バックナンバー 2014年 8月
第35回九都県市合同防災訓練が、千葉市立みつわ台中学校とみつわ台南小学校で実施され、参加・観覧しました。
想定は、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3規模の推定、千葉市内では震度6弱以上の揺れに襲われ、市内全域で家屋の倒壊や火災をはじめ、道路の損壊、電気・ガス・水道などライフラインにも被害が発生している状況での訓練でした。
会場内には、初期消火訓練や心肺蘇生法の実習、地震が体験できる防災普及車などの展示・体験コーナーがありました。私は防災普及車に乗り震度7の揺れを体験しましたが,とても立っていることができない衝撃を体感しました。
身の安全などの適切な対応を図るためには、日ごろから災害に対する備えとともに訓練を重ねることが必要であることを再確認しました。
8月18日、尾道市を訪問、「尾道方式」と言われている地域包括ケアシステムについて調査しました。
尾道市医師会が主体となって、予防から医療と看護・介護と切れ目なく一貫して、地域住民を支える総合的・複合的な仕組みが地域住民の安心につながるセーフティネットとしてしっかりと機能をはたしていることが解りました。
特に、地域ケアの手本とされているのが、急性期から回復期への転院時や在宅への移行時に行われている「ケアカンファレンス」の実施と思われます。医師、看護師をはじめ、ケアマネ、薬剤師、ヘルパー、患者さんなど多職種で構成されたケア会議が行われていました。
今後、千葉市でも地域包括ケアシステムの構築に向けての取り組みが
加速されます。尾道方式が大変参考になりました。