今日は、6月定例議会の最終日ということで、議案・請願・陳情などの採決があり、その後は、全議員協議会、議会だより編集委員会、庁舎防災訓練、港祭り資金部会、永年在職議員受賞者祝賀会と続き、長い一日でありました。

今議会では、個人質問もさることながら、請願(手話言語法の制定を求める意見書の提出を求める請願)の採択に向けた、これまでの取り組みが、全会一致の可決で終えることができたことが、今までとは違う議会となった、と実感しています。

手話言語法を求める意見書の運動は、ろうあ協会が昨年秋より展開してきましたが、千葉県では、3月議会の段階では、まだどこも提出されておらず、今議会から、各地で本格的に取り組んでいる案件でした。

自分は、1年半ほど前から手話の勉強を始め、手話サークルの方々と接する機会も有って、この運動が地元で進める場合は、何らかの協力をしたいと思っていました。

4月から関係者と連携をとりながら、紹介議員の依頼(自分は付託委員会所属のため紹介議員にはなれないルールだったので)や、審議の流れなど、手続き的なことをお伝えしたり、なるべくスムースに進められるように準備してきました。

紹介議員を受けてくれた先輩議員(住ノ江議員)をはじめ、担当課、委員長、議長など、この請願の意味を説明させて頂いた皆さんが応援して下さったお陰で、請願者の趣旨にそった形で意見書の提出が決まりました。

「手話」というコミュニケーションツールが、ろう者等の当事者だけのものではなく、人と人をつなぐ「言葉」であるという認識を、多くの人が持つことによって、「手話」を使いたいと思う人が誰でも学べ、使える環境になると思うのです。

私がこれまで学習した範囲は「手話」の初歩の初歩であって、全然使いこなせていないのですが、それでも、「手話」は優れたコミュニケーションツールであることを実感していますし、もっともっと、日常的に目にする機会が増えることを期待しています。

負託委員会(教育民生常任委員会)での、請願者からの説明の際も、本日の本会議においても、手話通訳者が派遣され、手話サークルの方々が何人も傍聴にみえていました。

全国各地の議会でも、この請願運動は6月・9月定例会で展開されることと思いますが、木更津市がしっかりと結果を出して、次のステップに進めることが、自分にとっては、今議会における最大の収穫であったと思っています。

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