兵庫県明石市の小中学校を視察
5月31日、兵庫県明石市の小中学校(計5ケ所)を視察して参りました。
芝生化の成功失敗を左右する土壌改良は専門業者に委託するも、それ以外の作業は教職員、PTA、自治会員からなるボランティア、通称「芝生サポーター」により実施されているそうです。経費については、土壌改良、芝、維持管理、それぞれにヘーベー単価を設定し、助成金額の上限も設けた上で、必要ヘーベー数分を市が支給する仕組みであります。各学校、幼稚園は、芝生サポーターの組織が立ち上がった段階で、それぞれの校庭事情に合わせて、敷設場所、面積を協議し、必要ヘーベー数を市に申請する仕組みです。
実際に視察した全面芝生化されたある幼稚園では、のびのびと走り回る園児たちの姿がとても印象的でありました。また、市が実施したアンケートには、「芝生を踏むことで弾力を感じ、それが心の安定につながっていると思われる」といった声も寄せられておりました。
今日の社会においては、子どもがけがを恐れず、思い切って体を動かすことのできる機会を意識して確保していく必要があると考えます。