こんにちは 柏市選出の公明党の阿部俊昭です。
代表質問に先立ちまして、先般の台風と大雨により、亡くなられた方のご冥福をお祈り
申し上げますとともに、被災した全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
希望を見失わずに前進されますことを祈っております。
(マレーシアからご一行お客様が傍聴に テリマカセ・・・ありがとうございます と挨拶)
1,知事の政治姿勢について
会派を代表して質問いたします。 はじめに知事の政治姿勢について伺います。
千葉県が、県民の生活と県政の主要分野にわたる県民の関心、要望、意向などをとらえ、県政推進の基礎資料とすることを目的として、昭和50年度から毎年実施してきたのが「県政に関する世論調査」です。
この世論調査での 県政の要望の第1位は 知事もおわかりと思います。
「災害から県民を守る」です。 これは平成23年から8年連続です。
まさに東日本大震災を経験し乗り越えようと進んできた県民の願いのあらわれではないでしょうか。この県民の思いに寄り添うならば、当然県政を担う者としての行動規範が決まってくると思うのです。
防災・減災は政治の主流になってきているのです。
平成21年就任の森田知事は、平成23年の東日本大震災の時には、この議場で私たち議員と地震を体験し、その対応に私たち県民のために命がけで走ったはずです。627万県民の生命財産を守るリーダーとして、あの原点を忘れてはならないと思うのです。 1”30
県災害対策本部は、地震時は、震度5で自動設置されるものの、「風水害は災害救助法適用基準に達する程度の被害が発生するおそれがある場合など 知事が必要と認めるとき」とあります。 今回の巨大な台風・大雨は、情報を駆使すると、地震津波とはちがって、ある程度予想でき、台風15号の時には、早期の災害対策本部設置し、その対応に県庁あげて取り組む事が可能だったのです。
9/8には、出先機関の土木事務所では、休日にもかかわらず宿泊体制をとり、緊迫の深夜を迎え、翌日早朝より、県職員が県道や県管理河川の状況確認に回っていました。柏市内でも資材置き場の塀が倒れ、県道一車線をふさいだところで懸命に対応する県職員の姿がありました。9日朝は、私も5時間かけて柏市内 県道や県有施設周辺を走り 冠水道路は集水マスのゴミの除去をして見回りました。
8日夜立ち上げた我が党の県災害対策本部には、各地から甚大な被害情報が集まってきまして 党の国会議員・県議・市町村議員は朝から千葉市内の突風被害の駅や学校、山倉ダムや 県内各地を回り、実態把握に走りました。
自ら被災しながらも、県民の励ましに走った方々がたくさんおられました。
甚大な被害が広がっていることを確認し、私達は10日午後、知事への緊急申し入れをしました。しかし、知事は県庁におりませんでした。
11月22日の第1回検証会議を傍聴しましたが、席上、名古屋大学教授でもある坪木委員が、「情報があってはじめて確かな判断ができ、行動につながる」との指摘は的を射ていました。
確かな情報が知事の下に集まらなかった、集めなかったことが、判断を狂わせ、適格な行動に繋がらなかったと思うのです。 高度な情報が集まる災害対策本部で、県庁で迅速な判断ができる体制をとるべきでした。
災害復旧・復興本部の立ち上げで本格的な復旧に取り組みはじめたことは、評価し、県民の皆様のためにも全力で応援していきたいと思います。そこで知事にお尋ねします。
①防災減災が県政の主流と考えるが、今回の災害対応の初動とこれからの復旧・
復興への知事の所見を伺いたい。
- 台風15号・19号及び大雨関連の対応と提案について
- 地方税の徴収、滞納問題について
- 私立高校の就学支援について
- 消費者問題について
- 健康福祉問題について
- 銚子市沖における洋上風力発電の促進について
- 教育問題について
- その他