2009-0723 観光経済委員会の行政視察」レポート
今回は「観光経済委員会の行政視察」レポートです。
◎新人議員の、勝手な活動報告2009-07-23です
■いよいよ衆議院が解散されました。
8月30日(日)投票日目指して、40日間の選挙戦の始まりです。
マスコミの多くは、自民か?民主か?と二者択一を迫る論調です。
しかし、自民には大いなる「不満」、民主には浅からぬ「不安」を覚えるのが有権者の偽らざる実感ではないでしょうか?
今回で小選挙区比例並立制の5回目の衆議院選挙となります。
政権党を意識して投票する小選挙区選挙と、
多様な国民の声を反映するための比例区選挙。
この2票の行方が日本の将来を決していきます。
私もひとりの地方議員として、暑い夏の熱い選挙戦に突入しました。
■5月から4年任期の前半2年間を経過し3年目に入りました。
節目を迎えて考えたのは、勤務スタイルの継続と、議員活動を再学習です。
勤務スタイル=「午前中は市役所に出勤するサラリーマン議員」です。
議員活動の再学習=「前半2年間の議会資料を再読・整理」すること。
まだまだ駆け出し議員。どこまでも駆け出し議員で行きます。
■2009年5月・6月の活動報告(2ヶ月分合併号):
今回は「観光経済委員会の行政視察」レポートです。
●行政視察レポートの前に、「委員会」のことを少し説明します。
別府市議会には4つの常任委員会があります。
行政組織(部課)を4グループに分けていて、各委員会は担当の部課グループに関連する条例・予算などの実質的な審査をして、委員会の議決を行います。
委員会はその結果を本会議に報告し、本会議で最終議決をするわけです。
各委員会は7名・8名です、同じ構成メンバーが順番で各委員会に所属し、任期は4月から1年間、4年間で全委員会を経験できるのです。
4つの委員会は次のとおりです。
1:総務文教委員会
2:経済観光委員会
3:厚生消防委員会
4:建設水道委員会
荒金は本年度は経済観光委員会の一員となりました。
この委員会が担当する市役所の部署は次のとおりです。
1:観光まちづくり課
2:温泉課
3:文化国際課
4:商工課
5:競輪事業課
6:農林水産課
文字どおり別府市行政の産業経済と観光行政がフィールドです。
●今回は「競輪事業」に関する行政視察となったので、
レポートの前に、荒金と競輪の出会いを知ってもらいましょう。
***** 荒金と競輪の出会い(始め) *****
別府市に「別府競輪(けいりん)」という、公営ギャンプルがあることは知っていました。しかし議員になるまでの48年間、一度も足を運んだことがありませんでした。何故かと言えば、学生時代にはパチンコには凝ったことがある程度で、競輪・競馬・競艇などのギャンブルを実践する場も経験もありませんでした。そのためか、競輪を肯定的に見ることが出来なかったからです。
そんな私が、競輪場に初めて行ったのは、競輪場で食堂をしている知人に選挙のお願いに行ったときでした。そして今回の視察に備えて競輪のルールを俄か勉強し、初めて車券を買ったのでした。車券を買う基本は「2車単」で、ハイリターンを狙うには「3連単」などなど・・・(全くの付け焼刃です)。
人間は不思議なもので、怪しく思えていたギャンブル競輪もある種の大人の嗜好なんだと受入れつつある自分に驚いています。
恐らく未成年までは嫌ってたタバコ・アルコールを20歳で喫煙・飲酒を覚えると子どもには分からない大人の嗜好に納得したようなものでしょうか?
とは言ってもこの2ヶ月で買った車券は僅か3千円。もちろん全て外れました。それでも、いつかは大穴を当てたい・・・と思っています。
また、競輪場では思わぬ知人にバッタリ遭ったりするんですよ。
***** 荒金と競輪の出会い(終わり) *****
●いよいよ、ここから今回の行政視察のレポート風の報告です。
《A》日程ほか概略
視察日程=5月11日(月)〜13日(水)の2泊3日
視察事項=「競輪事業改革」について、
=「小江戸川越の観光施策」について
視察先 =千葉県松戸市(松戸競輪場)、
=埼玉県川越市(川越市役所、一番商店街、川越まつり会館ほか)
宿泊先 =ホテルコムズ銀座(2泊)
《B》松戸競輪場へ視察の一日
5月11日(月)
8:45=別府市役所に集合、別府市のワゴン車で大分空港へ。
10:15=大分空港発 ANA194
11:45=羽田空港着
12:30=モノレール・JRで新橋駅へ到着し、ホテルにチェックイン
14:00=JRで千葉県松戸市へ到着
14:15=松戸競輪場へ到着
16:00=松戸競輪場を出発
17:00=新橋駅到着し、宿泊ホテルに
18:30〜夕食に外出
22:00=宿泊ホテルへ着
=その後は・・・
《C》松戸競輪場のレポート:
◆千葉県松戸市の概要:
松戸市が千葉県の都市とすぐ分かる人は、東京周辺に住んだことがある人か、よほど競輪に詳しい人ではないでしょうか? 千葉県では千葉市・船橋市に次いで人口が3番目の都市です(約47万4千人)。
ちなみに大手ドラッグストアーチェーン「マツモトキヨシ」の創業者の松本清氏は松戸市長でした。在任中の昭和44年に全国自治体で初めて日本初の即応部門「すぐやる課」を市役所に設置したことで有名らしいのです。
◆松戸競輪場の概要:
松戸市は東京都の東に接する位置ですから、東京周辺の競輪ファンがJRとバスで松戸競輪場に押し掛けるそうです。しかし、その松戸競輪場でさえ車券売上げが減少しているのが現状でした。
松戸競輪場への視察では次の項目を中心に関係者から説明を受けました。
1:事業収益増加への取り組みについて
(場外車券売場の設置、チャリロト参入により見込まれる事業効果)
2:集客力増加、車券購入単価増加への取り組みについて
(ナイターレースの実施など)
3:ビッグレース誘致への取り組みについて
(2010年の日本選手権競輪誘致など)
4:民間委託の実施について
(民間委託実施への経緯、実施後の効果など)
5:その他
(今後予定している新しい施策など)
その後、松戸競輪場の施設案内をしてもらいました。松戸競輪場は立派でしたよ。1周コース距離は333メートルで、別府競輪場の400メートルに比べると小さいコースです。しかし野球場の観客席のようなスタンドがコースの周囲360度を囲んでいました。コースにも出て歩きましたが、バンクの傾き(コースの内側から外側への傾き)にはビックリしました。普通の自転車で駆け上がるのも困難な角度で外側に反り上がっているんです。自転車が走行するコース上に可愛いマスコットキャラクターが描かれていたり、中央のグラウンドには涼やかな噴水池があったり、緑鮮やかな芝生も見事に生え揃えています。コースの内側だけを見れば立派な公園のようでした。
競輪場にはお得意客用のお部屋があるんです。ゆったりした豪華なソファ、木目のテーブルの上にはタバコと灰皿を備えています。コーヒーなどの飲み物もフリーです。地上20メートルの高さから見る猛スピードの競輪レース。もちろん別途利用料金が必要です。どの分野にも一般客からお得意先まで厚い客層があるんですね。
◆「別府競輪」の概要と(松戸競輪場)の比較:
平成20年度の数値です。(松戸競輪場の数値)
・開催日数=約70日、(58日)
・総車券売上高=約120億円、(203億9000万円)
・1日平均売上=約1億7200万円、(3億5100万円)
・車券購入単価=24100円、(17200円)
・本場入場者数=81739人、(266823人)
・一般会計への繰出金=5億円、(2億円)
以上のデータで別府と松戸の経営を単純比較することは出来ません。
周辺に競合する競輪場がある千葉県松戸市と別府市では多くの条件が異なると思うからです。ただ一般会計への繰出金に注目すると、別府競輪は5億円、松戸競輪は2億円です。繰出金とは競輪事業の利益から自治体に提供できる金額です
つまり、売上高が低い別府市のほうが、自治体への貢献度は高いのです。
《D》議員の行政視察の限界とほろ苦さ:
競輪事業の売上が毎年低下している現状をどうするか?、そして今後の競輪事業をどうするか? これが本年度の観光経済委員会の重要なテーマなんです。
こんな重要なテーマを抱える観光経済委員会の取組みは、まず現状を把握するために、競輪事業課の課長さんから説明を受け、必要と思われるデータを要求するのが第1段階。次に進んだ取組みをしている自治体の事例を勉強に行こうというのが行政視察(らしいの)です。
しかし、テーマに関して素人の議員が、
・行政視察を本当に実りあるものとしているかどうか?
・視察前に予習が行われているか?
・視察後に復習・意見交換・継続的な深め合いが行われているか?
・競輪を愉しみ、競輪ギャンブルに挑戦する競輪ファンの心理がわからなくて、 今後の競輪事業を語れるのか?
等々の疑問に襲われるのです・・・。
荒金の力不足ゆえか?
行政視察の限界か?
ほろ苦さを覚えながら、手元に蓄えた資料を今日も読んでいます。
●
■今月の俳句(オマケです)
ひるすぎの町音にゐて心太 (桂 信子)
翅わつててんたう虫の飛びいづる (高野 素十)
田の干割れどんどん喜雨を吸い込みぬ (岩田 美蜻)
■今回の活動報告は、「荒金たくおHP」にも登録しています。
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