◎新人議員の、勝手な活動報告2008-06-07です
●今月の疑問:続『委員会付託−委員会審査』・・・委員会審査の実録
◎新人議員の、勝手な活動報告2008-06-07です
5月で新人議員として1年。新しい職場、新しい仕事に飛び込んで・・・1年。
別府市内を歩き、自転車で、バスで、電車で、もちろん車で動き回りましたが、
やっぱり別府は広い。別府は面白い。別府は素敵だ。
そして、やっぱり議員は難しい。さあ、今日も行ってきます。
、◆「議会とはどんな所?」コーナー
●今月の疑問:続『委員会付託−委員会審査』・・・委員会審査の実録
先月は、委員会審査についてレポートしました。
今月は、5月に開催された実際の総務文教委員会審査の経過をお伝えして、
虚像でない「議会」をレポートしようと思います。
○N小学校とK小学校を、K小学校地に別府T小学校として統合することが、
6月5日の本会議の初日に議決されました。
初めに、そこに到るまでの経過をあらまし述べます。
(なお、野口=N,北=K、中央=Tとしています)
○別府市は、少子化に伴い、学校規模適正化を進める一環として、
旧市街地(富士見通りより南側)の6小学校を、2校ずつ統合して
3校にする事業を計画・実施してきました.
第1期は、平成14年に旧南小学校と旧浜脇小学校を統合して、旧浜脇小校地に、
新規に(新)南小学校を開校しました。
第2期は、平成21年にN小学校とK小学校を統合して、K小校地に、
新規に(新)別府T小学校を開校する予定。
第3期は、平成23年に青山小学校と西小学校を統合する予定、
新規小学校の校名と校地は未定。
第1期統合が終了後、平成17年にN小・K小統合検討委員会を発足させて、
『校地』と『校名』に関して、約1年間9回の審議を行い、校地はK小学校、校名は別府T小学校と決定し、教育委員会に『答申』をしました。しかし、特に校地をK小学校にするか、N小学校にするかが大きな争点であり、両校の住民の主張の相違が大きく、
話合いで合意には至らず検討委員会の中で、投票を行い小差の決定となりました。
教育委員会は、その答申を尊重して機関決定して、後は市議会に統合議案を上程して、議会の議決を待つ状態となりました。ただし、公立学校の設置・廃置に関しては、通常の過半数議決ではなく、出席議員の3分の2以上の賛成が必要になる重要議案扱いなので、すんなりと議決して成立するかどうかは困難視されていました。
果たして、K小学校地の安全性に大きな不安を持つN校区は、教育委員会と市長と市議会に質問書、陳情書を提出して、何とか第2期統合案を見直しててほしいと訴えて来たのでした.
○それが、新年度の3月議会に上程されました。
教育関係の議案審査をするのは総務文教委員会になるのですが、新年度から
議員が所属する委員会が異動するために、前年度まで、建設水道委員会だった
メンバーが総務文教委員会になり、私もその一員となったのです。
正直これまでの詳細な経緯もわからないままで、3月の委員会で教育委員会から
過去の経過説明を受けるところから始まりました.
○N校区の皆さんが見直しを求める理由は、
1:K小学校の安全性に対する不安
海岸沿いの埋立地に立地するため、地震・津波時には大きな被害が想定される
車の通行量が非常に多い国道10号線を横切って通学するため交通事故の不安
多量の排気ガスを排出する国道が通学路になり、こどもの健康に対する不安
街中から離れた地域なので住民の目が届かず、不審者・不慮の事件に対する不安
2:2校が統合して1校になっても、進学する中学校がもともと別々になり、統合の効果 が出ない
3:予想以上の少子化で、統合の目的である適正な学級数を何年間維持できるのか
4:N小学校の跡地利用計画が見えず、地域活性化への対策が不十分
以上のような点でした.
○3月の委員会審議では、統合校区検討委員会の答申、教育委員会の決定を
踏まえての上程議案であるが、
教育委員会の進め方に不備がある、
N校区の理解をもう少し得る必要がある、
小学校のみの統合ではなく中学校の校区編成も同時に検討する必要がある、
等々の多くの慎重意見が出たために、委員会としては継続審査となりました。
○継続審査中の委員会の活動は、
4/ 7(月)再度委員会審査を行い教育委員会に質疑応答
4/15(火)教育委員会がN校区で説明会、それにオブザーバー参加
4/23(水)教育委員会が、K校区で説明会、それにオブザーバー参加
5/14・15・16 東京都墨田区、埼玉県富士見市に学校統合で視察訪問
○そして6月の定例議会が始まる前の5月28日に、上記の継続審査活動を踏まえて、
再度委員会を開会しました。
教育委員会からは、教育長、参事、教育総務課課長をはじめ12名程が出席しました。
マスコミは、今日新聞・大分合同新聞・毎日新聞などが詰掛けました。
そして総務文教委員以外の議員も10名近くが傍聴に加わりました。
テーブルに着いた7名の総務文教委員も緊張の面持ちでした。
10時5分、「ただいまより、委員会を開会いたします」と委員長の発言で審査が始まりました。
○私が最も気になったのは、今日の委員会審査で採決までするのか否か?でした。
3月からの継続審査になっていたと言うことは、もめていた議案であり、
N小・K小校区のみなさんはもちろん、報道陣も注目しています。
通常は委員会の採決結果が、ほぼ本会議の議決になりますが、今回は本会議で出席議員数の3分の2の賛成が必要な重要案件です。このような「もめる議案」を審議する委員会の実像は・・・
○賛成・反対の判断とその理由は各会派・各議員の見識ですし、その相違を論じるのは
このレポートの目的ではありません。あくまでも「もめる議案」を委員会で審査する
経過を通じて、新人議員の私に写った委員会の実像をレポートすることです。
審査の経過は、委員からの質問から始まりました。原案を指示する立場より、批判的な質問に対し、教育委員会の苦しい答弁。私も批判的な質問をしました。45分ほどやり取りがあったところで、委員長が「休憩します。委員の皆さんは隣の部屋に移動して下さい」と発言して、相撲の水入り状態になりました。
○隣の部屋では、委員会の正式な開会時間帯ではありません。
しかし、本日で採決するかどうか?・・・等々が大いに語られました。
曰く「原案のままでは賛成できないな〜」
曰く「子供たちのために、これ以上結論を延ばすわけにはいかない」
曰く「付帯決議を付けて採決をするのはどうか?」
・・・
委員会室とは異なり、自由で率直な意見が交わされました。
詳細を全て述べることはできませんが、こんなやり取りから、
付帯決議の文面を推敲し、賛否の先読みがあったように思います。
休憩中の意見交換のほうが予想以上に時間がかかりました、
最終的に「付帯決議を付けて採決する」動議を出すことを決めて、
委員会室に戻り、委員長が再開を宣言して、動議提出、動議を採決、
最後に議案を採決し、委員会としては付帯決議を付して可決したのです。
○いわゆる「もめる議案」を議論する場合、正式な委員会の発言だけが全てではなく、
休憩中にも積極的な論議が行われていることを初経験しました。
そして、議会の実像がこんなとこにもあることを知らされました。
以上、今月のレポートです。
●九州も入梅したようだ宣言がありました。
初夏を思わせる日差しと雨模様が交互のやってきます.
初夏、衣替え、入梅、季節の変わり目、体調管理にご注意下さい!
●今月の俳句(オマケです)
麦秋や書架にあまりし文庫本 (安住 敦)
別なひとみてゐる彼のサングラス (黛 まどか)
上の句はなんであらうと初松魚 (加藤 郁や)
●今回の活動報告は、「荒金たくおHP」にも登録しています。
2007年6月以後の活動報告も、既にHPに登録済みです。
今後は「荒金たくお」のHPにもアクセスしてみて下さい。
●「荒金たくおHP」のURLは、
https://www.komei.or.jp/giin/beppu/arakane_takuo/ です。
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