2008-0306 質疑:議案審議の段階で最も重要なものについて
●今月の疑問:『質疑:議案審議の段階で最も重要なものについて?』
◎新人議員の、勝手な活動報告2008-03-06です
梅一りん一輪ほどのあたたかさ(服部嵐雪)の春を迎える3月になりました。
卒業、進学、入学・・・私も心新たに、新年度のスタート準備をしてゆきます。
◆「議会とはどんな所?」コーナー
●今月の疑問:『質疑:議案審議の段階で最も重要なものについて?』
皆さんの多くは、議会は議員が議論を闘わせる場所であり、
議員は議論するのが商売(仕事)と考えているでしょう。
私も同様に考えていました。しかし・・・、期待するほど議員同士が議論したり、
口角泡を飛ばしてお互いの意見を論じ合っているわけではないのです。
NHKの日曜討論、田原総一郎のサンデープロジェクト、タケシの
TVタックルの方が、私たちがイメージする議論・討論・対論に
近いのではないでしょうか?
司会の指名を受けて意見を述べ合う段階から、ヒートアップすると、
人の発言が終わらないうちに次々に発言をする。同時に3人ぐらいが発言する。
司会者も議論を盛り上がるために刺激的質問を投げ掛ける等々・・・。
これらの番組と比較すると、本会議で行われる議論はだいぶ物足りないと
思います。議事進行のルールがきっちり守られて、議論が無闇に
過激に走らないためでしょうか?
TV番組とは異なり、議員が座る椅子と執行部の雛壇が離れて
いるためにあまり熱くならないのではないか?・・・などと
私は勝手に仮説を唱えています。
今回は、「虚像でない議会」で行われる「議論」を報告します。
まず、市議会では誰と誰が議論するのか?実は議員同士が議論
するのではなく、議員と、別府市長以下の執行部の皆さん
(=部長・課長・参事)との議論なのです。
ただし、議員の側から議論を持ち掛けるのがふつうで、
執行部の側から議員に対し積極的に議論を持ちかけるわけ
ではありません。何故なら、執行部の仕事内容(仕事の目的から、
具体的な手順などまで)に関して、市民の代弁者として意見や
要望をぶつけて、変更・改善することが議員の仕事です。
それに対して、執行部は出来ることなら従来の仕事内容を、
従来の手順で行いたい。少なくとも自分たちの考え方とやり方と
ペースで仕事をしたいと考えがちです。
だから、執行部の側から議員たちに議論を持ち掛ける積極性は
生まれないようです。
双方が自分の主張を勝手にぶつけ合って一致点が見つからない
不毛の議論よりも、お互いの妥協点を探りながら、
一歩前進の着地点をどう見つけるか?
では、そのためにはどの様な議論の仕方が有効なのか?
そして、議員が執行部と有意義な議論をする場を提供し
確保しているのが、議会の審議の順序(ルール)としての
『質疑』の段階だと思われます。
議員の側からは、質問を通じて執行部の仕事内容を
質(ただ)していく。議員が質問しては、執行部が回答を返す。
この一問一答を繰り返し、積み重ねながら、
現状を浮き彫りにして、問題点・欠陥・不十分な点を指摘し、
変更・改善を認めさせていく。
他方、執行部の側は質問には答えながら、要望に応じられること、
応じられないこと。内部努力で可能なこと、新たに予算金額が
必要なこと。今月できること、年度内は無理なこと。
等々を判断しながら議員が納得できる回答をする。
いや、納得してもらえないだろうけれど苦しい実情を説明する
しかない場合もあるでしょう。
従って、議員に求められるのは、望む回答を引き出せる上手な質問、
効果的な質問であり、執行部に求められるのは、
許容できる範囲内で納得してもらえる、上手な回答、
効果的な回答です。お互いに直球勝負もすれば、変化球勝負の
ときもあるようです。
一般質問は、質問内容の事前通告をしますから、質疑のストーリーに
沿いながらどうやって有利な回答を引き出すか?
押したり引いたりの交渉戦です。
もちろん、市民の声の代弁者としての大情熱をもち、将来を見通した
先見的な見識、市財政を分析した上での冷静な判断を磨くのが大前提です。
私は、この様に「議論」を質問と回答を積み重ねてゆく『質疑』の
形式の交渉戦にしたことを面白いなと思います。
議会という職場の知恵ではないかとも思います。
もっと具体的な『質疑』の実例を引きながら解説できれば良かったのですが・・・
今回の「議論」レポートはこの辺で閉めます。いかがでしょうか?
なお、未熟な1年生議員の報告のために、私の独断や偏見が
ある場合はご容赦下さい。もし率直なご指摘があればご遠慮なく承ります。
●いよいよ、3月議会が始まっています。
2008年度の、新年度当初予算書の厚みと言ったら・・・
それも、一般会計と特別会計。読み通すどころか、
目を通すだけでも大変だ〜、今月は以上です。
●今月の俳句(オマケです)
海明けの海目にしみる旅の朝 (北 光星)
雛あられ両手にうけてこぼしけり (久保田万太郎)
卒業す一粒の麦地に播かれ (番條 澄子)
●今回の活動報告は、「荒金たくおHP」にも登録しています。
2007年6月以後の活動報告も、既にHPに登録済みです。
今後は「荒金たくお」のHPにもアクセスしてみて下さい。
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