました。つたない経験ではありますが、BPRを成功させるカギは、「職員の意識改革」と「強力な推進体制の確立」であると考えます。そこで、①本市が目指す「ICTを活用した自治体改革」をビジョンとしてまとめ職員及び市民に広く発信していくこと、②市長配下に事実上の力あるCIOを擁立すること、の大きく2点を主張しました。当局からは、「①職員の意識を改革するため、研修などにより一丸となって取り組む体制を構築する、②ICT分野での職務経験のある外部人材の登用を検討する必要がある」との答弁がありました。
※編集後記
今朝の新聞報道にもありましたが、千葉市がCIO補佐監の公募を開始しました。CIO補佐監は、CIO(情報統括管理者=市長)を補佐する実質的な情報化施策の責任者となります。局長級とのことで、市としてはこのクラスを公募するのは初めてであります。
個人的には、(今回の質問でも主張しましたが)CIO補佐監は市役所改革の事実上のトップであることを考慮すると、永続性の担保という観点からも本市職員がその任にあたるべきであり、むしろそのブレーンになる人材こそ外部から登用すべきと考えます。私個人の経験上、これだけの規模のシステムは一筋縄でいくものではなく、チームワークも重要であります。いきなりトップの人材登用というよりは、ナンバー2、3くらいの人材を多用する方が良いと思うのですが・・・。
とはいえ、既に決定されたことですので推移を見守りたいとは思いますが、的確な人材が見つかることを祈ります。

