久しぶりのブログ更新となります。

6月議会も終盤。

今日は教育民生常任委員会を終え、終了後に、委員会の情報交換会がありました。

今回の議会で、私は「配慮ある行政対応の向上のために」という大綱で、主に、聴覚障害者への配慮について個人質問をおこないました。

冒頭の挨拶では、初めて手話で自己紹介をおこないました。

奇しくも、本日、参議院にて、障害者差別解消法案(通称)が成立しました。

私の聴覚障害についての知識は、甚だ浅いもので、勉強不足ではあるのですが、

なんとしても、「音による情報の欠如が、どれほど当事者の生活に困難を課しているのか」また、「まだまだ理解不足によって、情報量やコミュニケーションの差別が生じている現実」を多くの人に知ってほしい!

という思いで、質問しました。

結果的に、一歩前進したことも有り(議会傍聴の手話通訳派遣や、救急搬送時の指さしカードの活用)、提案させて頂いたことが、実現可能である旨の答弁を得ることができました。

しかし、本当は、もっと訴えたかったこともあったのですが、詰めの甘い質問に終わってしまい、自分としては、不完全燃焼な気持ちです。

「情報」について。昨今は、ネットやメディアの力によって、多くの情報を得ることができるのですが、

本当に正しい情報なのか、本当に必要な情報なのか、有益な情報なのかは、怪しいものがあると私は思います。

偏った考えや、歪曲した情報、時にはデマであっても、一度流れてしまえば収拾をつけられないくらいに氾濫してしまう。ある意味恐ろしいことです。

つまり、受け手の資質や人間性によっては、「情報」が正にも邪にも働くわけで、正しい理解をするのが本当に難しい時代なのかなと思います。

個別の事項についてのコメントは避けようと思いますが、

一時的に問題視して取り上げ、一方の立場の意見だけを振りかざすことが、ままあります。

私は、そうした騒ぎ方に、いつも違和感を感じますし、「あと1カ月もしたら、何事も無かったかのように、全く別のテーマで騒ぐのだろう」と思ってしまいます。実際にそういうことが沢山あります。

「情報」と「理解」の間には、先ほども述べたように、「発信」と「受信」と「分析」をする「人間」の資質が重要であると痛感しています。

自分はどうであるのかは、客観的に判断することはできませんが、

少なくとも、溢れかえる情報に翻弄されないように、そして、獲得した情報を「生かせる」ように、自身の鍛錬を怠らないように努力したいと思います。

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