民主にすり寄り??
「公明党は、今度は民主党と一緒になるの?」
「民主党とはどうなっているの?」
街頭での遊説活動や地域を歩いていると、最近こういった質問をよく投げかけられます。
一部のマスコミ報道と、今回の「子ども手当」「高校無償化」の両法案に賛成したことが背景にあるようです。
しかしながら、いわゆる「すり寄り」報道は全くの的外れであり、遺憾であると申し上げておきたいと思います。
●なぜ「子ども手当」「高校無償化」に賛成したのか?
1)「子ども手当」について
今回公明党が賛成し、成立した「子ども手当法案」は、2010年度限り”単年度の法案”であります。
多くの国民が疑念を抱いている、(財源が不透明なままの)満額26,000円の子ども手当ではありません。
すなわち、国会において、賛成討論で述べている通り、2011年度以降の満額支給に賛成するものではありません。
ここが最大のポイントです。
では、今回成立した法案とは?
①2010年度限りの措置
②民主党がマニフェストで主張した”全額国費”でまかなう「子ども手当」とは全く異なり、その財源には、
国・地方・事業主が費用負担する現行法の”児童手当の枠組み”を活用
③給付額は、半額の13,000円
つまり、実質は”2010年度限りの単年度の児童手当拡充法案”であります。
私たち公明党は、およそ40年に渡って「児童手当」を生み育ててまいりました。
昨年の衆院選でも、支給対象の中学卒業までの拡大、支給額の10,000円への倍増を訴えておりましたが、
今回の法案は、実質的にそれらを実現するものであります。
そして、そうした一定の評価はするものの、
①保育サービスの一層の充実など、バランスの取れた総合的な子育て支援策を
行うべき
②支給対象に児童養護施設の入所児童などを加えるべき
との考え方から、法案の修正を求めました。
これらの修正案に対し、与党サイドが修正に応じた為、賛成の立場をとったわけであります。
国民生活を守るために重要と思われる政府の施策については、賛成するものは賛成、修正すべきものは修正
を要求していくというのが、基本的なスタンスです。
公明党の山口代表が、「政党は政策実現に向けて努力するのが使命」と述べている通りであります。
ここ数年、野党時代の民主党が、政局を意識して”何でも反対”をしてきただけに、野党でありながら賛成したこと
に違和感を感じる方も多かったのかもしれません。
2)「高校無償化」について
先進諸国には「幼稚園から大学までの公教育は公費で」との考え方が多く、特にヨーロッパでは高校、大学を
含めた無償化の国がたくさんあります。
公明党としても、「子どもたちが経済的な理由から十分な教育を受けられないことがないように、
「公費負担の拡大」を掲げております。(近年も幼保無償化を訴えてきております。)
今回の高校無償化は、その流れの中で一歩前進と評価でき、一部足りない面を補った修正を求めたところ、
修正が受け入れられたことから賛成致しました。
●鳩山政権には是々非々で
「民主党と公明党が接近」などとするマスコミ論調は、2月の党首討論から強まってきました。
①2月17日の党首討論
公明党が強く求めている「政治とカネ」の与野党協議機関の設置に、鳩山首相が「賛成」を明言
②2月24日の政策提言
(全国3,000名の議員による調査活動によりまとめた)新介護公明ビジョンを、山口代表が首相に手渡した際に
「厚労省に検討を促す」と約束
③今回の「子ども手当」「高校無償化」両法案について与党と公明党で修正合意
これらは、いずれも公明党の国民目線に立った主張や現場に根差した政策について、政府・与党が積極的な
検討を約束せざるを得なかったということであり、「すり寄り」報道などとは全く次元が異なります。
したがって、公明党が政府に対して政策の実現を迫る「政策レベル」の話を、無理やり、夏の参院選に絡めた
「政局レベル」の話にしようとしているのは、非常に遺憾と言わざるを得ません。
現に、マニフェストに固執しすぎて水ぶくれしてしまった2010年度予算には、厳しく批判し反対するとともに、
民主党をめぐる「政治とカネ」の相次ぐ疑惑に対しても追及の手は緩めておりません。
(先日の山口代表の党首討論を見て頂ければ、一目瞭然です。)
http://www.youtube.com/user/Newkomeito
鳩山政権の政策に対しては、「是々非々(良いものには賛成、悪いものには反対)」で臨みます!!
